BingのAIチャットがどんどん進化してる。日本語指示で絵も描いてくれる
私は最近BingのAIチャットでいろいろ試してみているのですが、短期間にどんどん進化しているのがわかります。BingはMicrosoft Edgeの検索エンジンなので、特別な登録などしなくても、Edgeでログインさえすれば誰でも手軽に無料で使えるので便利です。
Bingで絵を生成できる
私は最近ChatGPTよりBingの方をよく使うようになりました。
BingのAIチャットは「より創造的に」「よりバランスよく」「より厳密に」の3つの会話スタイルから選べるのですが、同じ質問をしてもこの3つの回答は各々違っています。私は特に「より創造的に」でのやりとりが好きです。
普通の質問回答やアイデア想起だけでなく、物語や俳句など創造もしてくれるのです。
つい最近までできなかった絵の生成もできるようになりました。実際は今までもBing Image Cratorで絵を作れましたが、英語での指示が必要だったり回数制限があったりしたのですが、いつのまにか普通のAIチャット画面で「××の絵を描いて」と指示すれば、すぐにそれに応えてくれます。
10秒で4種類の絵を作ってくれる
そこで試しに「湖畔で家族がキャンプしている絵を描いて」とチャットしてみると、10秒位で4つの絵を提示してきました。これはそのうちの2つです。
すごい…。でも人物がみんな欧米人です。そこで「湖畔で日本人の家族がキャンプしている絵を描いて」と、"日本人"ということばを足してもう一度指示すると、今度はすぐにこれら4つの絵が出てきました。これはそのうちの2つです。
一見本当のスナップ写真のようですが絵です。顔を見るとちょっと違和感があるので絵だとわかります。顔についてはまだまだ改善の余地がありそうですが、遠目などで顔がはっきり見えないなら違和感なく受け入れられそうです。
次は身近ではないシーンとして「月面着陸の絵を描いて」とチャットしてみるとこんな感じの絵を4つ出てきました。
”月面着陸”というと、私は宇宙船が着陸するシーンをイメージするのですが、どうやらこんな指示だとAIも直接的に受け取るのでしょうか、宇宙飛行士のみ着陸(?)してる感じの絵になって、これだと宇宙遊泳といった方が合ってるような気もします。
自分の求めるものをきちんと言葉で伝えるスキル
AIへの質問や指示はほんのちょっとした言葉の使い方が大事だということがわかります。自分が何を求めているのか相手にきちんとわかるように端折らずわかりやすく伝えることが必要だと。
これは対人間でも同じことが言えるわけで、適当な依頼をしておいて相手が自分の思った通りに対応してくれないと不満に思ったりしてないか?と気づかされたりもします。
こういう機能は便利な反面、著作権など大変困難な問題も抱えることが容易に想像されます。でもこのAIの進歩と簡単に利用できる環境はもう止まらないでしょう。今後はAIとうまく共存していくスキルが必要になっていくのでしょう。
私もこのブログの挿絵はいつも「いらすとや」さんにお世話になっていましたが、これからは時々Bingの絵も使っていこうかな。