今週のお題「何して遊んだ?」
1967年発売のリカちゃんも今年で55周年、今のリカちゃんは4代目*ですが、いつの時代の子供達も夢を膨らませながらお人形さんごっこをして育ってきました。
*1992年に5代目が出ましたが1年で戻ってしまいました
R55世代の私も初代リカちゃん人形で毎日遊んでいたものです。(下写真が初代リカちゃん。今と随分イメージが違いますね)。
↑こういうメッセージカードが下記タカラトミーのサイトで色々作れますよ!
「リカちゃん55周年記念サイト」
リカちゃん(香山リカ)は小学5年生。アイスクリームが好きなおしゃれな女の子。
仲良しのお友達(美人ばかり)といつも一緒に遊び、ボーイフレンドも6人目。
歴代彼氏は順に、橘わたる君(1歳年上)、藤原まさと君(1歳年上)、佐藤イサム君(1歳年上)、駆君(3歳年上)、レン君、そして最近できたのが今までで一番背が高い桜井遥斗君。全員イケメン。
10歳なのにどんだけリア充なのよ。
小学校は白樺学園っていうから普通の公立じゃないし、豪華なおうち(リカちゃんハウス)に住んでることもご存知の通り。パパは世界的な指揮者でママはデザイナーという、裕福なキラキラ女子ですよね。
リカちゃんで遊んでいた頃はそのキラキラに憧れ、お姫様のような洋服を着せてはうっとりしていたものだけれど、それから約半世紀…
実はリカちゃんより彼女の両親のストーリーの方がずっと面白いってこと、子供だった私にはわかるまい。だから今日はあまり知られていない、リカちゃんのママのお話を。
香山織江。現在33歳、ブティック「ジュエル」のオーナー兼デザイナー。趣味はピアノ。少女の頃からデザイナーに憧れ、パリの有名デザイナー「ジャン・クロード」のアトリエで学ぶため単身渡仏。勉強ばかりでノイローゼ気味な時、気分転換にクロードの知人である画家の個展に出かけました。
その個展会場でフランス人のピエールと出会って交際が始まりのちに結婚、7人の子宝に恵まれました。
・・・ちょっと待った!33歳で7人の子供っすか?
というのも三女と四女は双子で、末は三つ子ですからね、それはもう大変なことでしょう。というのも夫はずっとフランスにいて、織江は日本で仕事も家事育児も一人で頑張っていたのです。そう、ピエールは22年間も日本に帰ってこなかったのです。(その割に7人も子供が…とかつっこまない!)
そして問題はもうひとつ、長女の「リエ」です。なんと行方知れずなのです!
織江はのちにモード・ニッポン・デザインコンクールに入賞。それでパリで開かれるモード・グローバルコンクールに参加すべく搭乗した国際線の機中で気分が悪くなってしまいました。
ご気分が悪いですか?と優しく声をかけてくれたCAさんの顔を見た織江は、彼女の左耳下にほくろを発見しハッとします。ドキドキしながら「あなたお名前は?お父様は何をなさっているの?」と尋ねました。
「私は香山リエです。父はフランス人でオーケストラの指揮者をしています。母は日本人です。でも事情があってパリで父と二人暮らしをしています」
織江は大粒の涙を流しながら「リエ!ママよ」「え、お母様!?」
あーーーなんと偶然な感動の再会でしょう!
・・・って、ちょっと待った!
リエはシャンゼリゼ通りのアパートでパパと二人で暮らしていたんですよ。ピエールよ、なぜずっと娘のことを奥さんに黙っていた?そしてリエの言う"事情"って何?
ってか、ママは33歳よ。リエは国際線CA…一体何歳?
うむぅ怪しい、怪しすぎる。。。いかんいかん、純粋なリカちゃん一家にどす黒い妄想はいかん。
面白すぎる香山家、パパ ピエールの華麗なるストーリーはまた次回!
※このエピソードは私の創作ではなく、タカラ社(96年当時)による公式なものですよ