R55女性あるある

R55世代(50~60代)女性の、心身や環境の変化・長年の仕事での経験・主婦目線での生活など綴るブログ

君の名は。瀧と三葉の再会は天文学的な確率

先日テレビでもまた「君の名は。」を放送していましたね。ご覧になった方も多いことでしょう。封切られた当初、職場でも話題になっていて私も映画館に観に行きました。

この感動的なラストシーンの実現性を、大真面目に数学的に計算し確率をはじき出した記事が面白かったのでご紹介します。

【目次】

瀧と三葉の奇跡の再会

瀧と三葉がお互いの記憶をなくして数年後、すれ違う電車の中からふと目があった二人は何かを感じ、電車を降りて"誰か"を探し始める・・そしてついに神社の階段で再開するラストシーン。

の神社の階段のモデルは、丸の内線 四ツ谷三丁目駅、JR中央線 四ツ谷駅が最寄り駅の「四谷須賀神社 男坂」。

階段の上から見下ろす風景はまさにアニメとそっくりです。(いや違った、アニメが現実の風景とそっくりなんでした・・)

ファンの間で聖地となっていて巡礼者がひっきりなしに訪れていたようですが、今はどうなんでしょう。

この記事は、現実の地理上で再会できる確率を計算してみたというものですが、驚くほどの低い確率に逆に感動してしまいました。

天文学的な出会う確率

すれ違いざま目が合った二人が乗っていたのは違う電車ですから降りた駅も違います。そこからその神社へ、同じタイミングで同じ場所にたどりつく。これがいかに天文学的な確率であるかが計算でわかります。

    
別に"その神社に行く"ということが決まっているわけでもなく、たまたまそこで出会っただけなのだから、その"たまたま"は二人それぞれの道の分岐点ごとにどれを選ぶかでどんどん確率が下がっていくわけです。

計算の詳しいことはこの記事を読んでいただくとして、結論は

2人が須賀神社で会う確率は「299溝 7520穣 8460杼7888垓分の1」

ひーっ!(コウ)とか(ジョウ)とか、初めて聞く単位ですよー。

億・兆・京・垓ぐらいまでは聞いたことがありますが、溝というのは垓のさらに3つ上の桁です。

それをふまえると、一体どれだけ強い運命の糸で結ばれていたんだって話ですね。

でもよく考えれば私たちだって、この時代のこの地球のこの日本のこの場所に生れ育って、恋人やパートナーなど特別な人とその時その場所で出会った確率って、実はもっと天文学的な数字で、まさに"運命"なのかもしれませんね。

♪ あの日あの時あの場所で君に会えなかったら、僕らはいつまでも見知らぬ二人のまま

小田和正ラブ・ストーリーは突然にの歌詞を思い出してしまいました。

ちなみにですが・・・瀧君がアルバイトしていたお洒落なカフェのモデルはその神社から歩いて15分、新宿御苑駅から徒歩5分位の「カフェ ラ・ボエム 新宿御苑」だそうです。

ブームも一巡していることですし、もし新宿界隈に行くことがあれば神社やこの店に寄って映画のシーンを思い出してみてもいいかもしれませんね。

コロナ以降初めての飲み会で思う

コロナ以降初めて会社での飲み会がありました。課のメンバーの送別会と、以前異動してきたメンバーの歓迎会もずっとできずにいたので、遅まきながらそれも兼ねた会でもありました。

【目次】

世の中はすでに大賑わいだった

会社のルールではまだ大勢での飲み会は禁止されていますが、×人以下なら許可するとのお達しがあったため、大手を振って開催できるようになったのです。

定時後にオフィスから皆で最寄り駅近くの飲み屋街に繰り出しました。本当に久しぶりの感覚でした。

夜の街はすでにコロナも何もなかったように大勢の人が溢れかえり、飲み屋や飲食店にも若者が列をなしています。

コロナ前を思い出す光景で、世の中はすでにこんなになっていたのか!と驚いて、あたりを見回しながら歩いていました。 
    
「飲み会をやろう」という話が出たのは課のミーティングの場でした。その時私は正直言って心の中で躊躇していました。断る気はなかったものの、あまり気乗りはしなかったのです。

というのは、感染者は減っていてもまだコロナは気になるし、そしてもうひとつの理由・・それは「マスク」です。

乗り気になれなかった理由

外で常時マスクをしだしてすでに2年半以上。職場の面々の前で正面切ってマスクをはずすのが少しためらわれたのです。

ずっと覆っていた口元をさらけ出すことになる飲食の場。いい歳して何言ってんだと思われるかもしれませんが、何だか人前で服を脱ぐような気恥ずかしさを感じてしまうのです。慣れってすごいですね。

以前から一緒に仕事をしている人はいいのですが、今のメンバーの半分はコロナ後に異動などで同じ部門になった人たちなので、お互いまだマスクをとった顔をちゃんと見たことがありません。

私の顔はマスクのお陰で、ほうれい線も、目の下や口元のシワも、アゴまわりも隠せて多少は若く見せられていたのを、年齢そのまんまの顔をもろさらすことになるので、若いメンバーに「うわーマスク取ったら超ババアじゃん」と思われるだろーなぁ・・・と、それで少しどよーーんとした気分になっちゃって。

皆私の年齢は知っているし、そもそも最初から誰も私の顔に興味なんかないし、そんなこと思うなんてむしろ自意識過剰だと失笑されるのはわかっているのですが、何歳になってもそれが女心なんす・・・

でもいったんマスクを外して飲み食いを始めたら、もうそんなことはどうでもよくなって楽しく過ごしてしまいました。まぁ何て思われたかは知りませんがね!

