階段を下るのが怖いって感覚、わかってもらえるでしょうか
私は下り階段が少し怖くて、なるべく階段の端の方を歩いて降りています。いざという時すぐ手すりにつかまれるように。(コロナ禍で実際には手すりに触れないのですが、咄嗟につかめる位置を常に意識して)
この何となく怖い感覚、同年代の女性ならわかっていただけるでしょうか?
始まりは40代後半頃、ただ立っているだけの時に"フワッ"とした感覚を覚えたのが最初だったと思います。
フワッっというと気持ちいいのかと勘違いされるかもしれませんが全く違います。軽いめまいに近い、頭や体がまっすぐでいられず不安定で倒れそうな感覚で不安なのです。
オフィスでの朝礼などの時にこのフワッが来ると立っていられなくなる気がして(あくまで"気"だけで実際には動いていないのですが)よく椅子の背につかまっていました。
こういうことが徐々に増えていき、つかまるものがない場所で長時間立っていなければならない仕事の時は怖かった。"ただ立っている"だけなのに心中は必死でした。
今思うとあれは更年期症状の始まりだったのだと思います。
(この何年後かには、ひどい眩暈と耳鳴りと体の耐えがたい痛みで長期間仕事ができなくなる事態に陥るのですが、それはまた別の機会にでも・・・)
幸い今はそういう症状はなくなっています。でも階段を降りる時はやはり落ちそうな不安で怖いのです。これはバランス感覚とか筋力の低下などすでに老化現象が進んでいるんじゃないかと、違う意味で不安ですが…
今、歩きスマホで足元を全く見ずに駅の階段を降りる若者が多くいて、通勤ラッシュの中で歩く流れのリズムが微妙に合わないことに困惑しているのですが、それだけじゃなく「怖くないの!?」って、階段踏み外さないかと見てるこちらの方が怖い思いです。
不格好な足の形の私は昔からなかなか合う靴がなくて苦労していたのですが、今はもうその迷いも捨て安全第一、楽で歩きやすいペタンコ靴(いわゆるおばさん靴)で通勤しています。ただでさえ怖い階段、ヒールなんて履いていたらきっと超絶スローな歩みになってしまうでしょう。
それなら階段じゃなくてエスカレーター・エレベーターに乗ればいいじゃないかって?
いえ、都心の通勤時間帯は階段の方が圧倒的に早いのと、十数段程度だとエスカレーターなどない階段だけの場所はざらにあるのですよ。駅バリアフリー化への取り組みなどがうたわれているけどまだまだですね。
ペタンコ靴と通勤に関してはまだ書きたいことがあるので、また続きを書きますね。