R55女性あるある

R55世代(50~60代)女性の、心身や環境の変化・長年の仕事での経験・主婦目線での生活など綴るブログ

高級レストランでこっそりサイゼのメニューを出したら気づくの?

サイゼリヤで満足しているような感覚は、まぎれもなく貧しい』といったtwitter投稿が今話題となっています。この投稿者は、サイゼを美味しいと思っている・満足している人を"貧しい"と言っていて、安いこと自体で貧乏だと指摘しているわけではないのですが、ネットはかなり炎上しています。

【目次】

サイゼは最強のコスパ外食店

私はサイゼリヤが好きです。イタリアンも好きな"お得大好き人間"にとって最強の店だと思っています。

時々サイゼの平日ランチに行きますが、パスタやハンバーグなどのメインとミニサラダ・スープバー(おかわり自由)つきで、なんと!税込み500円!ですよ(ジャパネットの口調で)。似たようなランチセットを東京港区のオフィス街で食べたら税抜き800円~1,200円はしますもの。

私は「サイゼは他のどこよりもおいしい」とは言いませんが、あの価格であの品質、また店のつくりなども含め総合的に満足しています。だからこのtwitterを言葉だけなぞれば、私はまぎれもなく貧しいのでしょう。

確かにサイゼは世間的に"デフレ"の象徴の店としてよく取り上げられています。日本人は長いデフレに慣れきってしまっているのも事実です。それでこのtwitter投稿者は、高級な食材の味も知らずサイゼをおいしいと思い込んでいる人間を、貧乏ではなく貧相と言いたかったのかもしれないのですが、

でも私たちは本当に味覚で美味しいかどうかを判断しているのでしょうか。高級レストランの食事こそがおいしいのでしょうか。

格付けチェックは大御所も間違える

芸能人格付けチェック(TV番組)では、多くの著名人が様々なものを目隠しして食べ比べるのだけれど、十万円もの最高級食材と何百円の安い食材の区別がつかず間違えることが多々あります。

「こちらの方が香りがいい」とか「深みがあって…うん、ぜんぜん違いますね」とか、いろんなことを言って「こっちが最高級の食材、自信あります!」などとジャッジしたものが300円のスーパーの格安品だったりしています。果ては練り物加工品だったなんていう場合すらあります。

長年美味しいものを食べ続けてきた大御所ですらホイホイ間違えるのです。(間違えないのはGACKTぐらいですね) 
    

高級店でサイゼのメニューを出したら

私もほんの少しですが高級レストランの味を経験したこともあります。もちろん食事もおいしかったと思いますが、やはりあの全体的な高級感、店内外のつくり・インテリア、食器やカトラリー・給仕・他の客層などが総合的に生み出す重厚で、でも煌びやかな感覚は確かにサイゼリヤにはないものです。そして高額だからこそ得られる心理的な満足みたいなものもあるのかもしれません。

でももし高級レストランでこっそり、サイゼリヤペンネアラビアータを高級皿にきれいに盛りつけ、お洒落なサラダと共に供し、高額な伝票を机に置いた際、どれだけの人がそれに疑問を持つでしょうか。私だったら気づかないかもしれません、格付けの芸能人のように。

美味しさは舌だけではなく目や耳や肌や懐(価格)など、全体で感じるものですからね。高級店にもサイゼにもそれぞれ違った良いところや好みがあるのだから、人がとやかく言うことではないのでしょうね。

それにしてもね、サイゼのペンネアラビアータはピリ辛で結構イケるんですよ。それが400円なんですよ。高級店しか知らないあなた、一回行ってみて!

下戸には「ノンアル飲料」自体が、ちょっと不思議な存在です

私は日頃お酒をほとんど飲みません。全く飲めないわけではありませんが、お酒自体特に好きではない上にあまり強くないのです。そこそこ飲むと"ほろ酔い気分"を跳び越して気持ち悪くなってしまい、ひどい時は戻してしまうので、グッといきたいような気分の時も「それをやったらこの後大変な思いをする」という恐怖が先にたって楽しめないのです。

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飲み会自体が嫌いなわけじゃない

だからといって飲み会の場が嫌いなわけではありません数年前までは会社でも飲みの場は多くあり、いつも参加していました。

若い頃は“酔っぱらって”ではなく”気持ち悪くなって”周りに迷惑をかけたことが何度かありましたので、そのうち「そこまでして飲む必要もないや」と、飲み会の場でも”とりビー(とりあえずビール。すでに死語)”をちょびちょび、その後はウーロン茶でも、ワイワイ十分その場を楽しんでいました。

ただ酒飲みばかりのメンバーだと完全に割り勘負けします。皆は日本酒ガンガン飲んで、気が大きくなってさらに注文が増えていき、自分はウーロン茶2杯だけなのにぼったくりバーか!」みたいな恐ろしい額になることがあるので、大勢の時は飲み放題プラン以外は参加を遠慮するようにはなりましたが。

    
ドラマでは主人公が家に帰れば必ず冷蔵庫からビールを取り出して一人で飲むシーンがあります。誰か友達や同僚などが来ると、2本出して1本を「はい」と渡します。私にはこういう生活シーンがないので、実は軽い違和感を感じながら見ています。家でお酒を飲まない”というと皆驚きますが、そんなに変なことなのでしょうか?

ノンアル飲料の存在が不思議

昨今の若者には飲まない・飲めない人が増えていて、ノンアル市場が拡大しているという話を聞きます。でも、あまり飲まない私にとっては「ノンアル飲料」というもの自体ちょっと不思議な存在なのです。

ノンアル飲料は「飲む人が我慢する状況での置き換え飲料」と言われればすんなりわかるのだけれど、「飲まない人が増えてるからノンアル市場が拡大」という理論には少し「?」なんです。

特にノンアルコールカクテル。最近は「モクテル」と呼ぶそうですが、"モック"って"真似た"という意味ですし、それってほぼ「凝ったミックスジュース」では? そこまでして”アルコール飲料のふり”しなくてもよくない?って思ってしまうんですよ。(あー、こんなこと書くと方々から怒りを買いそう。ゴメンナサイ)

だって下戸からすると、別にウーロン茶でもジンジャエールでもいいんだもの。モクテルって結局それらと同じ「ソフトドリンク」ですよね? だってソフトドリンクって「アルコールがない飲み物」という意味だし。

お酒っぽい感じでないと雰囲気出ないからでしょうか?"酒の場の雰囲気"って何でしょう?飲まないなら本人の脳の働きは変わらない。であれば、"雰囲気"はあくまで飲み物と器の"見た目の問題"ということになりそうです。映えるスイーツにテンション上がるのと同じように。

それならジンジャエールもお洒落なグラスに注いで輪切りレモンと食用花でも添えればモクテルでは?とかね。

「あーこれだから飲まない奴は話にならないんだよ」と言われそうですが、単純に不思議に思っていることです。

飲まない人間にちょっと朗報?