それにね、想像と違った顔でびっくりしたのはお互い様だったんですよ。「まさかマスクの下が髭面だったとは!」という男性メンバーもいて、全くそんなイメージではなかったので少し驚きました。

課の皆と飲みながら仕事以外のバカ話をして少し新鮮な気持ちにもなれたし、たまにはいいですね。

ただ昨今の厳しい財政状況から、今の自分には飲み会1回の費用はちょっと高くて「これでランチ×食分だよなぁ…」とか思ってしまうので、ほんと「たまに」ぐらいで十分ですけどね。。。

10年ぶりにインフルエンザワクチンを打ってきました

久しぶりにインフルエンザワクチン接種をしました。

この10年位、ワクチンを打たずにいても別に感染しなかったので特に意識もしていませんでしたが、Withコロナに舵を切り出した今冬は「ちょっと打っておいたほうがいいかな…」と思ったのです。

【目次】

患者がほぼいなかった3年

この3年近く国民あまねく、手洗い・マスク・行動制限といったコロナ感染対策をしていたおかげで、コロナ禍の日本でインフルエンザの流行はありませんでした。

ここ数年のインフルエンザ患者数(東京都)は下記のグラフで一目瞭然です。

<定点医療機関当たり患者報告数>

コロナ前の流行シーズン(2018-2019年)は多くの人が罹患していました。グラフにない2016-2017年も18年とほぼ似た感じです。でも新型コロナ感染が広がった2020年からはグラフ上ほとんど見えません

"予防対策というのは感染を防ぐためにとても有効なんだ"ということを、風邪もひかなかった自分自身実感しましたし、このように数字でもはっきり出ているわけですが、

ここにきて様々な制限が緩和され、海外からの人流も復活し、人々の行動量も増えていきた今冬は、しばらくこのウイルスに接していない社会全体での集団免疫が形成されていないため、インフルエンザが大流行するのではないかと囁かれています。

日本がインフルエンザを予測する際に参考にするのはオーストラリアの状況だそうです。

南半球で日本とは季節が逆のこの国の流行り方が日本の冬の先行指標の役割を担っているのですね。

そのオーストラリアでは秋から感染者数が急増してA型インフルエンザが流行し、また新型コロナとインフルエンザの同時流行「ツインデミック」も起こったとの嫌な話も聞こえてきます。

ウイルス干渉で重症化しやすい可能性も指摘されているようなので、今年は念のためワクチン接種をしておこうと思ったのです。

医院によって倍も値段が違う

私が行った医院は結構価格が安くて人気があるようですが、地元や勤務先の近くなどいくつか病院のワクチン価格を確認してみたところ、約2,500円~5,000円/回と倍もの価格の開きがありました。

この予防接種は任意であるため自由診療です。そのため病院やクリニックごとに価格を自由に決めることができるとのこと。

病院の立地や人件費、仕入れ先などを鑑みて各病院が独自に価格を決めるためこんなに差が生じるわけですね。

逆にあまり安いと「ちゃんと効果あるのか?」「接種量が少ないんじゃないか?」とかあらぬ不安を抱いてしまいそうですが、価格によってインフルエンザに対する効果が変わるわけではないそうです。だったら安い方がいいよね。

もう11月。コロナもインフルも流行りませんように・・・

また駅前でドラマ撮影、今度は見物を決め込む

6月に駅前でドラマのロケに遭遇し、でもなぜか交通整理スタッフに静止されなかったため、知らずにエキストラと一緒に歩く羽目になってしまった話を書きましたが、

そのひと月後にもまた同じ場所でロケをやっていました。以前と同じ番組だったのかどうかはわかりませんが、今度はさらに大がかりな撮影でした。

【目次】

平日夕方の撮影で大勢の人だかり

今度の撮影は平日でした。私が駅から出てきた時にはあたりはもう暗くなりつつあったので、最初に目にとびこんできたのはカラフルな撮影照明の色とりどりの明かりでした。

「あれ?」と思って歩き進めると、大勢の人だかり多くの撮影機材、そして撮影隊の人たちが見えてきました。

「またここで撮影してるんだ」と先月のことを思い出しつつ、帰り道でしたし「今回は少し見物していくか」と近づいて、しばらくその場で立ち止まり撮影風景を見ていました。

周りから聞こえてくる会話や、その場で検索したTwitterなどから、この撮影は何のドラマか・誰がいるのか・何色の服を着ているのが女優の誰それか・昼からずっと撮影していることなど様々なことがすぐわかりました。

Twitterはこういうリアルタイム情報にはすごい威力ですね。
    
それは先月までやっていた夏ドラマで、録画して毎週観ているものだったのでちょっとワクワクしました。好きな主演俳優のロケ風景写真もTwitterに投稿されていたので「どこどこ?」と探す単なる野次馬と化していました。

ドラマの設定は現実とは全く違う

今回は見物人は徹底的に排除されました。規制する係もひとりやふたりではなく、広範囲にわたりどこで見ようとしても「すみませーん!そこ立ち止まらないでください!」と追い払われます。見物人とのいたちごっこが繰り広げられていました。

しかしそこまでやるなら平日の夕方、通勤時間帯の駅近くなんかで撮影とかしなきゃいいのにとも思いましたが…

その時見たものが実際のドラマではどのように使われるのか、興味を持ってその後のドラマを注意深く見ていたら、約1か月後にバッチリ見覚えのある光景が何度も出てきました。

「なるほど、こういうシーンで使ったのね」とはっきりわかって面白い。現実とは全く異なる設定場所となっていて、知っている身としては「ありえないでしょ」なのですが、それもドラマの面白味です。結局私も単なるミーハーですね。

秋ドラマも出そろったことですし、さあどれが一番面白いかな。

私にとって本屋といえば有隣堂、「かながわPay」で買ったもの

お題「地元では当たり前のものなのに、実は全国区ではなかったものってありますか?」

子供の頃も今も、私の生活拠点はいつも東京か神奈川だったので、私にとって本屋といえば有隣堂でした。

最寄り駅前にも勤務先の近くにも当たり前のように有隣堂があったから、何十年もの間この書店は全国区だと信じて疑わずにいたのです。

【目次】

有隣堂のブックカバーがうれしかった

昔から本屋が好きで、特に買う目的がなくてもふらっと立ち寄ってあれこれ棚を見てまわっていると、何かしら面白そうな本を発見しては結局買って帰ったものです。

文庫本を買うと、10色(昔は7色)から好きな色を選べる有隣堂名物のブックカバー「文庫カラーカバー」をつけてくれます。

無地でしっかりした紙でできているこのブックカバーはシンプルだけどちょっと高級感というか、ワインレッドなど色によってはお洒落で大人な感じもして、学生の頃はレジで本にカバーをかけてくれる店員さんの手元を見ながらちょっとワクワクしていたものです。

