R55女性あるある

R55世代(50~60代)女性の、心身や環境の変化・長年の仕事での経験・主婦目線での生活など綴るブログ

女性専用車両に乗っている男性の話

私は通勤時間帯に女性専用車両に乗るようにしています。電車により違いますが、どこか1両だけ通勤時間帯のみ女性専用になる電車が多いので、その車両を目指して移動します。

そんな女性専用車両に時折、男性が乗っていることがあるのです。

【目次】

女性車両のメリット

上背のある男性にギュウギュウに囲まれる満員電車と比べ、女性車両はたとえ混んでいても皆平均的に男性よりも身長が低いので、視野がひらけ窓から景色が見える呼吸も楽な感じです。

通勤電車では『お客様同士のトラブルで遅延しています』なんてアナウンスはよくあって、普通車両では男性同士がもめて大声出している場面にも時々遭遇して怖いですが、女性車両では人同士の争いやトラブルみたいなものに出会ったことがほとんどなく安心感があります

元々女性車両は痴漢被害を防ぐためにできたものでしょうから「年齢いったオバハンなどに乗る資格ない」とか言う輩もいるようですが、いやいや、満員電車で揺れて男性にもろに体重をかけられたらオバハンは骨折するか窒息しちゃいます。いや、マジで。

満員電車の尋常じゃない圧力たるや、私の通う路線では本当に分厚い窓ガラスが割れたことすらありましたから。

筋力や体力のない年齢を重ねた女性こそ女性車両に乗らせていただくべきだと思うのです。だから男児も女性車両に乗っていいんですよ。
    

女性車両のうっかり八兵衛

そんな女性だけの中にただひとり男性がいるとやはりかなり目立ちます。だから観察しちゃうのですが、女性専用車両に乗っている男性は2パタンありますね。

それは、うっかりさん確信犯

うっかり八兵衛さんは現状に全く気づいてないパタンです。

電車を待ち・乗り込み・立つ。その間ずっと周囲は全て女なのにそこまで気づかないでいられる?わざとか?と警戒して見ていると、

しばらくたってから八兵衛が突然「・・・!

そう、まさに「!」って表情を一瞬浮かべたかと思うと、突如そわそわする彼の心情が遠目でも伝わってきます。

面白いのは、発車前の電車の場合あわてて出ていくって感じじゃないところ。

さりげなく周りを見回し状況を再確認すると、普通よりむしろゆーっくりとドアを出ていくのです。さも何もなかったかのように振舞ってるけど内心動揺しているのはわかります。

八兵衛の場合はちょっと気の毒。いやぁ、本当に全く気づかなかったんですね。何か深く考え事とかしていたんでしょうか、きっと相当驚いたんでしょうね。

もうひとつのパターンは確信犯

いるんですよ、たまに。もう堂々と乗ってるの。30代位が多いかな。むしろ胸はってる感じで。

そんなだから周りの女性たちはその人に注意するのはちょっと怖い。でもやっぱり気になるからじっと見たりして無言で知らせる努力とかするんだけど彼は全く動じない。

気づかないんじゃない、あれは完全にわかってやっている。

そう。確信犯の特徴はそういう時、まっすぐ前を見たまま逆にピクリともしない

スマホも何も見ていない状態で前を見て立っているような時、普通は無意識に視線を移したり体勢を変えたりするもの。何してるわけではないから周りから見つめられれば視線も感じるはずだけれど、

確信犯は微動だにしないことで、逆に意識してそこに留まっていることがわかるのです。

そういう人は何が目的?

男性差別を訴えての抗議行動?女に囲まれたいだけの野郎?

恐らく、自分の降りる駅はその車両が一番階段に近いなどで自分が不便をこうむる勝手なルールは認められない、法律でも強制でもないのだから乗って構わない。と正当性を主張しているように感じます。

女性専用車両を作らなければならなかった理由は、やはり痴漢など迷惑行為を受けるのが圧倒的に女性で犯人は圧倒的に男性だという事実からです。

ごく一部の犯罪者によりほとんどの善良な男性陣が迷惑を被るのはやはり気の毒です。性別で一緒にくくらないでくれといいたいですよね。

そもそもそんな満員電車になってしまうような、電鉄会社の経営戦略や都市計画や企業や学校の一律始業時刻などにこそ問題があるのですが、そこまで大きな社会問題を解決するのはなかなか困難なので、手っ取り早い苦肉の策のルールなのでしょう。

そういう不便ながらもささいな日常のルールを守ってなんとか平穏無事に過ごしている。やはりそれは皆守っていかないと、社会生活に波風がたち、不要なトラブルや犯罪につながったりしてしまうのです。

ひとり女性専用車両に乗り込んでくる男性にはぜひ国会議員になって社会問題を根本解決していただきたい。(半分嫌味半分本気よ)