最近「飲まないのがクール」「健康のために飲まない」という価値観が若者中心に広がってきているという記事を読みました。この動きを「ソバーキュリアス」というらしいです。(日本人は絶対"お蕎麦"を最初に思い浮かべるぞ)

次から飲まないことを云々言われたら「最先端なんだぞ!」って言えるかも。

新PCでの初投稿。IEサポート終了に思いを馳せる

新しいパソコンでの初投稿です。今まで使っていた古いPCがついに壊れ、夜中に注文して24時間もかからず届いたのでほとんどダウンタイムなく使えて感動です。しかしなんと動きが速いのでしょう!今まで起動もWebを開くのもゆっくりだったので、この一瞬で反応する感覚に驚いています。これが当たり前になってしまうと、もう以前のには戻れないでしょうね…。

PCといえば、ついに6/15マイクロソフト社がInternet Explorer」のサポートを終了し、後継ブラウザ「Edge」へ切り替わりましたね。IEは私の世代にとっては長年親しんだブラウザなので、ひとつの歴史が終わったような気分です。

【目次】

社内では複数のブラウザを使い分けていた

プライベートPCではすでにIEを使っていなかったので問題ないのですが、会社では複数のブラウザが入り乱れています。様々な社内システムやWebによって適したブラウザが異なるので結構煩雑です。

ある社内システムを使おうとすると「これはIEで開いてください」と表示が出たり、逆に「これはIEでは動きませんのでChromeをご利用ください」など色々アラートが出て、どれがどのブラウザかを覚えるまでは開き直すのが面倒なこともありました。

これは主に、そのシステムやWebページがどの位古くからあるか(作ったのか)によって違うためです。

ネスケIEの戦い

1995年マイクロソフト社が「Windows 95」を発売、日本でもこのOSを買い求める大行列の様子をテレビ中継していて、まるでお祭り騒ぎのようだったことを覚えています。これをきっかけに日本でもPCが普及し、インターネットも急速に広まって翌年には日本企業でイントラネットブームが起こりました。
    
でもこの頃はまだ「Netscape Navigator」というブラウザの方が主流で、私もこのネットスケープ 通称 "ネスケ"の方に、”ぽっと出”のIEよりも使い勝手が良く親しみを感じていたものです。

その後マイクロソフトWindowsIEを標準装備したため、Windows PCを買えば最初からIEがデスクトップにあるわけで、自然とIEを利用する人や企業が増え、社内システムもActiveXという技術が便利だとIEをベースに作られるようになっていき…そのうち日本ではIEが主流となり、いつしかネスケは消えてしまいました。

もしかしたら記憶違いかもしれませんが、その当時IEを開くとスタート画面が「Yahoo! Japanだったような気がするのですが(自分がそうしていただけかな?)、ヤフーが日本でここまでメジャーになったのもそのせいではなかったでしょうか?

そのため当時親は「インターネット=Yahoo!」だと思い込んでいて、だからその画面が出ていないと「インターネットが使えなくなった!」とか言って騒いでいたなぁ。説明しても理解を得るのが大変そうで面倒だからそのままにしていましたが。

そんなブラウザもあったね

IE対応の社内システムも、情報システム部門の人たちが長い時間をかけて他ブラウザで動くよう改修してきましたので会社では特に混乱はありませんでした。

それにEdge上でもIEとの互換機能が用意されているので当面困ることはなさそうです。ただ、もういらないからといってIEをアンインストールすると「復活できなくなってしまうから注意しろ」と会社で注意メールが回ってきました。

愛着のあった古いPCが壊れ、強制的に新しいPCになり、そのサクサク加減に1日で慣れ親しんでしまう。ネスケIEもなくなって「そんなブラウザもあったね」と思い出になっていく…諸行無常

パソコンが壊れてしまいました

ついに私のPCが壊れてしまいました。そのため初めてスマホから書き込んでいます。

このPCはwindows8.x時代に購入したもので、win10に上げて使い続けていました。

随分古くなっているし、最近は起動や様々な動きが遅かったり不安定になるなど挙動が気になっていたので、夏には新しいPCに買い替えないとダメかな、とか思いながら機種の検討などを始めていました。

そんな折、突然電源を入れても立ち上がらなくなってしまい、色々調べるとハードディスクが逝ってしまったようです。

予定より少し早いけど仕方ありません。目をつけていた機種を購入するためそのメーカーのサイトに行き、先に求められるユーザー登録だの何だの色々と面倒なことをやった上で購入ボタンを押した・・その段になり、

「納期未定」の文字が!

入荷されないのでいつ届くかわからない。一週間後なのか半年先なのか…。

今、世界的な半導体不足と中国のゼロコロナ政策によってPCやサーバーなど様々なIT機器や家電などが不足していることはわかっています。

仕事でも「4ヶ月待ちでもまだ目処がつかない」などという話も漏れ聞いていましたから、今回の「納期未定」にも驚きはしませんでした。

でも、それなら最初の選ぶ段階で書いておいてよ!と言いたい。ユーザー登録などで個人情報だけ色々収集されただけ…

私はそんな何ヶ月も待ってられないからサッサと、違うメーカーで求めるスペック・条件が同じものをAmazonで検索すると、検討していたものとほぼ同じでもっと安いものがありました。

在庫ありで信頼のおける販売元だったので即注文。ほぼ同じものがメーカー直だとダメでAmazonだとすぐ届くとはね。

早く新しいPCで書きたいです。

ドラマに突然自分が出てきたら笑えない

駅に向かって歩いている途中、広い場所で大勢の人達が立っている風景に出くわしました。男女30人位はいたでしょうか、各自バラバラにかなり離れて立っています。”何か普通と違う”と感じ、私は歩きながらもその人達をずっと見ていました。違和感を感じたのは、全員その場に立ったまま私の向かっている方を向いて少しも動かないためでした。