でも文庫本以外のカバーはフツーというか、文庫本との落差が大きくて正直つまらなく思っていました(今も同じ思いです)。

紙質はあのままでもいいから文庫本と揃えて無地で薄いカラーに小さなロゴだけのデザインとかにすればいいのに。

    

全国区でないことに気づいたのは

有隣堂が全国区ではないことを知ったのはなんと今年!でした。

「え、そうなの!?」と驚いたものの、その事実をはっきり認識したのは「かながわPay」でした。

「かながわPay」というのは神奈川県が実施しているキャッシュレス・消費還元事業で、加盟店で「かながわPay」を利用すると決済額の10%または20%分が還元されるというありがたい施策なのですが(神奈川県民以外でも利用できます)、その加盟店に有隣堂もありました。

還元率はなんと20%。例えば1,000円の本や文房具を買えば200円戻ってくるのです。「××Pay」で支払う仕組みなのでそのポイントもつきます。「これは使わない手はないでしょう!」と喜んでいたのですが、

加盟店の還元率は大企業の場合10%で、20%還元を謳えるのは中小企業や小規模事業者のみというルール。

ふと思い立って有隣堂公式サイトで店舗一覧を見てみると・・・神奈川と東京にこれしか店舗ないの!? 最近まで全国区と思っていたぐらいですから、想像以上にこじんまりした店舗数にちょっと動揺、それに昔よく行っていた店舗もいくつか消えていることも少しショックでした。

やっぱり有隣堂は20%ってことなんだなぁ…と改めてちょっと複雑な心境になった次第です。

余談ですが、全国区だと思っていたものの横浜市伊勢佐木町有隣堂本店があることは昔から知っていました。

この本店前でギター弾きながら路上ライブしていた若者が「店前で邪魔だ」と有隣堂に追い払われ、その向かい側の百貨店「松坂屋」前で歌っていたこの二人組が、のちに有名になった「ゆず」だというのは割と有名な話です。

有隣堂にはモノ申したいこともあるけど

それにしても有隣堂って本当に商売っ気のない本屋だと思うのです。改善すればいいのにと思うことは、昔から親しんできただけにあれこれあります。でもきっと「地元で細々商売できればいいんだ」という古い商店街のおやじみたいに思っているのかな。

以前もこのブログで触れたことがあるのですが、YouTubeの「有隣堂しか知らない世界がすごく面白くて有隣堂のことだけじゃなくて、本や文房具や雑貨などが好きな人なら絶対ハマるに違いないのでお勧めです。(詳しくは↓を読んでみてね)

私もここで紹介されていた食品(一部の有隣堂店舗では食品も売ってる)や、財布有隣堂で「かながわPay」で購入しました。本じゃないのかよ!と突っ込まれそうですが、、、

がら空きでも隣に座る人、の不思議

「がら空きでも隣に座る人 心理は」という記事を読みました。

そう!いるんですよねこういう人。「まわりにこんなに席が空いているのになんでわざわざ私の隣に座るの!?」って人。

今までも電車内などでそういう経験を何度かしましたが、そのたび少し警戒してしまいます。そういう人の心理ってどうなっているのだろうと常々不思議に思っていました。

【目次】

パーソナルスペースに無頓着な人

この記事によると、自分の「パーソナルスペース」に無頓着な人というのは結構いて、そうした概念の希薄な人がなんと1割程度もいるというのです。

パーソナルスペースとは、他人に近づかれると不快に感じる自分の周りの空間のこと。

こういうのってリスク回避のための人間の本能だと思っていたから、それを感じにくい人が1割もいるとは驚きました。

ガラガラの中で他人が真隣に座ってきたらどうしても、その人が何かよからぬ目的を持っているのではないか?とか勘ぐって少し緊張してしまう。荷物にも少し警戒します。

しばらくして別に他意はないようだと少し安堵するも、すると今度は「ではなぜ!?」と不思議が立ってきます。

私の隣の他に、その両隣も向かい側の座席もほとんど空いているのに他人のすぐ隣に座るのに"他意がない"というのは、私にとってはちょっと理解できない感覚で不思議に思ってしまうのです。
    
パーソナルスペース侵害の居心地の悪さ以外にもそもそも、隣に人がいなければ単純に体を窮屈にすぼめず(隣の人と接しないように)もう少しゆったり座れるわけですからね。できることなら少しでも広々している場所に座りたい、と思うのが自然ではないのかな…

こういう人はきっとそういったこと全て気にならず、逆に「別に気にしなきゃいいじゃん?」と思うのでしょう。でもこちらは気になってしまうし、あからさまに席を移動するのも何となく憚られて、何かいらぬ気苦労を背負わせられてる思いです。

隣の人を壁か何かと思ってる?

そういうシーン以外でも、隣の人がスマホに夢中で操作で肘を張るから隣の私に思い切りあたっていることがあります。だから私が遠慮がちに(状況によってははっきりと)腕や体をずらしても押し返しても全く意に介しません。

意に介さないというよりおそらく意識はそこになく、ゲームや漫画・動画などスマホの世界に入り込んでいる。逆にすごい集中力だなと思うほどです。

公の場で周囲に無頓着な人に悪気はないのでしょう。その人にとっては隣に座っている人は人間ではなく、単なる壁か何かでしかないのかもしれません。

でもそういう人は危険やリスクを察知する能力が低いともいえそうです。何か違和感や気配を感じられずシグナルにも気づけず、トラブルに巻き込まれたり何かあった時逃げ遅れたりする確率がおそらく高いのだろうなと、はたから見てて思うのです。

