R55女性あるある

R55世代(50~60代)女性の、心身や環境の変化・長年の仕事での経験・主婦目線での生活など綴るブログ

大行列に並べるって、充実した日々の証なのかもしれないですね

GWもついに終わりですね。今年は久しぶりに観光地やイベント会場などでの長蛇の列や大渋滞といった、コロナ前の風景が戻ってきました。以前と比べればまだ少ないようですが、それでも風物詩でもある混雑の様子をTVでひっきりなしに映していました。

私は行列が好きではないので、そういう映像を見ると「うわー、こんななら行きたくないなぁ」と思ってしまいます。どうしてもその時でないと・それでないとダメという以外は「そこまでするぐらいならもういいや」と思ってしまいます。

今は老親のこともあり長く家を離れられず、コロナ前からずいぶん長いこと旅行などに行っていませんが、かつては私もGWやお盆しか休みがとれないこともあって混雑時期に遊びに行っていました。

もちろんその旅行やイベント自体はうれし楽しです。でもそれに付随する苦労やデメリットも多いですよね。

往復に時間がかかり実際にゆっくりできる時間は少ない、料金は何もかも通常より割高、車なら渋滞で運転手は大変だし燃費も悪い、トイレに行くのも一苦労、激混みでサービス提供側も対応が悪かったりミスがおこりやすい、自分好みの選択の余地はない、何をするにも時間がかかり疲れる、イライラして機嫌が悪くなる・・・それに加え今だと混雑下でのコロナ感染リスクも無視できない。

今は出かけられない事情の他にも、年齢を重ねそういった困難を乗り越えてまでレジャーに立ち向かうモチベーションも低下している気がします。
    
そのかわり、連休の2,3日目~真ん中あたりの晴れた日、皆が一斉にお出かけして空いている地元やあえて都心部で過ごすメリットを享受することにしています。

今回も、人が少ないことを見越した店が集客のため様々なものを激安で売っていましたし、混雑がないのでゆっくり選んで買い物できます。道も電車も空いていましたし、また普段でも並ぶ飲食店も待ち時間なしですぐ入れ快適に過ごせました。

私は普段でも、レジやATMがかなり行列しているのを見たら踵を返し、時間や日を変えます。他の用事を先に済ませるなど時間をずらせば、たいがい並ばずにすむためです。

そう、私は"逆張り"が好きなのです。

「いかにダウンタイムなしに予定をこなせるか」ということに満足感を覚えるところがあるようなのですね。かといって終日生産的に過ごしてるわけではなく、その浮いた時間は家でだらっと過ごしたりして結局同じなのですが…(単に並ぶのが嫌なだけ)

一方で”並ぶことが好き”という私とは真逆の人が身近にいます。「早朝から並んで、〇時間かけて人気店のスイーツを買った」という話をうれしそうにするのです。そこまで苦労して手に入れた達成感は代えがたいものなのでしょう。

何かの発売日や人気店に大行列、先頭の人は前夜から並んで…といったニュースを目にすることがあります。私には到底できない(やりたくない)ですが、翌日以降も普通に買えるような場合、この方たちは必要に迫られてという以前に、そもそも並ぶのが好きというかその列に並ぶこと自体がイベントに参加する喜びみたいなものを感じているのではないでしょうか。

私も昔は、時間がいくらあっても足りない位ずっとしゃべっていたい時代がありました。仲の良い友達同士や、初々しいカップル時代とか(笑)。立ち続けられる体力もあったしね。行列の待ち時間なんて関係ないわけです。何しろ目的は"並んでいる先"にあるのではなく"その人と一緒にいること"だから。

でもひとりの時や、長年連れ添った中高年の夫婦で今更そんな行列を苦にも思わず楽しく過ごすというのはちょっと無理でして(-_-;)

レジャーなどで大行列に並べる状況というのは、きっと楽しく充実している証なのかもしれないですね。

GW最終日の今日の夕方、いつものスーパーは案の定強気の価格設定で、レジも混雑していました。もちろん私は今日の分はすでに買い物を済ませていましたよ。