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謎の集団

誰一人全く動かないので「え?もしかすると"だるまさんが転んだ"をやってる?」「今、大人の間でそんな遊びが流行ってるの?」などと訝しみつつ、”鬼”がどこにいるのか目で探しますがわかりません。

「それにしてもぜんぜん動かないな、誰も会話していないし笑顔の人もいない…」変だな変だなと思いながらも歩き続けていると、突如前方から大声が聞こえ、それと共にその集団が一斉に歩き始めました。

「えっ?」突然のことに驚きましたが、私も同じ方向に歩いているわけですから、その人たちと一緒に歩いてるような感じになりました 。

物陰を通り過ぎて見えてきたのは、撮影カメラと機材と大勢の撮影スタッフ。

一瞬で悟りました。「これはドラマか何かの撮影だ。この大勢の人たちは通行人のエキストラだったんだ!」皆笑いもせずその場にじっと立っていたのは、監督のStartサインを緊張しながら待っていたからか…。全て合点がいきました。
    

映っちゃってる?

でも一体どういうこと!?カメラは回ってます。私もこのエキストラの人達と一緒に歩いているから、「私、通行人の一人になっちゃってるじゃん!

立ち止まるのも引き返すのも何か許されないような気がしてそのまま歩き続けつつ、「どうすんのよ!何かのドラマ見てたら突然私が出てきたらどうすんのよ!」

駅前スーパーで買い物するだけだったので、マスクはしているもののほぼノーメイク、ラフでダサイ服・・・「いやだー(泣)」

カメラ脇のモニター横を通った時、きれいな若い女性の横顔アップが見えました。女優さんでしょうか。しかし「顔ちっちゃ!

彼女の後方には通行人(エキストラ)が歩いてるのがバッチリ映ってます。

カーーット!」という大声と共に全員の動きが停まり、その場の空気が少し和らいだ感がありました。。。って、「カーット」じゃねーよぉー!

私 ぜんぜん関係ないし!交通整理担当スタッフはなぜ私を止めなかった!?

私はこういう撮影の場に結構多く遭遇しているのですが、普通こういう時は撮影スタッフが「すみませーん、ここ通れません!」「立ち止まらないでくださーい」とか言って、私のような一般ピープーを撮影の邪魔にならないように"どかす"ものです。

普通は「何の撮影?誰か有名人いる?」と野次馬な気持ちになるのですが、急いでいる時は「私はここの人間で用があって歩いているのに通らせないってどうなのよ?」などとイラつくこともあります。

でも、もしどかされなかったらこういうことになるんだって、今わかりました(苦笑)。

なぜかすり抜けることが多い

ずいぶん昔の話ですが、都内大通りの広い歩道で向こうから歩いてくる男性3人。何となく見覚えがあり知り合いだと思ってすれ違いざまに会釈すると、向こうも会釈を返してくれました。通り過ぎてハッと気づくと大通りなのに周りに誰もいない

見回すと遠巻きで撮影していたのでした。大勢の通行人が制止させられ皆がこちらを見ています。でもなぜか私だけすり抜けて歩いてしまったようです(恥)。彼らは誰?と後で思い返すと(その場ではわからなかった)当時人気のシブがき隊でした。

またある時、会社の別の部署に用があってその部屋のドアを開け勢いよく入っていくとこれまたドラマの撮影中。私のせいで撮影を中断させてしまいました。この時もドア前には制止するスタッフがいなかった。

でも平日の昼間、まさか自分の会社内で撮影してるなんて普通思わないでしょ?その時、窓際の室長席に座っていたのは某有名二枚目俳優。撮影を停めてしまった私を見てにっこり。いい人!

それにしても、私はよほどいつも周りを見ずにボーッと歩いているのでしょうね。。

「元彼の遺言状」著者 新川帆立先生の、大賞を獲るための5つの攻略法

やっている月9ドラマ「元彼の遺言状」の原作は、2020年 宝島社 第19回このミステリーがすごい!」大賞の受賞作品です。この本の著者は新川帆立さん。昨日ご紹介した今私がハマっているYouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」でも、以前新人作家として出演されていました。その話があまりに面白いので皆さんにも是非見てほしいです。

【目次】

今クールで一番期待したドラマ「元彼の遺言状」

ドラマ好きの私は今クールのドラマも色々録画して見ていますが、始まる前一番期待したのはこの「元彼の遺言状」でした。主役が綾瀬はるか大泉洋のコンビによるミステリーと聞いただけで面白そうと思ったのです。ドラマはいよいよ最終回目前で、結末が楽しみです。

主人公は女性弁護士の剣持麗子(綾瀬はるか)。大手製薬会社の御曹司である学生時代の元カレ(生田斗真)が「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言を残して亡くなったことから謎解きの物語が始まります。

この剣持麗子はとにかくキャラが強い。美人で、お金に執着し「金にならない仕事はしない」と豪語する弁護士で、自分勝手で負けず嫌い、大食い、言いたいことハッキリ言う、でも不思議な魅力がある女性。
     
著者の新川先生は、女性が見てスカッとするような女性が憧れる強いキャラにしたいと思ったそうです。

新川帆立先生の方がキャラが立ってる

私は原作を読んでいませんでしたが、YouTube有隣堂しか知らない世界」を観て、小説もさることながら、その新川先生自身の経歴や考え方などを聞いて、すっかり彼女自身に興味を抱いてしまいました。

まず経歴なのですが

アメリカ合衆国テキサス州出身。16歳で「吾輩は猫である」を読み感銘を受け作家を志望。高校時代は囲碁部で全国高校囲碁選手権大会出場。東大法学部 法科大学院卒業し司法試験に合格、弁護士に。囲碁部時代麻雀にも興味を覚え、司法修習中に日本プロ麻雀協会のテストに合格しプロ雀士としても活動。弁護士の傍ら作家修行して2020年に「このミステリーがすごい!」大賞で作家デビュー。

なんだ?このただ者ではない感。

YouTubeの中でMCブッコローが、なぜ最初作家志望したのに弁護士に?と聞くと「簡単に作家になれるわけがないし、もしなっても食べていくの大変だろうからって不安になっちゃってとりあえず弁護士になろうと思った」みたいなこと言っていてて。

