R55女性あるある

R55世代(50~60代)女性の、心身や環境の変化・長年の仕事での経験・主婦目線での生活など綴るブログ

サラリーマン川柳ベスト10に大笑い。わかるー!

毎年恒例の「第一生命 サラリーマン川柳コンクール」のベスト10が発表されました。このサラ川、いつも投稿者の皆さんのセンスの良さに脱帽していますが、今回も到底私には思いつかない秀逸揃いです。

今回の1位「8時だよ!! 昔は集合 今閉店」。

私はくすっと笑ってしまいましたが、もしかしたら若い人には意味が通じないかもしれませんね。ドリフを知らない子も多いんじゃないでしょうか?

昔、土曜20時は家族そろって夕飯を食べながらテレビで「8時だヨ!全員集合」を観る、というのが”日本国民の基本的な生活習慣”といっても過言ではなかった。何しろ最高視聴率は1973年放送の50.5%と言いますからね、驚愕の数字です。

当時の家庭には番組録画や携帯できる機材もなかったから、1家に1台のテレビを囲んで家族皆で同じ番組を観ていました。

だから週明けの小中学校でも皆が同じテレビの話題についていけました。加藤茶の「ちょっとだけよ~」というお色気ギャグを真似してふざける男子はきっとどのクラスにもいたことでしょう。

    

2位、勤め人なら皆この句に共感するかも。

ウイルスも 上司の指示も 変異する

私も、いつも仕事で上層部の指示変異にふりまわされっぱなしで、この句には苦笑いでうなずくしかありません。それもアルファ・ベータ・ガンマ・デルタ…なみにどんどん変異していくから、とても対応が追いつきませんわ~。

5位の「マスク顔 確信持てず 見つめ合う」これもわかるー。

会社内ですれ違った人に会釈しながらも「誰だ…?」って心の中で思っていることが結構あります。マスクで顔半分が隠れているので、親しい人でなければよくわからない場合があって、

でも知ってる人だったら無視するのは失礼だからと半信半疑ながら軽く会釈して通り過ぎているのです。でも多分向こうも同じなんでしょうね!

私の好きなのは4位の 「巣ごもりで MからLに 服反応」ですね。

ずっと家にいて動かないのになぜかお腹がすく不思議。テレビやスマホ見ながらや、テレワーク中も頻繁に何かをつまみにキッチンへ、がすぐできてしまうから、ふと気づくと「ひどい服反応が!!」

では最後に私も一句。「2年いて 初めて知った 部下の顔

全員マスク姿になって2年以上が経ち、2年前に異動してきたメンバーの素顔を見たことがないので、マスクが取れた時にきっとこう思うんだろうなっていう予想の句でした。

他にも面白い句がたくさんあるので下記で見てみてね。

 

テレワークという業務形態が適していたのに禁止にした企業の考え方1

私の会社はコロナまん防解除の翌日から、特別な事情がない限り基本的にテレワーク(在宅勤務)が禁止になってしまい、以前書いた通り1日約4時間も通勤とその準備に割かなければいけない日々に戻っています。

その時間を業務にあてられたテレワーク中よりも実際にできる業務量は減ってしまい歯痒い思いです

また主婦としても、通勤時間分帰宅が遅くなりその後夕食の準備をするため食事の時間も遅くなり、睡眠時間も減ってしまい、昔に元通りです。
    
私の現在の業務は2~3人で連携しつつ完成させていくものなので、テレワークの間は家にいながらもメンバー同士、都度Teamsのチャットやビデオ通話で様々な報告や相談をしながら進めていたため、会社にいるのとほとんど変わりがなく業務を行えていました。

LINEと同じ感じでチャットが入るとPC画面にピコンとそのメッセージが出てきます。それを開けて見たかどうかも相手はわかります。

巷では「テレワークは周りの目がないことでサボってしまう」という問題が多く聞かれましたが、もしずっとサボっていたら返事してこないということで皆にわかってしまいますし、それ以前にサボってる人がいればチームの業務が滞ってしまうわけです。

オフィス同様、業務進捗状況を確認しつつやっていますので、家でも常にある程度の緊張感はあり、勤務中にどこか遊びにいってしまうなんてことはあり得ませんでした。

もちろん途中トイレやコーヒーを入れて少しブレイクする時間もありますし、おやつなどを食べながら仕事をすることもありますがそれはオフィスにいても同じことです。

必要な資料類などは社内ネットワーク上の共有キャビネットクラウド上に格納しているので、皆で業務を進めるのに支障もありません。

自分の生産性のことだけでなく、基礎疾患だらけの親に接する私がコロナ感染するわけにいかなかったこともあり、会社がテレワークを取り入れてくれたことにとても助かっていました。

なので、私の場合はテレワークという業務形態はとても適していたわけですが・・・

会社は"新しい柔軟な働き方"を対外的に発信・提案しているにもかかわらず「やはりFacetoFaceでないとダメだ」というトップの考え方で元に戻ってしまいました。

何ごとにもメリットとデメリットの両面があるものです。テレワークにももちろんデメリットもあります。

まず、家にはオフィスのようなきちんとしたデスクや大きなPCモニター、高速複合機などはありません。テレワークが何年も続くことが表明されていれば、それなりの投資をしてでも家の環境を整え、眼や体に負担がかからないようにしたいところですが、すぐにも終わりかねない状況で、臨時的なダイニングテーブルでの作業の域を出ないままやっていました。

ただ、もし環境を十分整えたとしても、大きな問題は異なるところにあります。

先ほどの企業のトップや多くの上司の考え方です。(物理的に)近くにいることが重要だ」という考え方が、恐らく無意識の根底にあるのだなと、今回のコロナ禍での仕事を通じて感じました。

究極を言えば別に多少サボろうがどこで働こうが、決められた業務上の目標をきちんとクリアしていけるなら、利潤を追求するのが目的の株式会社としては本来は問題がないはずです。でも日本(特に大企業)はどうやらそれだけではないことを感じます。