「おじさん構文」をちょっとだけフォローする

ネットやTVで話題になっているおじさん構文」。おじさん世代のLINEなどでのメッセージの書き方を揶揄したものでこんな特徴があるそうです。

・書き出しにやたらカタカナの挨拶を使う
・聞かれてもいないのに勝手に近況報告する
・文中にやたら絵文字や顔文字を使用する
・メッセージが長く句読点が多すぎる

何か少しドキッとするものもありますが、逆におじさん・おばさんの立場からどうしてそうなるのか背景を紐解きたいと思います。

【目次】

ルーツは手紙のマナー

私の子供の頃はまだPCもスマホもありませんから、人とのやりとりは電話以外では手紙が常套手段でした。

遠くの祖父母に近況を伝えたり、毎日学校で会う友達とも頻繁に手紙のやりとりをしていましたし、ネットの知り合いとやり取りする行為に近いものには”文通”という手段がありました。

手紙では最初に季節の挨拶などをして、まず自分の近況など前置きの文章を書いてから初めて本題に入るということを礼儀として教わり、それを長年実行してきたのです。

のちにPCが普及し電子メールが一般的になっても、この手紙文化はデジタルの世界にも持ち込まれたように思います。

今でも仕事上のメール冒頭には「日頃より大変お世話になっております」とか、社内でも「お疲れ様です」「ご無沙汰です。その後調子はいかがですか?」などの短い一文がまずあって、「さて、先日ご相談した〇〇の件ですが」といった具合に本題に入っていく。

最後には「どうぞよろしくお願いいたします」と、別に何もお願いしてないけどとりあえずそれで閉めるといった、いわゆるメール文の「型」が通用しています。

「型」はテンプレートとして悩まずにすみ便利ですし、それにおじさん・おばさんにとってそういった文章は礼儀や作法であったり、相手へのちょっとした心配りであって、若者から揶揄されるようなことをやっている感覚は持ち併せてはいないと思うのです。

むしろそういうものを全てそぎ落とした超淡泊な相手のメールには、一抹の寂しさを感じたり、ちゃんと伝わっているか心配になったり、場合によっては失礼なやつだと思ってしまうおじさん・おばさんも大勢いるはずです。

仕事にそんなタイパ悪いもの持ち込む必要ないだろうと反論されそうですが、そうなるとコミュニケーション論の世界になりますね。

長文になりがちなのも、書いた内容をきちんと理解してもらいたいという気持ちの表れという側面があります。結果として齟齬が生じにくくタイパが良いと信じているから。
    

絵文字は心配りの一環

90年代に登場したポケベルは短い文字数制限のため、当時の若者はメッセージをできるだけ短くする数字化の工夫をして(おはよう=0840)謎解きや暗号のようにそれを楽しんでいました。

ガラケーi-modeが出てきてメールで絵文字が使えるようになると、何しろお手の物ですから皆多用していました。ニコニコマークなど文字だけでは伝えづらい感情を表現するのに便利ですからね。現在Teamsのチャットでも感情アイコンはよく使われています。

実はこれは、相手への心配りの一環でもあるのです。

例えば後輩や部下に対し何か誤りを指摘する場合、文章のみだと少しきつく感じて傷つくかもしれない。面と向かっていれば表情や仕草でフォローできるけど文字だけなので「怒ってはいないよ、でも今後気をつけないとまずいよ」というニュアンスを表すために、その文章の後ろに笑ってる絵文字などをつけているわけです😊 ^_^ (wwとか草は嘲笑のニュアンスだから使わない)

この基礎となったのはパソコン通信2ちゃんねるなどで、様々に生み出された感情の絵文字をiモードでも踏襲したものと思います。

LINEの登場は2011年東日本大震災後のことですからその頃はまだスタンプはありません。でもスタンプ自体も、感情などを絵文字で表すという概念がそのまま採用されたものだと思います。

文字以外のもので気持ちを表現するというのはとても日本らしい文化だと思います。

おじさんもTPOが大切

だから当時の若者=今のおじさん・おばさんは絵文字やスタンプや様々な色や文字種を駆使して、一生懸命自分の思いを相手に伝えようと、ついつい過剰になってしまうことがあるのでしょう。

ただそれをチャットやLINE にそのまま持ち込めば、私でもやはり少し違和感を感じそうです。同世代の男性が絵文字いっぱいカタカナいっぱいビックリマークいっぱい多色使いの長文LINEを書いていたらちょっと…。本人を知っていれば一生懸命さに微笑ましく思うかもしれませんが。。。

やはりおじさん世代もTPOに応じて書き方を使い分ける必要があるかもしれませんね。

何もかもどんどん短くなってきている現在、ブログのこんな長い文章を読む人もほとんどいないのでしょうが、どうしてもこうなってしまう「おばさん構文」。人のこと言えないよねぇ (;_:)シクシク

ぐるっとパスで美術館巡り。ペリーを見ていた木に出会う

今年の夏、コロナ感染者は爆発的に増えていたし、親の介護もあるために遠出や旅行などには行けません。

そこで東京や神奈川など近場の美術館などを巡ってみようと思い、「ぐるっとパス」を購入して何箇所か行ってきました。

【目次】

お得な「ぐるっとパス

正式には「東京・ミュージアム ぐるっとパス2022」と言って、101か所の美術館や博物館などに無料または一部割引で入場できるものです。(ちなみに関西にも「ぐるっとパス関西2022」がありますよ)

2,500円で有効期限は2ヶ月間、その間であれば対象のどの施設にも入れます(ただし同じところは一回のみ)。そのためあちこち行けば行くほどお得になるわけです。

今回はその中で印象的だったものをご紹介したいと思います。

みなとみらい「横浜開港資料館」

まずは横浜開港資料館です。ここは、横浜の みなとみらい線 日本大通り駅に隣接した場所で、近くは海(山下公園)という良い場所にあります。

以前この旧館は英国総領事館だったそうで、洋風建築のとても趣のある建物です。 

館内には横浜の歴史(近代史)がわかる様々な資料が展示されており、 昔を偲ばせる興味深いものがたくさんありました。

資料類もさることながら、私が感動したのは中庭に大きく枝を広げた「玉楠の木」でした。

歴史を見てきた玉楠の木

この木は江戸時代にもここにあり安政元年(1854年)の日米和親条約締結がこの玉楠の木の近くで行われたといいます。

日米和親条約って皆歴史で習ったはずですが覚えていますか?

