君の名は。瀧と三葉の再会は天文学的な確率
先日テレビでもまた「君の名は。」を放送していましたね。ご覧になった方も多いことでしょう。封切られた当初、職場でも話題になっていて私も映画館に観に行きました。
この感動的なラストシーンの実現性を、大真面目に数学的に計算し確率をはじき出した記事が面白かったのでご紹介します。
【目次】
瀧と三葉の奇跡の再会
瀧と三葉がお互いの記憶をなくして数年後、すれ違う電車の中からふと目があった二人は何かを感じ、電車を降りて"誰か"を探し始める・・そしてついに神社の階段で再開するラストシーン。
あの神社の階段のモデルは、丸の内線 四ツ谷三丁目駅、JR中央線 四ツ谷駅が最寄り駅の「四谷須賀神社 男坂」。
階段の上から見下ろす風景はまさにアニメとそっくりです。(いや違った、アニメが現実の風景とそっくりなんでした・・)
ファンの間で聖地となっていて巡礼者がひっきりなしに訪れていたようですが、今はどうなんでしょう。
この記事は、現実の地理上で再会できる確率を計算してみたというものですが、驚くほどの低い確率に逆に感動してしまいました。
天文学的な出会う確率
すれ違いざま目が合った二人が乗っていたのは違う電車ですから降りた駅も違います。そこからその神社へ、同じタイミングで同じ場所にたどりつく。これがいかに天文学的な確率であるかが計算でわかります。
別に"その神社に行く"ということが決まっているわけでもなく、たまたまそこで出会っただけなのだから、その"たまたま"は二人それぞれの道の分岐点ごとにどれを選ぶかでどんどん確率が下がっていくわけです。
計算の詳しいことはこの記事を読んでいただくとして、結論は
>2人が須賀神社で会う確率は「299溝 7520穣 8460杼7888垓分の1」
ひーっ!溝(コウ)とか穣(ジョウ)とか、初めて聞く単位ですよー。
億・兆・京・垓ぐらいまでは聞いたことがありますが、溝というのは垓のさらに3つ上の桁です。
それをふまえると、一体どれだけ強い運命の糸で結ばれていたんだって話ですね。
でもよく考えれば私たちだって、この時代のこの地球のこの日本のこの場所に生れ育って、恋人やパートナーなど特別な人とその時その場所で出会った確率って、実はもっと天文学的な数字で、まさに"運命"なのかもしれませんね。
♪ あの日あの時あの場所で君に会えなかったら、僕らはいつまでも見知らぬ二人のまま
小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」の歌詞を思い出してしまいました。
ちなみにですが・・・瀧君がアルバイトしていたお洒落なカフェのモデルはその神社から歩いて15分、新宿御苑駅から徒歩5分位の「カフェ ラ・ボエム 新宿御苑 店」だそうです。
ブームも一巡していることですし、もし新宿界隈に行くことがあれば神社やこの店に寄って映画のシーンを思い出してみてもいいかもしれませんね。