次回それについて続きを書きたいと思います。

まぶたの炎症をプチプラのシャドウで乗り切った話

キャンメイク(CANMAKE)をご存知ですか? ”安くて可愛い”若い女性御用達のプチプラ化粧品です。

有名ですから私も以前から知ってはいましたが「さすがにオバサンの買うもんじゃないよね」と、ドラッグストアなどでもキャンメイクの棚に近寄る事はありませんでした。

私は子供の頃から肌が弱く、乾燥だかアレルギーだか知らないけれど何かというとすぐ皮膚疾患症状に悩まされます。

数年前にも、理由がわからず”まぶた”が大きく赤く腫れ上がり、長いこと治らず困っていました。

まだコロナ前でテレワークもなく、毎日オフィスに通わなければならなくて、こんなひどい顔を人前にさらすなんて恥ずかしいけれどどうしようもありませんでした。

眼科で処方された塗り薬と、敏感肌用の化粧水は無事使えていました。でも問題はアイメイクです。メイクで少しでも腫れをごまかしたいのですが、着色する化粧品は事態を悪化させないか怖かった。
    
ネットで化粧品成分で刺激の少ないものはどういうものかなどを調べたり、アットコスメで様々なメーカーの成分を見比べたりした結果、これなら刺激が少ないのではないかというものを見つけました。

それがキャンメイクのあるシリーズのアイシャドウでした(同じメーカーでもシリーズによって成分が異なります)。

“刺激の少ないこと”を謳った化粧品は得てしてかなり高価なのですが、キャンメイクはプチプラ、そのシャドウも千円もしませんでした。

別に敏感肌用と謳っているわけでもないし、安くて逆に大丈夫なのか?と少し不安にも思いましたが、ここまできたらものは試し。50代にして初めてキャンメイクを1点買って帰り、家でこわごわ塗ってみました。

昔から何度か、合わない化粧品でかぶれたりしてきた経験から、塗った後(直後~数日間)に違和感や軽いチクチクした感じを受けると、その後まずいことになることを知っています。

この時は元々炎症を起こして腫れているわけですから、今まで以上にそういう感覚に注意深く神経を尖らせつつ、様子を見ていました。

塗った直後は特にそういう違和感も起こらず、少し安心すると共に「おや?」と気づいたのは・・「これ、発色いいな」

色がはっきり肌に乗ります。だから赤い腫れもアイシャドウとアイライン(シャドウの一番濃い色をラインとして)によってある程度は目立たなくすることができたのです。

それでもしばらくは、帰宅後メイクを落とした時にひどいことになっていないか、恐る恐る確認する日が続きましたが、結局まぶたがそれ以上悪化することはなく、長い期間かかりましたが無事治癒しました。

ターゲットは若い人向けのキャンメイクですが、年齢を重ねてくると肌はくすむから、むしろこの発色は年齢肌の人にこそ合うと感じたのです。

一見強い色のように見えますが派手な原色ではないし、実際につけると粉っぽくもならず肌になじみやすいので私はすっかり気に入ってしまい、その後今に至るまでずっとリピ買いを続けています。

まぁ10~20代の女性にしてみれば、ドラッグストアのキャンメイクのコーナーで、手の甲でサンプルの色味を確認しているオバサンの姿はうざく感じるだろうなぁ…とも思うのですが、

ごめんね。でも年取るとどんどん肌トラブルも増えていくのでこちらも色々試行錯誤なのです。

華麗なる一族、リカちゃんパパ ピエール。もう一度「大人の人形遊び」したい

今週のお題「何して遊んだ?」

昨日のリカちゃんとリカちゃんママの話に続き、今日はパパの話です。

リカちゃんのパパは 香山ピエール 36歳織江(リカちゃんママ)とはパリの画廊で出会い結婚したけれど22年間も日本に帰ってこなかった、という話を昨日書きました。ピエールは世界的なオーケストラ指揮者ですから、おそらく演奏旅行で世界中を回っていて日本に戻る余裕がなかったのでしょう(推測)。

でも結婚記念日には必ず奥さんにバラをプレゼントするというマメ男です。

そんなマエストロのパパと、コンクールで賞を取るほどの実力をもち経営するブティックも順調なママというパワーカップルですから、子だくさんでも日本で3~4LDKの億ションに住み、家族皆が毎日きれいな服を着て何不自由なく暮らしていられるのですね。

さてピエールがついに日本に帰国。それにあわせて郊外の一戸建てを購入して引っ越しました(エレベーター付!)。

今までずっと、家のことは全て織江に任せっきりだったピエールは帰国後一転、子供達をお風呂に入れたり家事をしたりと積極的に関わるマイホームパパになります。

そんなイクメンぶりが評価され「イクメン オブ ザ イヤー2014*」を受賞しました。その際ピエールは「今後1年間、育児休暇を取得します」と宣言したのです。
*これ厚労省後援の現実の話です。石田純一さんや、タカアンドトシなどと共に香山ピエールさんがイクメンキャラクター部門受賞→イクメン オブ ザイヤー 2014

ピエールの特筆すべきはその家系です。

ピエールの父 アルベールは、外務省勤務エリート外交官。母はエレーヌ63歳、スイス大使館勤務。このリカちゃんのおじいちゃん・おばあちゃん、二人の出会いはルーブル美術館で、今は仏の南プロヴァンス地方に住んでいます。

エレーヌは由緒正しいミラモンド家の出身。ミラモンドの祖先は王様(!)で、ピエールの実家というのはヨーロッパの名家なのでした。

紋章はハート型を作る白鳥で、その家に初めて女の子が生まれると祖母からバングル(腕輪)が贈られる風習があり、リカちゃんも生年月日と「リカ・香山・ミラモンド」と刻印されたバングルを持っているそうなのです。