あのペリーですよ! 江戸幕府アメリカの使節としてやってきたペリー一行により、下田・箱館の開港が規定された条約です。

その時の絵がこれです。 

ペリー提督横浜上陸」という絵で、

ペリー御一行が中央あたりで行進しています。背景の港にはずらっと黒船が何艘も停泊していますね。

向かって右の方にはものすごい人数の村人たちが見物に押し寄せていますが、その右上に大きな玉楠の木が描かれています。

これが上の写真の木そのものなのだそうです。それを知ってとても感慨深いものがありました。

あなたは今までずっとここで日本を見てきたんだね。江戸時代も、この絵の後文明開化でガラッと変わった日本も、関東大震災で焼野原になりあなたも焼失したのにまた根を張り復活し、のちの世界大戦にも耐え、そして近代化していった日本を見続けてきた…私たちが死んでもあなたはこの地で未来の日本を見続けていくんだね。どんな日本を見るんだろう・・・なんて感慨に耽っていました。

この玉楠の木は、建物の中庭にあるため四方を壁で囲まれていて外からは見えません。機会があれば是非一度、横浜開港資料館に入場して実物をご覧になって歴史を感じてみてください。

カバンの奥底にあった手動式携帯充電器に救われた日

今週のお題「カバンの中身」

電車通勤の移動中に何かあったら身動きが取れなくなります。そんな"もしもの時"のためにいくつか防災グッズを常に通勤カバンに入れています。これは2011年3月11日に身に染みた経験があったからです。

【目次】

東日本大震災の日、ひとり出先で

その日、15時に仕事のアポがあり初めての場所に向かっている時に東日本大震災に遭遇しました。

震源地の東北とは比べ物にならないとはいえ、首都圏も震度5強とかなり大きく長く揺れ、その後は皆知っての通りです。

アポの相手には結局会えずじまいで、私は「今夜はもう電車は動かず帰れないだろう、大混乱でむしろ動かない方が安全だろう」との直観で、最初からどこか近くで一晩過ごせる所はないか探し始めました。

当時はまだスマホというものがなくガラケーの時代です。通話はすでに一切どこにもつながらなくなっており、LINEのようなツールもまだありません(LINE誕生のきっかけが東日本大震災ですからね)。

そのため何がどうなっているのか状況もわからず、知っている人もなく、ひとりで心細く不安でした。

その時、カバンの奥底に入れてあった手動式のアナログな携帯充電器が唯一の心の拠り所になったのです。

カバンの奥底にあった携帯充電器

「そんなもん持ち歩いてるの?」当時は友達から笑われていました。私も真剣に考えてというより、何か便利そうなものをもらったので何かの役に立つかな程度の気持ちでカバンに入れてそのままになってたと言った方が正しいかもしれません。

それを本当に使うことになるとは思ってもいませんでした。
    
夜になり、この先どうなるのかわからない中で独りという状況で、携帯の充電が切れてしまうことが一番の恐怖でした。

一晩過ごした場所にはコンセントはほとんどなく、そのわずかなコンセントをめぐり大勢の帰宅難民による争奪戦がおきていましたが、私の手元には充電器がある。これがどれだけ安心感をもたらしたか。

私は充電器の取っ手をぐるぐる回し続けました。摩擦で結構重くて回すのは疲れます。それでもジージーと音をさせながらひたすら巻き続けました。安物だからか10分位回してやっと1~2%程度充電ができるか否か程度しか発電しません。

それでも黙々と回し続ける行為自体が、頻繁に大きな余震が起こる中でも心を落ち着かせてくれていたような気がします。

明け方に電車が再開、のろのろと帰路に着きもうすぐ家だという頃、届かずに溜まっていた家族や友達からの着信履歴やメールが一気にまとまって届きました。少しぐっときて「遅いよ」とつぶやきながら、皆無事でいられたことに心の中で感謝していました。

そして今、カバンの中に

そんな経験を経て今、充電器は蓄電池に変わりましたが、他にもプロテインバーや100均の携帯トイレアルミシート(寒さ対策や目隠しになる)、サインペン10円玉(震災時公衆電話はそれしか使えない)他、そういったものを通勤用カバンに入れています。

地震も電車内の想定外の事件や事故も、"いつ何時"の可能性は残念ながら一層高まっているかもしれない今、どこまで役立つかわからなくても持っていること自体で安心を得ているのかもしれません。

(ご参考↓)

思った以上に便利だった、タクシーアプリ「GO」

私は滅多にタクシーに乗ることがないのですが、ここ最近立て続けに必要が生じたため、タクシーが呼べるアプリ「GO」をダウンロードして初めて使ってみました。

これは「どうする?GOする!」 という竹野内豊さんのCMでおなじみの、必要な時にスマホですぐタクシーを呼べる便利なアプリです。

使ってみると結構便利!だったので、ご存知ない方にどんなものか紹介したいと思います。

【目次】

ざっくりとアプリの使い方

アプリを開いて「今すぐ呼ぶ」というメニューを押すと、どこからどこへ行きますか?と聞かれるので、乗車地と行き先を指定します。自宅やよく行く先などは事前登録しておくこともできます。

乗りたい場所を地図上のピンで示すとその瞬間、あと何分ぐらいでタクシーが到着できるかの目安時間が表示されます。

もしこだわり条件があればそこで色々指定できます。例えば「タクシー会社」を選んだり、スライドドアや車椅子対応といった「車両タイプ」を選んだり、今までの利用者が運転手さんを評価した「優良乗務員に限定する」といった選択ができたり。

で「GOタクシーを呼ぶ」 ボタンを押せば即配車、準備できたと表示されたらもうタクシーが向かっていることが地図上でわかります(車の絵が動いてどの辺りにいるかわかる)。