・・いやいやいや! だからって、東大も司法試験もプロ雀士(なぜ?)にも普通"とりあえず"でなれないし。すご過ぎます。

大賞をとるための5つの攻略法

作家修行というのも「人に教わった方が早いと思って小説教室に通って一から始めた」「ミステリー大賞を獲るための攻略法がある。過去の選考過程が全て公開されているので、その講評を読めばなぜその作品が通ったのか・落選したのかが推測できるので、大賞を取るにはこうした方がいいなということを研究した結果、獲れた」

ということで、このYouTubeでは大賞を獲るための5つの攻略法をひとつひとつ説明してくれています。どれもなるほどで、この方は理論立てて戦略を策定し、それらを全て実践し、そしてその通り大賞受賞したわけなのですね。

下記YouTubeは2本両方見ても15分位なので興味を持たれた方はぜひご覧下さいね。

話題の新刊『元彼の遺言状』の著者が登場!有隣堂しか知らない世界29

 

【たった5つ】新人賞を獲る攻略法 新人作家の世界②有隣堂しか知らない世界30

ちなみにフジテレビの「元彼の遺言状」ドラマの公式サイトはこちらです。

文房具や本が好きなら絶対ハマる「有隣堂しか知らない世界」

有隣堂という老舗の書店をご存知でしょうか? 私が子供の頃住んでいた駅前にも、オフィスの近くにも、現在の居住地域にも有隣堂書店があるので、てっきりメジャーな全国区だと思っていたのですが、実は東京・神奈川・千葉のみにしかないローカル本屋だと最近知ってびっくりしました。

今、この有隣堂がやっているYouTubeチャンネル有隣堂しか知らない世界」があまりにも面白くてハマっています。文房具や本が好きな方なら絶対気に入ること間違いなしです!

【目次】

文房具や本も知れば奥が深かった

有隣堂しか知らない世界」は2年前から始まったチャンネルで、番組MCはミミズクのブッコロー。とにかくこのブッコロー(中の人)のトークが面白いのです。(下記YouTube画面の黄色いのがブッコローです)

TVチャンピオンの文房具王選手権に2回出場しつつも"文房具王になれなかった女"、有隣堂 文房具バイヤーの岡崎弘子さんが最もよくゲスト登場して色々な文房具を紹介してくれます。この岡崎さんは恐らく50代、なんかほわーんとした天然で好き。

番組第1回は、理系の人がこよなく愛する高性能ティッシュキムワイプ」を取り上げ紹介。その後もガラスペンやシャチハタ、ボールペン、インク、ペンケース、ビンテージメガネ、地球儀…など様々な文房具が登場します。
    
他にも、変な文房具対決や、発売前の新作先出し、文具女子博、文房具屋さん大賞を獲った商品などの情報も。もちろん本屋ですから趣味の本やマンガ、地図、カレンダーなど書籍類の紹介もあります。また時々食品も登場します(本屋だけど飲食事業もしているそうで)。これも、本に出てくる料理を作ってみたり興味深い企画です。

商品ではないけれど、有隣堂アルバイトの女性がJ-POPを平安時代の古文訳にして歌っちゃうシリーズも深くて面白くてかなり好き。

現在約100本強の番組がありますが、1回6~8分程度なのでサクッと見れちゃえますよ。

忖度しないブッコローがたまらない

延々と紹介したのに有隣堂で売ってなかったり、ブッコローは良いものは「すっごくいい」という一方、「これはいらない」「美味しくない」などと正直に言ってのけたり、その商品の競合メーカーに一切忖度しない質問をしたり、といったぶっちゃけトークがたまりません。

たとえば下記は「油性ボールペンの世界」ではジェットストリームやアクロボールを比較していますが、三菱鉛筆ジェットストリーム推しのブッコローが競合であるパイロットに電話しちゃったりしています。

最近文房具を買うこともめっきり減っていたし、必要なら100均ですませていたけれど、「有隣堂しか知らない世界」を見て普段気にもしなかった文房具のあれこれを知って、なんだか久しぶりに文房具屋さんに行ってじっくり見たくなりました。

今や財布はポイントカード入れ。現金はリリーフとして出番待ち

スーパーで買い物中、カゴいっぱいに食料品を入れていざレジへ並ぼうとした直前で財布がないことに気づきました。財布の中には紙幣と硬貨、そして色々な店のポイントカードなどが入っています。どうしよう…

【目次】

サイフがない!現金持ってない!

「どこかで落とした!?どこで?」・・記憶をたどります。

「家から歩いて…直接ここに来たんだから他の店で取り出してはいない。そういえばこの買い物バッグに入れた記憶がない。家に置き忘れ?…昨日のカバン…から取り出した記憶も…ない。やっぱり家だ。落としたんじゃなくてまだよかった」

このスーパーは安いことを理由に現金のみしか取り扱っていないため、スマホは持っていましたが役に立ちません。「このカゴどうしよう」と一瞬迷いました。

「買ったもの全てまた元の棚に戻し家に戻る?いやーさすがにそれは面倒だ。でも今夜の夕食の分は買わないと。仕方ないから他の店に行く?でもここせっかく今日特売なのに、これもあれも98円だったのに・・・悔しすぎる・・・」

死ぬ間際は走馬灯のように一瞬で一生を振り返るといいますが、それに匹敵する速さで、上記の「どこかで落としたのか?」から「悔しすぎる」まで、頭の中を様々な思いが駆け巡りました。

次の瞬間、そういえば!!スマホケースの中にいざという時のために千円札を入れていたことを思い出したのです。「助かった!」合計1000円をオーバーする分のみ元に戻し、無事支払うことができました。

すでに財布の出番がなくなっている

たかがスーパーに財布を忘れて行ったことだけで原稿用紙2枚分も書くかよ!とつっこまれるかもしれませんが、

でもその時思ったのです。

今ではもう、ネットはもちろんリアルの買い物でもほとんど××Pay や iDなど、スマホひとつあればほぼキャッシュレスで済むため、逆にこんな現金オンリーの店でしか財布の出番がなくなっている現実を改めて実感したのです。

買い物だけでなく、電車やバスに乗るときも交通系 ICカードで改札ピッで済むので交通費がいくらなのかの感覚があまりありません 。

様々なサービスも事前にクレジットカード番号と紐づけているものは払っている感覚すらありません。

今やサイフはポイントカード入れがメイン業務で、現金はリリーフ投手として出番を待っている状態です。

デジタル化でお金の肌感覚が消えていく

私達は幼い時からの経験で、物やサービスを享受するためには紙や金属でできた"現金"という対価が必要であることを肌感覚で理解しています。
    
その紙が「買い物によって自分の手から人に渡り、自分の財布からどんどん"出ていく"」というアナログな体験は、使い過ぎた時の減り方の速さに軽い恐怖を覚え、少し歯止めをかけねばならない気持ちにもなるものです。