・・・ちょっと待った! "初めての女の子"にバングルを贈る…って、長女リエの存在は!?  やはりまた再びどす黒い妄想が・・・(リエについては昨日の記事を読んでね)

ピエールは3人兄妹で、弟 リュックはなんと自動車のF1レーサー。優勝祝賀パーティーで、自動車会社の社長令嬢であるテレーズと知り合い結婚。テレーズは人気モデルでしたが熱烈恋愛の末引退しました。

またピエールの妹 ディアンは動物や自然が専門のフリーライターで、取材で訪れた日本の美しさに惹かれ今は信州で古民家を改造して住んでいます。

いやいや、ハンパない"華麗なる一族"だったのね!ピエール。

※ピエールのエピソードは私の創作ではなく、タカラ社(96年当時)による公式なものです

リカちゃんファミリーにこういったストーリーがあったことを知った上だと、年齢を重ねた今改めて、リカちゃんを抱きしめていた子供の頃とはまた違う「大人の人形遊び」を何だかしたくなってしまいました。

懐かしいという思いでリカちゃんを再度購入というのもアリですが、全く新しい形の、リカちゃんのママやおばあちゃんを主人公にした人形遊び。

"〇ちゃんのママ"ではなくその背景に一個人としての姓名と、酸いも甘いも経験してきた人生のストーリーがあるのだから。

その年齢に見合った品のあるファッションを取り揃え売り出されたら、中高年女性は買ってしまうかも。それも大人買いでね。現実社会ではこの年齢の働く女性のファッションはかなり軽視されているから。

会社の同僚・上司とかママ友とか、現実の社会に沿った人形や関連グッズなどもあれば、大人が日頃のストレスを人形に託して発散する新たな癒しグッズ誕生となるかもよ? 

働きながら7人をひとりで育てたリカちゃんのママ

今週のお題「何して遊んだ?」

1967年発売のリカちゃんも今年で55周年、今のリカちゃんは4代目*ですが、いつの時代の子供達も夢を膨らませながらお人形さんごっこをして育ってきました。
*1992年に5代目が出ましたが1年で戻ってしまいました

R55世代の私も初代リカちゃん人形で毎日遊んでいたものです。(下写真が初代リカちゃん。今と随分イメージが違いますね)。

↑こういうメッセージカードが下記タカラトミーのサイトで色々作れますよ!
リカちゃん55周年記念サイト

リカちゃん(香山リカ)は小学5年生。アイスクリームが好きなおしゃれな女の子。

仲良しのお友達(美人ばかり)といつも一緒に遊び、ボーイフレンドも6人目

歴代彼氏は順に、橘わたる君(1歳年上)、藤原まさと君(1歳年上)、佐藤イサム君(1歳年上)、駆君(3歳年上)、レン君、そして最近できたのが今までで一番背が高い桜井遥斗君。全員イケメン

10歳なのにどんだけリア充なのよ。

小学校は白樺学園っていうから普通の公立じゃないし、豪華なおうち(リカちゃんハウス)に住んでることもご存知の通り。パパは世界的な指揮者でママはデザイナーという、裕福なキラキラ女子ですよね。

リカちゃんで遊んでいた頃はそのキラキラに憧れ、お姫様のような洋服を着せてはうっとりしていたものだけれど、それから約半世紀…

実はリカちゃんより彼女の両親のストーリーの方がずっと面白いってこと、子供だった私にはわかるまい。だから今日はあまり知られていない、リカちゃんのママのお話を。

香山織江。現在33歳、ブティック「ジュエル」のオーナー兼デザイナー。趣味はピアノ。少女の頃からデザイナーに憧れ、パリの有名デザイナー「ジャン・クロード」のアトリエで学ぶため単身渡仏。勉強ばかりでノイローゼ気味な時、気分転換にクロードの知人である画家の個展に出かけました。

その個展会場でフランス人のピエールと出会って交際が始まりのちに結婚、7人の子宝に恵まれました。

・・・ちょっと待った!33歳で7人の子供っすか?

というのも三女と四女は双子で、末は三つ子ですからね、それはもう大変なことでしょう。というのも夫はずっとフランスにいて、織江は日本で仕事も家事育児も一人で頑張っていたのです。そう、ピエールは22年間も日本に帰ってこなかったのです。(その割に7人も子供が…とかつっこまない!)

そして問題はもうひとつ、長女の「リエ」です。なんと行方知れずなのです!

織江はのちにモード・ニッポン・デザインコンクールに入賞。それでパリで開かれるモード・グローバルコンクールに参加すべく搭乗した国際線の機中で気分が悪くなってしまいました。

ご気分が悪いですか?と優しく声をかけてくれたCAさんの顔を見た織江は、彼女の左耳下にほくろを発見しハッとします。ドキドキしながら「あなたお名前は?お父様は何をなさっているの?」と尋ねました。

「私は香山リエです。父はフランス人でオーケストラの指揮者をしています。母は日本人です。でも事情があってパリで父と二人暮らしをしています」

織江は大粒の涙を流しながら「リエ!ママよ」「え、お母様!?」

あーーーなんと偶然な感動の再会でしょう!

・・・って、ちょっと待った!

リエはシャンゼリゼ通りのアパートでパパと二人で暮らしていたんですよ。ピエールよ、なぜずっと娘のことを奥さんに黙っていた?そしてリエの言う"事情"って何?

ってか、ママは33歳よ。リエは国際線CA…一体何歳?

うむぅ怪しい、怪しすぎる。。。いかんいかん、純粋なリカちゃん一家にどす黒い妄想はいかん。

面白すぎる香山家、パパ ピエールの華麗なるストーリーはまた次回!

