R55女性あるある

R55世代(50~60代)女性の、心身や環境の変化・長年の仕事での経験・主婦目線での生活など綴るブログ

値上げ値上げ値上げ!

値上げ値上げ値上げ。電気ガス・食料品・日用品・ガソリン・交通費・送料…何もかも値上げ!家計に厳しい日々です。でもこんなのまだ序章に過ぎないようで、これからも次々と値上げの波が押し寄せます。

【目次】

価格の安いものほど値上げ率におののく

食品や日用品、その中でも元の価格の安いもの、たとえば昨日まで100円だったものは平気で130円程度に上がっていますよね。

「30円ぐらい」とおっしゃるかもしれませんが、これは1品なのですから、これ毎回10品×買い物回数で考えれば地味にチリツモで痛いのです。

それに率で考えてみてくださいよ。今の例だと一気に3割値上げですよ!これ、20万円の家電が次の日いきなり26万円になっている計算。

日頃「5%還元キャンペーン!」などドヤ顔で大きく広告打っていたのに、次の日にには何も言わずに「30%値上げ」なわけですから。

今月から、オフィスの室内にあるコーヒーの自動販売に何か紙が貼ってありました。近づいてみてみると「昨今の情勢から…云々かんぬん…努力したけど…云々かんぬん」

小さい活字ですっごい長い文章(企業の気持ちがにじみ出ています)。で、結局「10円値上げします」ということでした。

販売機自体の価格表示(ボタン)は何も変わっていないので、差し替える時間はなかったけれど、値上げに間に合わせるためとりあえず急ぎビラだけ貼っていったのでしょう。こんな紙気づかず読まない人も多そうなので、いつも通り100円入れて「出ない!故障だ!」と騒いだオジサンがきっといたことでしょう。
    

インフレは収入が増える前提でこそ健全

現在の世界情勢を鑑みれば仕方ないのはわかっています。何かひとつの要因ではありませんから、すぐに元に戻るわけではないことも理解しています。それに適度なインフレは経済にとって健全な動きです。

だがしかし!

それはお給料なり収入が毎年上がっていくから成り立つ公式であって、R55世代は今後どんどん収入が減っていく(もしくはなくなる)わけです。ここにきての総値上げはかなり厳しい。。。でも元々景気のいい時代を経験していない若い世代はもっと厳しいかもしれませんね。

毎年電車がお休みしていた

私の世代は若い頃、右肩上がりの景気の時代を経験しています。実際色々なものが今より高かったし、デフレ御用達の店自体ほとんどなかったから、高いもの(今と比べるとそう感じる)を普通に買っていました。

でもお給料は毎年ベースアップが行われるのが普通でした。それを渋る企業には労組がハチマキ集結して賃上げ交渉したり、確か毎年、ストで飛行機や電車すら平気で停めたりもしていましたよね。(今それやったら大騒ぎになりそうですが)

定年退職後も今より年金が多くもらえましたし、定期預金だって年利6%以上(!)のものもあったから多くの高齢者も余裕があり暮らせました。

当時株や土地売買を行った人たちはかなり良い思いをしたはずです。

今にして思うと何だか信じられないですね。

でもバブルは結局はじけ、その後もリーマンショックだの何だかんだで長く続いたデフレにすっかり慣れてしまった今、30円値上げが心に突き刺さる。。。

岸田政権が資産所得倍増計画など打ち出しましたが、あの頃と前提条件がかなり違うわけですから…一体どうなることでしょう。