そのタクシーの会社名とナンバープレートも表示されていますので自分のタクシーがどれか分かるようになっています。

最初に示された目安時間通り「まもなく到着します」との表示が出て、本当にタクシーが来たので最初は何だか感動しました。

    

最初のアプリ設定時に、支払い用のカード設定をしますので、降車時に支払う必要はありません領収書はアプリから自分でダウンロードできます。(車内決済で現金払いも可能)

その場で呼ぶ以外にもAI予約という事前予約機能もあります。ただこれはまだ使える都道府県が限定されていたり、別途料金がかかるので私はまだ使っていません。 

このアプリは高齢者にこそ向いている

テレビCMでは「GO」はビジネスシーンでの利用をイメージしているようですが、私が今回「GO」を使い始めた理由は親です。高齢者にこそ便利だと思ったのです。

親はアプリを使いこなせないと思われるので私のスマホにインストールし、私が親の必要に応じて操作しています。

普段は自家用車ですが運転できない時、高齢者の電車を使った移動は本当に苦労します。まず駅まで行くのが大変。

駅についてもエレベーターまで、私ならものの10数秒で行ける距離も、親は杖をつきながら休み休みでしか進めないので数分もかかります。それも足元がおぼつかなく転びそうで危なっかしい。車内も混んでいたり座れなかったら、気が気ではありません。

そのためやはりタクシーを使うのが一番便利で安心なのですが、親は耳もほとんど聞こえないので、一人の場合まず電話でタクシーを呼べない。オペレーターとの会話が困難なのです。タクシー乗り場からの乗車でも、行先がわかりづらい場所だと運転手さんとの行き先のやり取りが厳しい。

娘としては、高齢者一人で、わざと遠回りなどされたりしないかとか、支払いは大丈夫かいったようないらぬ心配もついしてしまいます(疑ってすみません…)。

こういう不安をこのアプリは解決してくれるのでとても便利だと感じたのです。

「GO」のメリット

乗車地と行き先を先に見て来るわけですから地理がわかる運転手さんでしょうし、車内で説明する必要もありません

設定距離から計算された想定金額が事前に表示されているので、もしあまりにかけ離れた料金だとおかしいことに気づけます。

車内で支払う必要がないのでお金のトラブルもなさそうですし、万が一忘れ物落し物した場合もいつどのタクシーに乗ったか記録が残っていますのでそういう面でも安心です。

利用後に運転手さんをアンケート評価しますので評価が低くなるようなことはしづらいだろうということもユーザーとしては安心材料になっています。

親が一人で移動する時、少し遠い病院から家に帰る時など「GO」の出番です。病院は事前に終了時間がよめないので予約ができません。親が「終わった、帰る」と私に連絡入れれば、私はオフィスの自席で無言で30秒でタクシーを親のいる病院玄関前に数分で呼べるのです。(実家も病院も事前登録してあるので)

乗車中か、到着したかも表示でわかるのでむしろ私が一番安心なわけです。

ただし、迎車料金やら有料サービス料金などで普通に乗るよりちょっと高くつきます。仕方ないですね、安心代だと思いましょう。

以前海外旅行に行った先でタクシーに乗る時、外国語のわからない私は不安でした。ボッタクられるんじゃないかという警戒もしました。ですから訪日外国人にもこのアプリはきっと役立つと思います。(日本語表示ですがね・・)

「GO」の回し者ではないですがほめ過ぎですかね。でも同じような悩みを抱えている方には選択肢のひとつになるかもしれませんよ!

(もしこれ読んでGOを使ってみようと思った方は、登録時に私の紹介クーポンコード「mf-3ej3vf」を入力すると2000円分の割引クーポンが付与されますよ。個人情報はわからないのでご安心を。)

日本の四季はどこへ?どこで季節を感じる?

思い起こすと今年は6月に「梅雨はどこ?」と言うほどいきなり真夏の様相でした。7月の東京は観測史上最長の猛暑日を記録し、かと思えば雨が続き気象庁は後付けでそれを梅雨と発表。9月も暑い、10月に入ってもまだ半袖!と思いきやいきなり真冬の寒さ!…みたいな感じで翻弄されっぱなしですね。日本の四季は一体いずこへ。

【目次】

季節を最初に感じるのはなんとダイソー

昨今、日常生活の中で日本の季節を最も早く感じるのは100円ショップのダイソーかもしれません。

ダイソーでは2~3カ月先の季節やイベントに合わせた関連商品を店の入り口付近や最も目立つ場所に展示しているので、店の近くを歩くだけでもそれらが目に飛び込んでくるのです。

現実の気温や天気はどうも季節のうつろいがわかりづらくなってきているけれど、この店の中には少し先の季節や行事がシンボリックにわかりやすく示され、「四季とはこういうものなんだよ」と教科書の役割をしてくれているみたいです。

2月には一面桜(ピンク色)の商品が並び「あぁもうすぐ春かぁ…」と、ちょっと心が動く感覚を得ます。

夏関連商品が終わる9月には、店の入り口付近は紅葉をデザインした商品やハロウィングッズで埋まりました。今はそれも徐々に縮小していて、すでに来年のカレンダーや手帳が並んでいます。そして、じきにクリスマス関連商品が棚一面に並ぶことでしょう。

    

昔はこういう感覚はスーパーで感じていました。初物や、旬の野菜や果物が出ているのを見て「秋だなぁ」とかね。今ももちろんそういう面はありますが、栽培技術や輸入の変化などにより、店頭に一年中並んでいたりして、昔ほどの"旬"を感じることが少なくなっている気がします。

あとはテレビCM。これからおでんやシチュー、風邪薬、布団などの宣伝が増えてくることでしょう。

今年の紅白司会者

そして10日にはNHKが「第73回紅白歌合戦」の司会を発表しました。これも「え、もう紅白?もうすぐ今年も終わりかぁ…」という季節を感じるサインです。

紅白の司会は3年連続で大泉洋、初の橋本環奈、NHK桑子真帆アナ。

大泉洋大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源頼朝を演じたから、紅白でも絶対このネタ盛り込んでくるでしょうね。

"紅白"対抗というのは元々源平合戦の、平家の赤旗・源氏の白旗が由来ですから、源氏の大将 源頼朝として大泉洋が白組だったらぴったりですね。

その「鎌倉殿の13人」ですが、面白くて毎回楽しみに見ています。これまで正直ほとんど知らなかった(というより興味が持てなかった)鎌倉時代や源平、北条などもちょっと面白く感じて、歴史を再度見直してみたりしています。

ただドラマと違って現実はもっともっとシビアで凄惨な世界だったのでしょうけれど…

なんだか久しぶりに鎌倉に行きたくなりました。鶴岡八幡宮に「鎌倉殿の13人 大河ドラマ館」があるというので行ってみようかな。

「見た目年齢」格差はなぜ起きるのか?