※このエピソードは私の創作ではなく、タカラ社(96年当時)による公式なものですよ

蚊に刺されにくくするための方法

地球上で最も人類を殺害している生物は? その答えは「」なのだそうです。
前回、モスキート音のことを書いたため「今年もそろそろ蚊の季節だな」と思い起こしました。

私は子供の頃は蚊に刺されやすく、夏の間中いつもどこかしらを刺され悩まされていた記憶があります。刺された部分は痒みが強く見た目も白く大きく膨らんで、子供心に"いけないこと"な気がしながらも、爪を強く十文字に立てていっときの快楽に浸っていたものです(またすぐ痒くなるのに)。

でもふと思うと、ここ10年位ほとんど刺された記憶がありません

もちろんこの2年はコロナで外出が減っているわけですが、それよりだいぶ前からあまり刺されなくなっているのです。

蚊がよく出る夕方に池や川などの水周りや草むらなどに出入りしていないことや、家でも夏は常に蚊取りマットの電源を入れていることも大きいとは思います。が、それじゃだけじゃない気がしていたところ、この記事を見て合点がいきました。

まず「猛暑日には蚊も弱り刺されにくくなる可能性がある」というのがあります。そういえば暑い夏の昼間ってあまり蚊を見かけない気がしませんか?

でも夕方になると出てくる。真夏よりむしろ秋口の方が多く、冬近くでも飛んでいるのを見かけることもあります。これって温暖化によって蚊が活発になる季節や時間帯が昔とズレてきているのかもしれません。
    
また蚊は人の体温と二酸化炭素を感じ取って近づいてくるそうなので、 体温が高い人、二酸化炭素を多く排出している人が刺されやすいということになります 。

この二酸化炭素が多いというのはをかいている人、炭酸飲料やお酒を飲んだ人などが当てはまります。あと黒い服を着ている人も刺されやすいそうです。

今の私は低体温で汗もほとんどかかないから、蚊は「刺さないんじゃなくて私の存在に気づいてないんだ!」と思うと、うれしいのか悲しいのかよくわかりません。

そしてキーとなるのは足の裏でした。

ある小学生の男の子が「一緒にいても妹ばかり蚊に刺される」のを不思議に思い、妹のためにその理由を解き明かそうと様々な実験を始めました。

自宅で何千匹の蚊を飼育したり菌を培養研究したりと半端なかったこの少年は、ついに高校生の時「蚊に刺されやすい人は足裏の常在菌の種類が多い」ことを突き止め論文発表!という快挙を以前テレビでも取り上げていました。
(その後
コロンビア大学に入学し、ザッカーマン研究所で研究を続けたそうです)

だから、もし蚊に刺されやすくて悩んでいる方は、足首から下、特に足指の間や足裏もアルコール除菌シートでよく拭くことと、靴下もなるべく新品や綺麗なものを着用するといいかもしれませんよ。

なお、風があると蚊が寄って来にくいそうなので、もし出歩くときはハンディ型扇風機を持ち歩くのも一案かもしれませんね。

耳年齢チェックをやってみた。・・・え?何か音出てるの?

親は加齢性難聴で何年かの間にどんどん耳の聞こえが悪くなっていきました。現在片方はもう完全に聞こえず、もう片方も大声でかすかに聞こえるかどうかレベルまで悪くなっており、本人はもちろん私や周囲の人間も本当に難儀しています。

私自身は健康診断の聴力検査などは異常ないものの、でも昔と比べると少しずつ人の話やテレビの音などが聞き取りにくくなってきている気がしていて、下記でも書きましたが内心は正直少し不安です。

個人差はあるものの、残念ながら誰しも加齢に伴い聴力は弱くなっていくものです。

"モスキート音"という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。モスキート=蚊のことで、まさに蚊が飛ぶような高周波域の不快な音を発生させ、年齢によって音の聞こえ方が異なることを利用した様々な試みが行われています。

たとえば、夜中に若者が大勢たむろい騒いでいる建物の周辺で、公衆衛生や防犯の観点から、若い人にしか聞こえない周波数のモスキート音を流した結果、嫌な音に耐えらない若者達がその場を去っていき、試みが成功したという話題が一時期取り上げられていました。

また、19KHzの音を流していた商業施設では若者から「気持ちが悪くなった」との苦情が寄せられたといいます。店側はもちろん若者ではなく、ネズミが嫌がる周波数を流すことでネズミ駆除を狙っていただけだった、という逸話もあります。

同じ音が流れているのに年齢によってここまで聞こえ方が違うのですね。
    
ネットには「あなたの耳年齢チェック」みたいなものが多々あって、自分の聴力が何歳ぐらいに相当するか簡単に体験することができます。是非ここでチェックしてみてください。(パナソニックのサイトです。クリックすると音が出る簡易なものです)


皆さんの耳年齢は何歳でしたか?

私は年齢相応の結果でした。つまり着実に聴力は(正常範囲で)落ちてきているわけですから、仕方ないこととはいえやはりがっかりです。

もっと若い年齢のボタンをクリックしても、しーーーん「・・・はぁ?本当に音出てるの?」ですよ。

20代以下の皆さんもしくはその年代のお子さんをお持ちの方、やってみてくれませんか?19KHzなんて本当に音が出ているのでしょうか?教えてくれませんか?