キャッシュレスは手軽で便利でポイントもたまったりして、私にとってももう欠かせないものになっていますが、確かにそういった"リアルな実感"といったものは少し薄らいでしまった気がします。

もちろんレシートやスマホ履歴で"何にいくら使ったか"は現金よりも正確に把握できるのですが、その場その瞬間の、握りしめた小銭の重さとか手渡す行為などの肌感覚はデジタルにはありません。

生まれた時からスマホがある若者や子供は一層そういう感覚がなくなっていき、お金に関する意識もずいぶん変わっていくのだろうな・・・

でも、いざという時のために

以前も書きましたが、大規模震災時などでは公衆電話しか使えなくなる可能性があり、その場合に10円玉が必要になることや、

停電などで充電ができなくてスマホが使えなくなってしまうことなどを考えると、どんなにキャッシュレス化が進んでも、いざという時のためには常にいくらか現金を持ち歩くことをお勧めします!(財布とは別の場所にね)

睡眠の質向上のため「ヤクルト1000」を飲みたい。でも飲めない

「ヤクルト1000」が大人気だそうですね。しばらく前からネットでも「ヤクルト1000を飲んで寝たらよく眠れた」などといった情報を見かけることが増えていて、気になって色々と情報収集していました。結構良さげで「試してみよう」と思っていたのですが、今時点でまだ手を出せていません。その理由は…

【目次】

ヤクルト1000の特徴

ヤクルト社のサイトによると「ヤクルト1000」というのは、

生きて腸内まで到達する乳酸菌 シロタ株が1本(100ml)に1000億個入った乳製品乳酸菌飲料。機能性表示食品で、一時的な精神的ストレスがかかる状況での「ストレス緩和」「睡眠の質向上」の機能があります。

つまり「ヤクルト1000」1本にはシロタ株(乳酸菌)がヤバイほど多く入っていて、それが"ストレス緩和"や"睡眠の質向上"等の効果を生む、というわけですね。

他のヤクルトと比べても、Newヤクルト:200億個、カロリーハーフ:200億個、ヤクルト400:400億個ですから、「ヤクルト1000」のシロタ株量は群を抜いていることがわかります。

2022ヒット商品番付上位間違いなし

現代日本人は、睡眠で悩んでいる人が老若男女問わずとても多いといいます。特にR55世代はこの「睡眠の質向上」というパワーワードに飛びつきたくなる人も多いことでしょう。

私もその一人ですから「ちょっと試したいな」と思っていました。高価なサプリメントなどと比べればお手頃価格でもありますしね。

研究でも実際にニセ物(プラセボ)と比べて深い睡眠が得られたとの論文も出され、この商品は絶対2022年ヒット商品番付の上位に入ってくると予言します。

私の睡眠時間はかなり短い

私は昔から夜更かしで、仕事のある平日はいつも4時間しか寝ていません。でも不思議なことに日中オフィスでの仕事中も全く眠くならないのです。他の人達が昼休みには机につっぷして寝ているのを横目で見ながら10分で昼食を済ませ、またすぐ仕事に戻る、そんな毎日をずーっと長いこと続けてきました。

ショートスリーパー気味でも元気な自分を、以前は少し自慢するようなきらいもありましたが、アラフィフになってついに体調を崩すことになります。

毎日寝不足・ワーカホリック気味・家でも主婦として忙しく、常に交感神経優位で休まる時がほとんどなかった私の自律神経は、年齢的なものと、立て続けに重なったいくつかの強いストレスをきっかけに音を上げ失調してしまったのです。

そこからどんどんボロボロになっていくのですが(その話はとばしますが)、体調が戻っている現在も、ほんのちょっとしたことで朝まで眠れなくなってしまう日がよくあります。

以前は眠れなくてもそんなに気にしていなかったのですが、そうやって体調を崩したり、近年の研究で、寝不足によって脳内にたんぱく質の一種「アミロイドβ」が増加することで認知症を引き起こすことがわかったり…で、何とかしないとまずいと思うようになっていました。
    

ヤクルト1000の弱点

そんな中での「ヤクルト1000」登場ですから最初は絶対飲もうと思ったのです。でもひとつ大きな問題がありました。

このヤクルト1000、糖質が結構高いのですよ。

実は前回(冬)の健康診断結果で、今まで何ともなかった代謝にチェックがついてしまったため、今なるべく糖質を控えるように気をつけているのです。

思い起こせば今までずっと、毎日の食生活はカロリーはそこまで多くなくても糖質が高かったと反省。それに加え、夕食時間が遅い、早食い、寝不足、運動不足、そして親も糖尿病ですから遺伝、年齢・・・

「まずい!このままじゃ糖尿病まっしぐらじゃないか!」と今更焦り始め、特に夜はできるだけ糖質(炭水化物)を控えるようにしています。

ヤクルト1000の炭水化物は1本で14.1g、糖質角砂糖3.5個分相当。それに液体ですから急激に血糖値を上げやすいと思われます。睡眠薬ではないのですから毎日飲まなければ睡眠の質改善効果も出ないでしょう?

なのに、糖尿病の一歩手前の人は血糖値スパイクを起こしやすく、ヤクルト1000も十分誘発する可能性がある。とか上記記事に書かれているんだもの。飲みたいけど飲めない・・・

でも血糖値の正常な方はぜひトライして、効果のほど教えてくださいね。

テレワークを禁止にした企業の考え方2。悪魔の証明

以前会社で、ある社員の怠慢とミスで大きなトラブルが起こったことがありました。社内はもちろん取引先にも迷惑をかける騒ぎとなり、他部門の社員も動員され2か月位かけてその対処にあたりました。

【目次】

期末に表彰されたのは・・・

トラブルの火消しにあたった人達は毎日大変な苦労を強いられましたが、大勢の努力のおかげで無事沈静化でき、取引先からもその対応と誠意に感謝を示され、以前よりむしろ取引を増やしていただき結果オーライとなりました。