最近多忙と、少し調子も悪くて久しぶりの投稿になります。無理せずゆっくりペースで書いていきたいと思います。

さて、50代も半ばを過ぎると本当に見た目の個人差というのは大きいなと感じます。

会社でも、ずっと年上のおじさんだと思っていた社員が結構な年下だと知って愕然としたり、逆にいつもエネルギッシュで見た目も若々しい先輩もいて、本当に見ただけでは年齢は計れないなーという実感があります。

【目次】

「見た目年齢」格差はなぜ起きるのか?

この記事には、その原因の一つに食生活がある旨書いてありました。

「70代からの元気力」著者の和田秀樹医師は経験上、見た目年齢が老け込んでしまった60代の患者さんには"タンパク質が少ない"場合が多いと言うのです。

見た目年齢が高い人は意外に健康志向が高く、和食党が多いとのこと。

理想的な食生活も、そればかりではダメ

みそ汁、納豆、漬物、蕎麦うどん、野菜の煮物、煮魚、鍋物…というような毎日の食事は血糖値やコレステロール値を正常に保てる理想的な食生活といったイメージがありますが、そればかりを続けていると、逆に肉体的・精神的な老いを加速させることもある、とあってちょっと考えさせられてしまいました。

90歳代でも元気に過ごしているおじいちゃんおばあちゃんが「好きなのは肉。今も毎日肉を食べている」と言ってるインタビューを時々テレビでもみかけるし・・・

    

すっかり食が細くなりガリガリに痩せてしまい、筋力が衰え圧迫骨折を繰り返す親を見ていると、肉が好きでよく食べるという高齢者は、それ自体が元気である証なのでしょう。

もちろん何事も過ぎたるは及ばざるが如しだけれども、ある程度年齢を重ねたら、健康に良いからといって野菜やあっさりしたものばかりを取っているだけだと、タンパク質不足に陥って一気に老けてしまうリスクがあるということも念頭に置いておいたほうがいいようですね。

見た目だけではなく、生きる活力みたいなものにも影響があるような気がしています。

コロナ症状その後

抗原検査でコロナ陽性反応が出て以来、個室に隔離状態の夫。熱の出始めからどんどん上がり39度までいったけれど解熱剤を2回飲んだら翌日には平熱に戻り、2日で症状はほぼ良くなったので、本人は「擬陽性だったんだよ」と主張していましたが、今回再検査をしてもやはり陽性。一縷の望みはたたれ、可哀想ですが隔離政策は継続中です。

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万が一に備えて食料を買い込む

そのため私は、よく言えばホテルのルームサービス、または牢収監者への食事提供のごとく、お盆に載せた食事を日に3度ドアの前に運び続けています。

夫が「熱が出た」とLINEしてきた日、私は会社で勤務中でした。同僚に説明して早めに帰ったのですが、

この時節柄です。もし夫がコロナだった場合私も濃厚接触になるでしょうから最低5日間は家から出られなくなる恐れがあります。そのため帰りしな、万が一に備えて食料を多めに買って帰宅しました。

さらにもし自分も寝込むようなことになったら料理などできないだろうから、チンで食べられる冷凍食品や、のど飴・豆腐・茶碗蒸し・プリン・アイスなど喉越しの良い柔らかいものを多めにカゴに入れました。(以前ネットでコロナ体験談を読んでいたので参考にしました)

いわゆる風邪の鼻症状

夫の発症2日後に私も発熱したし様々な不調が出たので「そりゃうつるよね」と思ったのに、3日間抗原検査しても3回とも陰性…。いっそ私も陽性反応が出てしまえば隔離など不要であれこれやることが減るのですが、下手に陰性なものだから、今日か明日かと検査を続けることに。

症状も夫とぜんぜん違うし、もしや私はいわゆるただの風邪なのか!?

まぁ心の中ではコロナだと思ってはいますが万が一違った場合、油断して警戒を緩めた結果、結局感染したら目も当てられません。だから今もなお家庭内別居を続けています。

    

私も久方ぶりに、熱・くしゃみ・鼻水・鼻づまり・咳の豪華5点盛りを頂戴したわけですが、やはり熱は2.5日程度で落ち着いて、その後メインでつらいのは鼻と喉の症状です。

特に鼻水がひどいのです。それによって鼻づまりやくしゃみもおこり、またそれが痰になり咳も出る。

カニズム的に、鼻をかむのが正解

鼻や喉の症状が出るパタンは、コロナインフルエンザ風邪も皆同じで、ウイルスが鼻や喉の粘膜に付着することで始まるわけですから、今回の症状を少しでも早く改善するヒントをと思って風邪症状の出るメカニズムについて確認してみました。