親がテレビのボリュームMAXにしても平然として「ほとんど聞こえない」とか言ってるのが信じられないのと同様に、若者には普通に聞こえる音が多くの中高年には聞こえないのです。

名探偵コナンか何かで、いかにもこれを使ったトリックとか使われてそうですね。高校生には聞こえるけど大人にはわからないモスキート音をモールス信号で流して、気づかれないよう皆で協力して解決する、とかね。

・・・いや実際にそういうこともできるかも。

GW明け、五月病の季節

GWが終わって1週間、通勤風景もすでにすっかり元に戻ってしまい、電車や駅なども毎日大混雑です。コロナが終息したわけでもないのに・・・

連休の後半に何年ぶりかで会おうとしていた友人の一人が会う前日に発熱。コロナではないとは思うけれど念のため会うのをやめることになりました。

とても残念でしたが、もし会った当日の夜に発熱していたら、コロナでないことがはっきりするまで私は濃厚接触者としてGW明けも出勤できず少し面倒なことになるところではありました。

まだまだ、思い切り自由に行動ができない状況は続くのですね。

会社はすでに通常モードになっていますが、ビジネスパーソンにこれから多くなってくるのがいわゆる五月病です。医学的には適応障害と言うそうです。
    
入社や異動、新年度など4月に多い環境の変化で、緊張や疲れ、ストレスなどが積もっていき、約1か月経過した頃にピークを迎え、一転GWなどで張りつめていた気持ちが切れてしまって、精神的・身体的に様々な不調を及ぼす症状です。

真面目・責任感が強い・他人への配慮を重視する"良い人"ほどなりやすいといわれ、20代女性では4割近くが五月病の経験があるといいます。

5月に限らず、環境の変化や緊張を強いられたりストレスが続く時など、その時は結構頑張ってるのだけれど、しばらくたってから時間差で急に来るんですよね。

私も長年の間に色々とつらい経験もしたからわかります。たとえ心はどうにか保ててもダメージが体の思いもよらない場所に出てきたりする。

だから本当は頑張り過ぎない方がいいのだけれど、その渦中は自分ではわからないものです。

今は特に、だるいとか疲労感といった症状は、五月病なのかコロナなのかよくわからないようなところもあって、一層不安かもしれませんね。

五月病など適応障害の対策としては、なるべくストレスや疲労をためないようにして、毎日規則正しい生活を送り、きちんと食べて、軽い運動をするのも有効。しっかり睡眠をとって・・・とかよく言われますが、そんなことなかなかうまくできないから困っているわけで。

体動かさなきゃ、ちゃんと食べなきゃ、もっと眠らなきゃ、みたいに思いつめるのはかえってよくない気がする。逆に、もーいいやと開き直ることが少しでもできれば、ちょっとだけ楽になれると思うのですが・・・やっぱり難しいよね。

パルスオキシメーターの数値が低い私。そもそもこの90何%って数字何よ?

パルスオキシメーター。2年前まではあまり身近ではありませんでしたが、コロナが急拡大して大騒ぎな頃、入院できず自宅待機する感染者のために自治体が機器を配布したり、個人でも買い求める人が多く、どの店でも売り切れが続出したことはまだ記憶に新しいですよね。

これほど大騒ぎになる前に私は、心不全肺炎をよく起こし都度病院のお世話になっている親が家でも測れるようパルスオキシメーターを購入していました。

"パルス"は脈拍、"オキシ"は酸素、指にはさむだけで血中酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を簡単に測定できる機器です。見た目は"短めのホチキス"のような軽いものです。

あの頃のTV番組は連日コロナ一色で、パルスオキシメーターについても取り上げられていて、自宅待機中に数値が95%以下になったら救急に連絡して入院の手配を…とか言っていたことが記憶に強く残っています。

循環器に病を抱える老親が連日97~98%の数値なのに、まあ普通に過ごしている私は95%程度、良くて96%、94%の時も割とある…。あのTV番組に従えば私は毎日救急呼んで入院しなきゃ!?
    
最初の頃はコロナの不安も強く、この低い数値を見て「何かそういえば胸が苦しい気がする」とか悩んだりもしました。だって気になるじゃない? でもその後も普通に過ごせているから大丈夫と思うようにしましたが、そもそも「パルスオキシメーターの90何%って何よ?」正直よくわかってなかったので、改めてお勉強してみました。

まずは小学校 理科による簡単な"体のしくみ"をおさらいです。

呼吸により酸素肺で血液中に取り入れられる→血液によって酸素が心臓に送られ→心臓から血液が全身に運ばれる⇒酸素が体中に行きわたり元気!」

当たり前のようですが、改めてなるほどなと思ってしまいました。

だから大元の肺が血液中に酸素を充分入れてくれなかったり、心臓のポンプがきちんと機能してくれないと、全身(の細胞)が酸欠で危険な状態になるわけですね。

なお、血液中の酸素の運び屋は赤血球中のヘモグロビンです。宅配業者クロネコヤマト・佐川急便・ヘモグロ便!」ですな。

では、血中酸素飽和度を測るパルスオキシメーターの話に戻ります。

てか「酸素飽和度」って何よ。飽和=最大限の状態。酸素飽和度=ヘモグロビンが酸素を運べる最大限の状態(ヘモグロビンの何%に酸素が結合しているかの度合い)のこと。

ヘモグロ便が「今、俺たち宅配ドライバー仲間全員コンディション超最高っす!荷物(酸素)、超運べるっす!」な状態が数値100%。でも常に全員超最高ってことはないでしょうから96~97%位までならOKな感じ。でももっと数値が低いと不具合か何かであまり荷物運べてない状態、ってとこでしょうか。

オミクロンより前の型のコロナウイルスは、主に肺にダメージを負わせ肺炎になりやすかった(コロナのこと新型肺炎って呼んでましたよね)、すると肺から血液に酸素を送り込めなくなるから酸素飽和度が下がってくる。それでパルスオキシメーターで肺炎重症化度合いを推測するわけですね。93%位になると本当に気をつけた方が良いようです。

これで90何%の意味はわかりましたが、じゃあいつも数値低めの私は何ですか?コロナ感染してないし健康診断でも肺炎とは言われなかった。

まず機器はちゃんとしたもの?安いけれど精度の低い粗悪品も多く出回っています。できれば日本製で認証を受けた万円単位のものが良いようです。だって命にかかわりますからね。(私の買ったものはOKでした)

このパルスオキシメーターは赤色の光で(ヘモグロビン(ヘム)は酸素にくっつくと赤くなる性質を利用)皮膚を通して指先の血流をとらえて測定しているため、

手や指先が冷えているとき

血圧が下がっているとき

ネイル・マニキュアをしているとき

貧血があるとき(ヘモグロビンの量自体が少ない)

などには数値が低く出る傾向があるそうなのです。また、20~30秒位たたないと正確な値が出ないのでしばらくじっとして測った方が良いそうです。

以上が私のにわか勉強した内容です。結局私の数値低めな原因はよくわかりませんがこういった様々な要因で低めに出やすいんだろうな、程度に思うことにしました。

恐らく何%という絶対値よりも、普段の数値を自分で知っておいて、何かあった場合はその変化(相対)に注意するのが良いのかもしれません。

コロナ騒ぎも多少治まっている今なら簡単に買えます。一家に一台、パルスオキシメーターを用意しておくのもいいのではないでしょうか?