毎期末、顕著な業績をあげたり貢献をした人が表彰されるのですが、この期末に表彰されたのはなんと、そのトラブルを引き起こした張本人を含む火消しをした人達でした。

その時の責任者は張本人の上司でしたが、彼はその苦労を評価され上のポジションに出世しました。私はその期末表彰を遠くで眺めながら大きな違和感を感じていました。
    
その2カ月間の大勢の社員の労働工数経費換算すれば相当な金額に相当します。本来しなくてよかったはずの工数です。その間、火消し隊の本来業務は止まっていたのです。

私の部からも数人応援に駆り出され、その穴を埋めるため我々の業務負担も増えた、そういった表面上見えづらい工数も多々ありました。

もちろんトラブル対処は大変だったことでしょう。でもそれで全社表彰?出世? 何か釈然としない気持ちでいっぱいでした。

感謝されても評価はされない

一方で、何もトラブルや事故をおこさないよう様々なことに気を配り、不安要素があれば全て事前に手を打ち、毎日地道に業務を行っている部門があります。

でもこういう部門や社員は高く評価されることはほとんどありません。何か顕著な変化でも打ち出さない限り"同じことを続けているだけ"と見られ、逆に評価を下げられることすらあります。

彼ら・彼女らも別に評価が欲しくてやっているわけではなく、責任感や達成感で自ら動いてのことなのですが、でもそれで低評価をつけられたらやはり悔しいはずです。

そういったコツコツ型の社員は、水面下での努力を大げさにアピールなどせずに粛々と業務を行うタイプが多いこともあり、会社はなかなかそこに気づけません。口で感謝することはあっても本心では(人事的な)評価はしていないのです。

(これって何だか毎日の家事や育児にもつながるような気がしますね)

何か事が起きそれを解決する努力は目立ちます。上司や役員なども巻き込むので騒ぎも大きくなり、共に汗をかきながら問題解決にあたるので、何だか戦友のような絆みたいなものも生まれ、大きな仕事したような気にもなるでしょう。

でも会社にとって本当の利益のためには、最初からそんな事が起きないようにする方がよほど重要だと思うのですが、その評価を得るには、その努力により何も起こらなかったことを証明しなければならない、まるで"悪魔の証明"を求めるようなものです。

「おーいお茶」を求めるお父さん

長いこと企業内を見てきて、評価する側の多くは(全員とは言いませんが)、そのような会社にとっての本質的な利益よりも、内心は自分の隣で苦労して汗をかくこと自体に価値を見出す傾向があるように感じていました。

上司が「おい誰か」といった時すぐ横で「はい何ですか?」と言って動いてくれる部下を求めているのではないか?まるで昭和のお父さんが「おーい」といえば暖かいお茶がさっと出てくる奥さんを求めているように。

そういうのを"コミュニケーション"と言っているように感じてならなかったのです。だからテレワークは「コミュニケーション不足になる、対面が一番だ」といってやめてしまったのではないか、と。

私は昨日今日入社した若手社員ではありません。長年管理職として上司の立場も経験してきました。その私が広く社内と多くの管理職を見て、そんなことを感じてしまうのです。

そんな大企業は果たして、これからも生き残っていけるのでしょうか。

隣席の4人組の会話を聞いて驚いたこと

夜の飲食店、コロナによる制限もなくなって店内の賑わいが戻ってきました。私の隣のテーブルは若者4人組。誰もお酒は飲んでいませんでしたが、皆スマホ片手にすごく楽しそうに騒いでます。その会話を耳にして少し驚いたことがありました。

【目次】

4人組の賑やかな会話

「あーー、ディズニー行きたい」「うん行きたい」

「これ(インスタ)超ヤバい!」「マジ?ヤバイ」「えー、もっと盛った方がいいんじゃね?」

「コロナはいいけど、サル痘だけにはかかりたくない、だってキモイし

ずーーっとしゃべっていましたが、食事の最後に4人ともスイーツを頼んで食べている時だけ静かでした。(スイーツ食べてる時はカニと同じでなぜか皆無口)

さてここまで読んだあなた、会話の内容・しゃべり方・シメのスイーツなど、今どきの女子高生をイメージしていませんでしたか? 
    

女子高生をイメージしたあなたはR55世代?

いえいえこの4人は皆、男子大学生です。

冒頭のトークを、脳内で想像した声より1オクターブ低くして、語尾も下げる感じにイメージし直してみてください。男子大学生になりました?

私は最初から彼らを見ているからわかってはいるのですが、聞こえてきた会話の内容も盛り上がり方も、かつて自分の周りにいた男子大学生達とあまりに違うので、正直「へーっ」と驚いたんです。(比べる世代が古すぎますよね)

この年頃の子を持つ母親なら何の驚きもないのでしょうが、何しろ私は長年、男子学生の(対外的ではない)プライベートな話を聞けるシチュエーションがなかったものですから…

昭和の彼らの学生時代、男だけの時の話題といえば、車・バイク、旅行、音楽、ギャンブル、お酒、バイト、そして女の子や彼女…そんな感じでしたが、隣席からはそういった話題は一切聞こえてきませんでした。ゲームや動画など、主にスマホの世界の中の話が大部分を占めていました。

特に、ハタチ前後の男4人で約2時間もの間、一度も女性の話題が出なかったことは結構新鮮な驚きだったのです。

無意識の先入観はなかなか抜けないもの

もちろん今回たまたま居合わせたグループの会話ですし、彼らの普段の会話も知らないわけですから、今回だけをもって決めつけるべきではないのですが、それにしても"相当違う"というのが偽らざる印象でした。

「女はこうあるべき」といったような"べき論"を人に押し付けることも押し付けられることも好まないけれど、でも「女子高校生はこういう感じ」とか「男子大学生はこんな話題が好き」とかいう無意識の"先入観"のようなものは、まだまだ自分の中にあるんだなぁと、何だか気づかされる出来事でした。

過去の経験による固定観念で無意識に人やものごとを判断してしまうリスクには日頃から気をつけようと思っているのですが、それって意外と難しいものですね・・・。

日本語の自分の呼び方の多さに改めて驚く

ふと「日本語の一人称って何だかいろいろあるなぁ」と思って、ちょっと思い出して書いてみました。普段意識していませんが改めて考えると「なぜこんなに?」と驚いてしまいます。

【目次】

日本語には自分の呼び方がこんなにある

わたし、わたくし、あたし、あたくし、あっし、あたい、わちき、わい、われ、わし、おれ、ぼく、おら、おいら、うち、じぶん、わがはい、わらわ、それがし、当方、てまえ、ミー、せっしゃ、よ、まろ、自分の名前、相手との関係(お父さん/ママ/じい/先生など)

自分のことを指す日本語は、ちょっと挙げてみただけでもこんなにあります。

でも皆、これほど様々な呼び方を瞬時に理解しています。それってよく考えてみるとすごいことだと思いませんか?

