私にとって本屋といえば有隣堂、「かながわPay」で買ったもの
お題「地元では当たり前のものなのに、実は全国区ではなかったものってありますか?」
子供の頃も今も、私の生活拠点はいつも東京か神奈川だったので、私にとって本屋といえば有隣堂でした。
最寄り駅前にも勤務先の近くにも当たり前のように有隣堂があったから、何十年もの間この書店は全国区だと信じて疑わずにいたのです。
【目次】
有隣堂のブックカバーがうれしかった
昔から本屋が好きで、特に買う目的がなくてもふらっと立ち寄ってあれこれ棚を見てまわっていると、何かしら面白そうな本を発見しては結局買って帰ったものです。
文庫本を買うと、10色(昔は7色)から好きな色を選べる有隣堂名物のブックカバー「文庫カラーカバー」をつけてくれます。
無地でしっかりした紙でできているこのブックカバーはシンプルだけどちょっと高級感というか、ワインレッドなど色によってはお洒落で大人な感じもして、学生の頃はレジで本にカバーをかけてくれる店員さんの手元を見ながらちょっとワクワクしていたものです。
でも文庫本以外のカバーはフツーというか、文庫本との落差が大きくて正直つまらなく思っていました(今も同じ思いです)。
紙質はあのままでもいいから文庫本と揃えて無地で薄いカラーに小さなロゴだけのデザインとかにすればいいのに。
全国区でないことに気づいたのは
有隣堂が全国区ではないことを知ったのはなんと今年!でした。
「え、そうなの!?」と驚いたものの、その事実をはっきり認識したのは「かながわPay」でした。
「かながわPay」というのは神奈川県が実施しているキャッシュレス・消費還元事業で、加盟店で「かながわPay」を利用すると決済額の10%または20%分が還元されるというありがたい施策なのですが(神奈川県民以外でも利用できます)、その加盟店に有隣堂もありました。
還元率はなんと20%。例えば1,000円の本や文房具を買えば200円戻ってくるのです。「××Pay」で支払う仕組みなのでそのポイントもつきます。「これは使わない手はないでしょう!」と喜んでいたのですが、
加盟店の還元率は大企業の場合10%で、20%還元を謳えるのは中小企業や小規模事業者のみというルール。
ふと思い立って有隣堂公式サイトで店舗一覧を見てみると・・・神奈川と東京にこれしか店舗ないの!? 最近まで全国区と思っていたぐらいですから、想像以上にこじんまりした店舗数にちょっと動揺、それに昔よく行っていた店舗もいくつか消えていることも少しショックでした。
やっぱり有隣堂は20%ってことなんだなぁ…と改めてちょっと複雑な心境になった次第です。
余談ですが、全国区だと思っていたものの横浜市伊勢佐木町に有隣堂本店があることは昔から知っていました。
この本店前でギター弾きながら路上ライブしていた若者が「店前で邪魔だ」と有隣堂に追い払われ、その向かい側の百貨店「松坂屋」前で歌っていたこの二人組が、のちに有名になった「ゆず」だというのは割と有名な話です。
有隣堂にはモノ申したいこともあるけど
それにしても有隣堂って本当に商売っ気のない本屋だと思うのです。改善すればいいのにと思うことは、昔から親しんできただけにあれこれあります。でもきっと「地元で細々商売できればいいんだ」という古い商店街のおやじみたいに思っているのかな。
以前もこのブログで触れたことがあるのですが、YouTubeの「有隣堂しか知らない世界」がすごく面白くて、有隣堂のことだけじゃなくて、本や文房具や雑貨などが好きな人なら絶対ハマるに違いないのでお勧めです。(詳しくは↓を読んでみてね)
私もここで紹介されていた食品(一部の有隣堂店舗では食品も売ってる)や、傘や財布も有隣堂で「かながわPay」で購入しました。本じゃないのかよ!と突っ込まれそうですが、、、