靴に苦労してきた私。"シンデレラ姉"の気持ちがわかる

海原やすよともこ の漫才をご存知でしょうか?関西の姉妹漫才コンビで、よく自虐ネタで"おばちゃん"をディスるのですが、これがまた「おばさんあるある」で笑ってしまって結構好きなんです。その中のひとつに靴屋の話があります。

靴屋に行くと突然コロッケ工場に迷い込んでびっくりするな」

おばちゃんの履く靴は茶色くてタテヨコ同じ長さで丸くてコロッケみたいな靴がずらっと並んでるコーナーがある。というわけですが、まあ大げさにしろ言い得て妙じゃありません?

確かに、デザインより歩きやすさを優先しているのであろう形状で、黒・茶/ベージュ系が多いから、なるほどコロッケ。

以前も書いた通り私は昔から靴選びには苦労してきました。縦が短く幅広な足で、まさに"コロッケ"な靴でないとフィットしません。

先の尖がった華奢でお洒落なハイヒール、カツカツッて音たてて歩くシーン、私だって憧れましたよ。ドクターXの大門未知子、あれですよ!でも現実は厳しい。

それでも靴屋で試し履きなんてしてみた日には、すごくわかる"シンデレラの義姉"の気持ち。つま先だけでそれ以上入らない・・悔しさ恥ずかしさ。
    
ハイヒールは無理(キッパリ)。でも妥協して少しだけヒールのあるパンプスですら、私が履けるような横幅があるものは長さもあるので実は先の方がブカブカ空間。←電車内で先っぽを踏まれてもあら不思議、痛くない!

ぴったりしてないから踵が脱げないよう無意識に変な力をかけ足を痛めがちだし、すぐ靴擦れして皮がめくれる、どっちにしろ痛くてつらい

それに引き換えコロッケ靴の安心感。軽くて、足裏が柔らかく痛くない、防水で、裏にも滑りにくい加工がしてあって、階段の上り下りも大丈夫。もう、合わない靴を我慢して履いていた過去には戻れない…。

昔、海外ブランド全盛の頃は皆がお洒落で高価な靴で通勤(通学)していたものです。踵のない靴を履くのは最先端NYキャリアウーマンのスニーカー通勤程度で、日本のOL(死語?)はヒールが基本でした。フェラガモのパンプスとかすごく流行りましたね。

でも現在、通勤時間帯の女性専用車両を見渡してみると、驚くほどほとんどの人がペタンコ靴なのです。大部分の年齢20~30代、服装は遊びではなく仕事仕様。でもスニーカーも大勢いますし、若い人でもコロッケ靴は普通。逆にヒールはほんの数えるほど。

大きな契機となったのは3.11東日本大震災だったように思います。あの日、首都圏でも帰宅難民で大混乱、歩ける靴の重要性を痛感した人が多かった。地震などいざという時のために一斉にヒールを脱いだ女性たち。

その後も働き方の多様性と共に、ステレオタイプの"通勤ファッション"に囚われなくなってきたのかもしれません。とても良いことに思えます。

でも靴メーカーさん、コロッケ靴は今やおばさんだけのものじゃないし、おばさんだって何でもいいわけじゃないんですよ。もう少しデザインなんとかなりませんかね。選択肢が限られてるから仕方なく機能優先してるだけで満足してるわけではないんです・・・

大行列に並べるって、充実した日々の証なのかもしれないですね

GWもついに終わりですね。今年は久しぶりに観光地やイベント会場などでの長蛇の列や大渋滞といった、コロナ前の風景が戻ってきました。以前と比べればまだ少ないようですが、それでも風物詩でもある混雑の様子をTVでひっきりなしに映していました。

私は行列が好きではないので、そういう映像を見ると「うわー、こんななら行きたくないなぁ」と思ってしまいます。どうしてもその時でないと・それでないとダメという以外は「そこまでするぐらいならもういいや」と思ってしまいます。

今は老親のこともあり長く家を離れられず、コロナ前からずいぶん長いこと旅行などに行っていませんが、かつては私もGWやお盆しか休みがとれないこともあって混雑時期に遊びに行っていました。

もちろんその旅行やイベント自体はうれし楽しです。でもそれに付随する苦労やデメリットも多いですよね。

往復に時間がかかり実際にゆっくりできる時間は少ない、料金は何もかも通常より割高、車なら渋滞で運転手は大変だし燃費も悪い、トイレに行くのも一苦労、激混みでサービス提供側も対応が悪かったりミスがおこりやすい、自分好みの選択の余地はない、何をするにも時間がかかり疲れる、イライラして機嫌が悪くなる・・・それに加え今だと混雑下でのコロナ感染リスクも無視できない。

今は出かけられない事情の他にも、年齢を重ねそういった困難を乗り越えてまでレジャーに立ち向かうモチベーションも低下している気がします。
    
そのかわり、連休の2,3日目~真ん中あたりの晴れた日、皆が一斉にお出かけして空いている地元やあえて都心部で過ごすメリットを享受することにしています。

今回も、人が少ないことを見越した店が集客のため様々なものを激安で売っていましたし、混雑がないのでゆっくり選んで買い物できます。道も電車も空いていましたし、また普段でも並ぶ飲食店も待ち時間なしですぐ入れ快適に過ごせました。