呼び方によってはそれだけで、その人の性別や立場などを示しているものもあったり、大昔のことばたとえば「拙者」「麻呂」「余」「わちき」なども、時代劇や歴史物などを通してそれが"自分を指していること"そして"どのような身分か"ということまで私たちは知っているのです。

また現実的に使わないことばでも、漫画やアニメの登場人物が使っているため身近に感じるものもあります。

英語だと自分を表す言葉は老若男女区別なく「 I 」のみです。外国の方が日本語を覚える時に悩んでしまうというのがよくわかりますね。
    

自分の名前で自分を呼ぶ大人

本独特なのは自分を指すのに自分の名前を一人称で使う場合。「A子がね」「Bちゃんは」みたいに自分の名を呼ぶ人がいます。

自分と他人の違いを客観視できない小さな子供は、親や周りの大人が自分のことをそう呼ぶのをそのまま真似して「Aちゃんはね」のように言うことがありますが、成長すれば自然に変わっていきます。

でもたまに大人になってもそのままという人がいて、これは海外ではあまりないことのようです。自分を名前で呼ぶ人は"幼い=可愛い(と思われたい)"という図式を狙っているように感じます。だから女性に多いのかもしれません。

20代の女性が家族以外の第三者に対して「A子はー」とか言っていたら、私だったら正直ゲンナリで引きますね。

今やっているドラマ「悪女(わる)」では主人公の田中まりりんが自分のことを「田中」と苗字で呼んでいますが、これは可愛さの追求ではなく「自分は××であります」的な体育会系のノリのような印象ですね。

相手の立場からみた自分

ママ(お母さん)はお買い物に行くからね」「先生は君たちを応援しているよ」など、相手から見た場合の"自分の役割"を自分の呼び方として使うこともあります。基本的に目上が年下に対してのみ使う手法ですが、これって実は結構高等技術なのではないでしょうか?

「ママはお買い物に行く」これは子供に対して母親が"自分は買い物に行く"と言っているわけですが、もしこれが文字だけだったら文法的には"自分の母親が買い物に行く"ととるのが正しい理解ですよね。

でも母と子供の会話で使われている場合、それは母親が相手(子供)の立場に立っての発言であり、そして子供の方も母親が自分のためにママと置き換えて言っていることを理解しているわけです。

これは双方で自然にシチュエーションに応じた使い分け・理解ができている証であり、その根底には"優しさ"や"気遣い"といった相手への思いやりのようなものがあることを感じられるのです。

一人称だけでなく、あなた・きみ・そちら…のように相手の呼称も同じように様々なものがありますよね。

日本語って複雑で難しいけれど、そんな短い呼び方ひとつで様々なことが伝えられる、深ーくて味わいのある良い言語だなぁ。。なんてことをぼんやり考えていました。

値上げ値上げ値上げ!

値上げ値上げ値上げ。電気ガス・食料品・日用品・ガソリン・交通費・送料…何もかも値上げ!家計に厳しい日々です。でもこんなのまだ序章に過ぎないようで、これからも次々と値上げの波が押し寄せます。

【目次】

価格の安いものほど値上げ率におののく

食品や日用品、その中でも元の価格の安いもの、たとえば昨日まで100円だったものは平気で130円程度に上がっていますよね。

「30円ぐらい」とおっしゃるかもしれませんが、これは1品なのですから、これ毎回10品×買い物回数で考えれば地味にチリツモで痛いのです。

それに率で考えてみてくださいよ。今の例だと一気に3割値上げですよ!これ、20万円の家電が次の日いきなり26万円になっている計算。

日頃「5%還元キャンペーン!」などドヤ顔で大きく広告打っていたのに、次の日にには何も言わずに「30%値上げ」なわけですから。

今月から、オフィスの室内にあるコーヒーの自動販売に何か紙が貼ってありました。近づいてみてみると「昨今の情勢から…云々かんぬん…努力したけど…云々かんぬん」

小さい活字ですっごい長い文章(企業の気持ちがにじみ出ています)。で、結局「10円値上げします」ということでした。

販売機自体の価格表示(ボタン)は何も変わっていないので、差し替える時間はなかったけれど、値上げに間に合わせるためとりあえず急ぎビラだけ貼っていったのでしょう。こんな紙気づかず読まない人も多そうなので、いつも通り100円入れて「出ない!故障だ!」と騒いだオジサンがきっといたことでしょう。
    

インフレは収入が増える前提でこそ健全

現在の世界情勢を鑑みれば仕方ないのはわかっています。何かひとつの要因ではありませんから、すぐに元に戻るわけではないことも理解しています。それに適度なインフレは経済にとって健全な動きです。

だがしかし!

それはお給料なり収入が毎年上がっていくから成り立つ公式であって、R55世代は今後どんどん収入が減っていく(もしくはなくなる)わけです。ここにきての総値上げはかなり厳しい。。。でも元々景気のいい時代を経験していない若い世代はもっと厳しいかもしれませんね。

毎年電車がお休みしていた

私の世代は若い頃、右肩上がりの景気の時代を経験しています。実際色々なものが今より高かったし、デフレ御用達の店自体ほとんどなかったから、高いもの(今と比べるとそう感じる)を普通に買っていました。

でもお給料は毎年ベースアップが行われるのが普通でした。それを渋る企業には労組がハチマキ集結して賃上げ交渉したり、確か毎年、ストで飛行機や電車すら平気で停めたりもしていましたよね。(今それやったら大騒ぎになりそうですが)

定年退職後も今より年金が多くもらえましたし、定期預金だって年利6%以上(!)のものもあったから多くの高齢者も余裕があり暮らせました。

当時株や土地売買を行った人たちはかなり良い思いをしたはずです。

今にして思うと何だか信じられないですね。

でもバブルは結局はじけ、その後もリーマンショックだの何だかんだで長く続いたデフレにすっかり慣れてしまった今、30円値上げが心に突き刺さる。。。

岸田政権が資産所得倍増計画など打ち出しましたが、あの頃と前提条件がかなり違うわけですから…一体どうなることでしょう。

プレミアム商品券をルール無視で買い占めたかのような記事に反論

大分・佐伯市で、1世帯3万円までの上限で販売されたプレミアム付き商品券を、ある女性が一人で440万円分も買い占めた。と、タイトルから読み取れる記事がありました。でも記事を読んでみればそれは恣意的なもので、問題は別にあると感じるものでした。