この詳しい説明を読んでふむふむ納得。

これによると、大量の鼻水や鼻づまりはウイルスを排除するために自ら炎症を起こした結果。いわばウイルスと必死に戦っている証というわけです。

であれば、正しいのは症状を薬で抑えるのではなく、自分(の免疫)を信じて出てきた鼻水をひたすらかむことではないでしょうか。

多くの医師も「風邪に効く薬などないから本音をいえば薬はできるだけ出したくない」と言っています。

もちろんこれはあくまで普通の風邪の場合で、コロナは他のリスクが多々ありますから全部が同じと言っているわけではありません

ただ私は現段階で、息苦しさなど他に症状がなく一番ひどいのが鼻症状なものですから、ある程度この考え方が生かせると思ってティッシュの箱を抱えています。

そしてきちんと栄養とってよく寝るべきなのです。そうしないとウイルスと戦うエネルギーチャージができないのですから。でも食欲もあまりないしちゃんと眠れない私にとってはこっちの方がずっと大きな問題なのです。

ついにコロナが我が家にもやってきた

ただでさえ仕事と家事と親の世話や実家の用などで全く時間がとれず、なかなかブログを書けなくなっているところ夫がコロナ感染。自宅療養のため、私が感染しないようにさらにあれこれやることが増えました。その2日遅れで自分も具合が悪くなって・・・

【目次】

コロナの感染力の強さ

コロナは高齢基礎疾患だらけの親にうつしたら大変なことになるとこの2年半ずっと人一倍気をつけ、飲み会はもちろん、旅行にもイベントにもどこにも行かず過ごしてきましたが、その努力もむなしく…

今回のオミクロンの感染力はほんとヤバい。ここまで徹底して注意していてもうつるわけです。夫もマスク・手洗いの徹底も人混みを避けることも続けていて思い当たることは何もなく、どこで感染したか全くわかりません。

心配の種だった親は基礎疾患の悪化で先月入院したのですが、大部屋に移ったとたん他の患者にコロナをうつされてしまいました。いわゆる院内感染ですね。その報告に驚きましたが、4回目のワクチンを打ったばかりだったのと、入院中ですから元々の治療に加えコロナも即対策をとってもらえ常に経過を診てもらえたという点は不幸中の幸いで、軽症で済みました。

しかし家庭内は無理ですね。寝起きを共にしている家族の誰かが発病した時点で、すでに十分ウイルスを共有してしまっているわけで防ぎようがない

    

オミクロンじゃないのかな?

夫は39度まで発熱し苦しそうでしたが2日でおさまりました。その頃から私もなんとなく具合が悪くなってきました。

喉の痛みからはじまり、頭痛体の痛み、翌朝に7度台後半の熱(といっても平熱が低いから普通の8度台に相当かな)。頭痛は1日で収まったけれど熱はだらだら続き、そこからはなんといっても鼻水!今もティッシュの箱を常にそばに置いて鼻をかみまくりです←今ここ。

これってオミクロンBA.5株の症状に思われるのですが、抗原検査3回やっても陰性なんですよ。(夫は1発で陽性でしたが)

でもこの症状はなんか懐かしいというと変ですが、以前はしょっちゅう経験していたやつ、"熱も出たちょっとこじらせた風邪"って感じなのです(今のところは)。

「そういえばこの数年、風邪ってひいたことなかったな…」と思い返しました。風邪もウイルスが原因だから、ここまで徹底的に皆がウイルス対策していれば風邪もひかないものなんだな・・と改めて感じました。

BA.5株は完治まで1週間程度かかるようなのでまだしばらく注意は必要ですが、自宅で乗り切りたいと思います。

東京より大阪の方がうるさい?セミの鳴き声

毎日蝉が鳴いています。緑の多い場所を歩くと驚くほどのセミの大合唱に「あー夏だな」という風情よりも「あーうるさい」と感じてしまうほどです。

【目次】

セミの鳴き声は約80デシベル

このなかなかの大音量、蝉の鳴き声はおおよそ70~80デシベルあるそうですが、これが束になって頭上に降り注いでくるわけです。80デシベルというのは ”大きないびき”や、”電車内の音”と同じ程度といいますから、なかなかのうるささです。

「大阪のセミが東京のセミよりうるさい理由」というネット記事が出ていました。

海原やすよともこ”の漫才に「東京の女の人は声が小っちゃい。大阪はデカイ」というネタがあるのですが、「セミもかよ!」とそれを思い出して笑ってしまいました 。

この記事の真相は、東京で多い「アブラゼミに対し、大阪で一大勢力を築いているのは「クマゼミだということ。

このクマゼミは、アブラゼミやミンミンゼミと比べてガタイがかなり大きく黒い色で、まさに“クマ”のよう。鳴き声も他のセミより大きいというので、大阪のセミの方がうるさいと感じる所以のようです。

    

6月の猛暑に「何か足りない」

今年は梅雨が短くすでに6月にも猛暑の時期がありましたよね。あの時の天気も今と同じようなまさに真夏の日差しだったのですが、外を歩いていて「何かが違う…」と感じていたのです。よくよく考えてみると、それは蝉の鳴き声がなかったことでした。

こちらは関東圏なので一番よく聞くアブラゼミや、ミンミンゼミのミーンミンミンミンミンという鳴き声が全く聞かれませんでした。うるさいと感じる鳴き声も一切無いとなると、何か忘れ物をしたような何となく足りない気分になるんだなと、その時思ったものです。

7月半ばからはもう毎日大量のセミの大合唱、気温が全く下がらない夜になってもまだ鳴いているありさまです。

セミの名の由来

ところでセミなぜセミというのか不思議に思って調べてみると、「蝉」は漢音で「セン」といい、クマゼミの鳴き声「シャンシャンシャン」に由来するそうなのです。

「シャンシャンシャン」→「センセンセン」→「センセンと鳴く虫」→「センムシ」→「セム」→「セミ」となったとありました。

名前は中国からの輸入のようですが、シャンシャンシャンという鳴き声が元というので、日本は元々クマゼミの方が主流だったのでしょうか?それとも名前が入ってきた西日本にいたのがクマゼミだったからかな。

暦の上ではすでに昨日は「立秋」でした。まだしばらく猛暑は続くようですが、それが過ぎれば今度は同じセミでも「ひぐらしが鳴き始めます。秋の訪れを感じさせ、せつない気持ちになる鳴き声を想像すると、今はまだ、元気な真夏のセミの大合唱を楽しみたい気持ちになるのです。