私は普段でも、レジやATMがかなり行列しているのを見たら踵を返し、時間や日を変えます。他の用事を先に済ませるなど時間をずらせば、たいがい並ばずにすむためです。

そう、私は"逆張り"が好きなのです。

「いかにダウンタイムなしに予定をこなせるか」ということに満足感を覚えるところがあるようなのですね。かといって終日生産的に過ごしてるわけではなく、その浮いた時間は家でだらっと過ごしたりして結局同じなのですが…(単に並ぶのが嫌なだけ)

一方で”並ぶことが好き”という私とは真逆の人が身近にいます。「早朝から並んで、〇時間かけて人気店のスイーツを買った」という話をうれしそうにするのです。そこまで苦労して手に入れた達成感は代えがたいものなのでしょう。

何かの発売日や人気店に大行列、先頭の人は前夜から並んで…といったニュースを目にすることがあります。私には到底できない(やりたくない)ですが、翌日以降も普通に買えるような場合、この方たちは必要に迫られてという以前に、そもそも並ぶのが好きというかその列に並ぶこと自体がイベントに参加する喜びみたいなものを感じているのではないでしょうか。

私も昔は、時間がいくらあっても足りない位ずっとしゃべっていたい時代がありました。仲の良い友達同士や、初々しいカップル時代とか(笑)。立ち続けられる体力もあったしね。行列の待ち時間なんて関係ないわけです。何しろ目的は"並んでいる先"にあるのではなく"その人と一緒にいること"だから。

でもひとりの時や、長年連れ添った中高年の夫婦で今更そんな行列を苦にも思わず楽しく過ごすというのはちょっと無理でして(-_-;)

レジャーなどで大行列に並べる状況というのは、きっと楽しく充実している証なのかもしれないですね。

GW最終日の今日の夕方、いつものスーパーは案の定強気の価格設定で、レジも混雑していました。もちろん私は今日の分はすでに買い物を済ませていましたよ。

スパイファミリーの世界は、普通の企業に関係ないわけでもないのね

数年前、まだコロナが発生する前でした。2020年東京オリンピック開催が決まり、日本中がその一大イベントに対し大きなビジネスチャンスとばかり各社様々に動き出していたさなか、私も仕事で多くの企業や官公庁等を訪ねて話を聞いてまわったことがあります。

"五輪"という名のワールドワイドな巨大ビジネスの仕組みを、ほんの表面の少しだけですが垣間見ることができ、それですら驚くことばかりでした。

日本でも屈指の某大企業を訪れた時、そこの五輪プロジェクトの日本での立ち位置や取り組みなどをお聞きし、「今日はありがとうございました」と立ち上がって会議室から退出する際、その企業の方が一緒に横を歩きながら、

「オリンピックの間、海外などからのサイバー攻撃ってどの位あるかご存知ですか?」と私に問いかけました。

見当もつかず返答に困った顔をしていただろう私に、「ロンドンの時は2億回以上攻撃されたんです」

2億!想像をはるかに超えたその回数に絶句していると、「東京はそれ以上と予想されていて、でも1回でも許すわけにいかないんです」

その言葉を聞いて、華やかな舞台の裏にこういう人達が大勢いて(この企業だけでなく)、日本を守るために懸命に動いているんだと思うと、なんだか少し気が引き締まる思いでした。
    
セキュリティ対してもトップクラスのノウハウをもっているその企業は、オリンピックのみならず日本中のインフラに対しての知見があるような会社です。ですからもちろん自社(その企業)内におけるセキュリティ(物理的にも情報的にも)対策も徹底していました。

この五輪の話よりさらに前のことですが、その企業のある役員クラスの方に「うちも色々とセキュリティを徹底しているけれど、でもどうしても情報は洩れます」という話を聞いたことを思い出しました。

その役員いわく「情報が洩れる一番の原因は、実はITではなく人なんですよ」

以前受付嬢から情報が漏れた逸話(*故意ではありませんでしたが)などを話してくれました。

その役員は海外経験があり「日本ではガラス張りのオフィスビルで窓際に大きな机を置いて、窓に背を向けてPC操作しているトップがいるけど、そんな脇の甘いのは日本だけだ。うちはやらない」みたいなことを言っていました。

産業スパイに高性能な望遠鏡(?)でメールなどの情報を盗まれる恐れがあるとかなんとか。。。ひぇー

先週このブログで私の今のお気に入りはスパイファミリー(SPY×FAMILY)って書きましたが、日々接してる普通の企業でも多かれ少なかれこんなことがあって、全く関係ないアニメの世界だけのことではないんだと・・・

そうそう、1年遅れで開催された去年の東京オリンピック。実際のサイバー攻撃数は何と4.5億回!ロンドンの2倍以上あったことが発表されています。

ああ、ありがとうございます。守り切ってくれたんですね!

女性向け、ソロ活・おひとり様サービスのニーズはかなりあると思います

コロナ禍で、一人客をターゲットにした「ソロ市場」が注目され、一人焼き肉専門店や個室型サウナなどが今受けているといった記事を見ましたが、コロナ以前から"おひとり様"ニーズは結構あったと思うのです。


ただ、以前は一人で行動すると「友達のいない寂しい人」みたいな変な見られ方をすることが多かったから、ニーズはあってもそれを普通のこととして行動できる素地がなかったのだと思います。

少し前には、学生が一緒にランチする友達がいないと思われるのが嫌で、トイレの個室で食事をしているということが報道番組などで取り上げられていましたね。

2006年版の阿部寛さん主演のドラマ「結婚できない男」では、建築家で独身の主人公がいつもひとりで行動していることを周囲は怪訝な目で見ており、ひとり焼肉を堪能していると「信じられない!」という反応でした。
    