【目次】

商品券の購入時、事前にきちんと確認をしていた

これは、情報番組「イット!」で取り上げられた放送を記事にしたものです。


この記事の中身を読めば、この購入者はルール無視で440万円分も買い占めたわけでないことはすぐわかります。その女性は列に2回並びはしましたが、3回目商品券を買う前に確認をとっているのです。

記事から一部引用しますと、

女性:「何冊購入できますか?」
スタッフ:「いくらでも購入できますよ」
女性:「440万円は大丈夫ですか?」
スタッフ:「大丈夫です」
女性はその後、現金440万円を持って会場に戻り商品券を購入。市の担当者が使い道を尋ねると「車です」と話したという。

このプロセスを経て購入したのです。なのにどうしてこのタイトルになるのでしょう?

これではまるで、この購入者がルールを守らない独善的な悪人で市が被害者かのような印象を視聴者や読者に与えます。それも"車なんて贅沢品を買うために"といったニュアンスも言外で匂わせている印象で、マスコミに恣意的なものを感じるのです。

このタイトルは、先日の山口 阿武町のネットカジノに使ったコロナ給付金の件が頭の隅にある視聴者を引き付けようとする、マスコミによる誘導に思えて気分が悪いのです。

    

私がこの人なら同じようにポイ活をした

私もプレミアムがついた商品券やチケットなどが売りに出されれば、ポイ活だと喜んで2万円程度の上限額まで買い、日常でちょこちょこ使います。それと何ら本質は変わらないと思うのです。ただその金額が440万円と高額だったからこんな記事になったのでしょう?

もし私も車を買う必要があった場合、商品券で車を買うことができ、かつその商品券は上限なしでいくらでも買えると言われれば、何としてでもお金をかき集めて同じことをしたと思います。だって合法で572万円の車が440万円で買えるんですよ!こんな割のいいポイ活ありません。

原因を作ったのは、ルール化していない市側の落ち度

佐伯市も最初は「1世帯3万円まで」というルールで販売していたそうですが、3分の1以上も売れ残ってしまっただから事前申し込み不要で再販売したのです。委託先事業者はスタッフに「申し出のあった冊数を販売していい」という指示をしています。

住民に人気がなかったのか広報が弱かったのか、とにかく大幅に余ってしまったから制限を緩めて捌こうとしたわけです。

さすがに440万円も購入する人がいるとは思わなかったでしょうが、でもこれは明らかに、きちんとルール化していなかった市および委託先事業者の管理者側に落ち度があるわけで、その指示に従ったスタッフや、ましてや確認して購入した女性を非難する話ではないと思うのです。

その原因を作った役所(委託先含む)側の仕事のやり方・甘さに問題があることを感じるのです。

阿武町の時もそう思ったのですが、IT化が全く進んでいないし、業務プロセスや指示系統の整備がされていなかったり、その場の思いつきのような曖昧なルールで仕事が進められていたり、

そういったことが結果的に様々な問題を引き起こしているということを、地方自治体には本気で考えてほしいのです。

メルカリの送料値上げでPayPayフリマにスイッチするか悩みどころ

来月16日からメルカリの送料を値上げするという知らせが届きました。「メルカリは送料がもう少し安ければもっと不用品を出品できるのに」と思っていたのに逆に値上げ。個人出品者として頭の痛いところです。

【目次】

メルカリ、送料値上げを発表

メルカリが、数日遅い配達を選べば送料を安くする「ゆっくり宅配」を始めるというニュースに喜んで先日この記事を書いたのですが、それ以来この話題を聞かなくなってしまいました。このゆっくり宅配はどうなったのでしょう?

そんな中、安くするどころか逆に「6/16から送料を値上げする」というメルカリからの通知が入ってきてガックリしています。

私はいつも匿名配送できる「らくらくメルカリ便」か「ゆうゆうメルカリ便」を利用して送っているのですが、1回35~150円もの送料値上げはかなり痛いです。

この中で最もよく使っていたのが一番送料が安い「ネコポス」で、大きさA4以内・厚さ3cm以内のものを送れますが、この送料が175円から210円になってしまうのです。

元々送料が安かったのでしょうし、運送業の人手不足や原油高などで値上げも致し方ないのはわかっていますが、安い価格でやりとりしている個人間取引としては正直やはり痛い。
    

600円の品が売れても利益は20円

よほど人気のもの・レアものなどでない限りなかなか高値では売れません。家庭で不要になったノーブランドの小物など500円を超えたらほとんど売れないのが実態です。

メルカリを見ればわかりますが、そういうものは送料売り手持ちで300円(最低価格)~400円程度の取引がざらにあります。

例えば300円で出した商品が売れた場合、メルカリへの手数料10%と送料を引くと利益は今まで95円でした。これが6/16からの送料値上げで利益は60円にしかなりません。

また、小さくても厚みが5~7cm位ある品は「ゆうパケットプラス」を使いますが、こちらは送料80円アップ。別途専用箱も必要ですから、たとえば600円で出した品が売れても利益はわずか20円!

実際はそれに加え緩衝材や封筒など包装も必要なので、実質タダのようなものです。

結構な労力を使って不用品をタダ(値付けによっては赤字)で手放すなんてもうバカバカしてくて、捨てた方がマシということになっていまいます。

売り手は6/16以降、送料値上げ分を価格に転嫁する人も多くなると予想されるので、買う側も「狙ってたものがいきなり値上げされて買うのをやめた」といった影響も出るかもしれません。

メルカリから個人の流出が起こるかも

値上げ後メルカリの個人取引にどういう変化がおこるでしょうか?

高額品以外は、まだ送料値上げを表明していない&メルカリより手数料の安い他のフリマアプリ、たとえば「PayPayフリマ」あたりに個人ユーザーが大きく流れる可能性もあります。ただ送料値上げはメルカリ追従で時間の問題かも・・・私もどうするか思案中です。

でも本当は、以前書いたこの記事のように、自分で荷物を取りにいくなど出品者と買い手の新しい受け渡し方法をメルカリが作ってくれるのが一番いいのですが・・・

とりあえず16日までに、現在の出品物をなるべく売れるようがんばらなくては。