男性でもそういった捉えられ方をされていたぐらいですから、牛丼屋、ラーメン屋、回転寿司などで一人で食事している女性はあまり見かけませんでした。会社でそういう店に平気で入れる女性の先輩はそれこそ猛者扱いされていました。

仕事上ひとりで外食する機会が多かった私も、その頃はそういう店にひとりで入る勇気はなく、チェーン店のカフェやベーカリーレストランで済ませていました。

でも昔からそういうソロニーズはあったはずです。

独身、子供のいない夫婦、子供の手が離れた夫婦、私の年代の夫婦などはより一層、食事のみならず様々なソロニーズが多くあるように思うのです。

マーケティング上、特に女性は"基本いつでもお友達とつるんで行動するもの"と思われているのか、なかなかそういう女性向けソロサービスの充実がありません。

一人用サウナとかソロキャンプなどもいいですが、そんな少し特別なシーンでなくても、もっと日常的なニーズが多々あると思うのですが…

コロナ禍で他人との行動が難しくなったことで、ソロ活のハードルは下がって、自由・マイペースに楽しめることに気づいてしまった人も多いのではないかな?

これに慣れてしまうと、いちいちスケジュールを合わせて相手に気をつかって・・ということが面倒に思えてしまう人もいるかもしれません。

ただ、ひとりで動きたいけどでもやっぱり少し寂しいのは否めない。この相反する間を埋めるような自然なサービスがあれば絶対流行ると思うのです。

ずっと年上のイメージだった人たちが、どんどん年下になっていく

何となく、ずっと年上のイメージだった人たちが、どんどん年下になっていくことに「うーーん」と思うこの感覚って、わかります?

店員さん、幼稚園や学校の先生あたりから始まって、警察官、お医者さん・・「頼れる人たちは年上」というような無意識の感覚が、自分が20代、30代、と時を経るに従い、ふだんあまり意識していないけれど、ある時ふと気づくと実は結構みんな自分より若いんだってことに今更のように気づいてハッとする。(もちろんもっと年上の人も大勢いますが、多くの場合の感覚的なことで)

社会人になっても、40代、50代と、上司、役員、社長、議員、政治家、諸国のトップ・・・気づけば多くが同年代か年下。

自分は世界を動かしているこの人より年上じゃないか!というような、驚きと羞恥心とあせりが入り混じったような感覚。

自分が年齢を自覚していない証拠。成長してなくて頼りがいもなく未熟なまま年齢だけ重ねているから、いつまでも相手のイメージが"上の人"。
    
会社でも、態度のデカイあの"オヤジ"が実は同期や後輩だとあとから知って愕然とする。まぁこれは見た目での思い込みだからちょっと違うか。でもひどい話ですよね、向こうもそう思ってるだろうにね(恥)。

サザエさん」の優しくてしっかりもののお祖母ちゃん磯野フネさんは52歳ですよ。波平さんは54歳。もっとずっと老人のイメージだった。

フネさんをよく見れば、髪は黒々、軽くほうれい線はあるけど肌もまだきれいだし、背や腰も曲がっていなくてスマートなのにね。

石田ゆり子さん、相田翔子(元Wink)さんがフネさんと同じ52歳。それはそれで逆の驚きだけど。

自分はぜんぜん年齢に見合った成長してないな・・・とちょっと反省する今日この頃です。

階段を下るのが怖いって感覚、わかってもらえるでしょうか

私は下り階段が少し怖く、なるべく階段の端の方を歩いて降りています。いざという時すぐ手すりにつかまれるように。(コロナ禍で実際には手すりに触れないのですが、咄嗟につかめる位置を常に意識して)

この何となく怖い感覚、同年代の女性ならわかっていただけるでしょうか?

始まりは40代後半頃、ただ立っているだけの時に"フワッ"とした感覚を覚えたのが最初だったと思います。

フワッっというと気持ちいいのかと勘違いされるかもしれませんが全く違います。軽いめまいに近い、頭や体がまっすぐでいられず不安定で倒れそうな感覚で不安なのです。

オフィスでの朝礼などの時にこのフワッが来ると立っていられなくなる気がして(あくまで"気"だけで実際には動いていないのですが)よく椅子の背につかまっていました。

こういうことが徐々に増えていき、つかまるものがない場所で長時間立っていなければならない仕事の時は怖かった。"ただ立っている"だけなのに心中は必死でした。

今思うとあれは更年期症状の始まりだったのだと思います。

(この何年後かには、ひどい眩暈と耳鳴りと体の耐えがたい痛みで長期間仕事ができなくなる事態に陥るのですが、それはまた別の機会にでも・・・)

幸い今はそういう症状はなくなっています。でも階段を降りる時はやはり落ちそうな不安で怖いのです。これはバランス感覚とか筋力の低下などすでに老化現象が進んでいるんじゃないかと、違う意味で不安ですが…
    
今、歩きスマホで足元を全く見ずに駅の階段を降りる若者が多くいて、通勤ラッシュの中で歩く流れのリズムが微妙に合わないことに困惑しているのですが、それだけじゃなく「怖くないの!?」って、階段踏み外さないかと見てるこちらの方が怖い思いです。

不格好な足の形の私は昔からなかなか合う靴がなくて苦労していたのですが、今はもうその迷いも捨て安全第一楽で歩きやすいペタンコ靴(いわゆるおばさん靴)で通勤しています。ただでさえ怖い階段、ヒールなんて履いていたらきっと超絶スローな歩みになってしまうでしょう。

それなら階段じゃなくてエスカレーター・エレベーターに乗ればいいじゃないかって?

いえ、都心の通勤時間帯は階段の方が圧倒的に早いのと、十数段程度だとエスカレーターなどない階段だけの場所はざらにあるのですよ。駅バリアフリー化への取り組みなどがうたわれているけどまだまだですね。

ペタンコ靴と通勤に関してはまだ書きたいことがあるので、また続きを書きますね。