目撃すると幸せになれるもの
買い物に行った時、店の駐車場に停まっていたある1台の乗用車にふと目がとまりました。もう日も暮れて暗かったのでよくは見えなかったのですが、何となく普通とは違う感じを抱いたのです。
買い物を済ませ出てくるとまだその車は停まっていました。再度よく見るとその車は、ピンク色のクラウンでした。
【目次】
目撃すると幸せになれる車
みなさんは聞いたことありますか?
「ピンク色のクラウンを目撃すると幸せになれる」
トヨタがこの色を売り出した当時は結構話題になり、世間ではそんな風に騒がれていた記憶があります。
本当に久しぶりにこの車を見た瞬間、そのことを思い出しました。
確率論的に希少なものやめったに出会わないものに出会ったりする偶然を、人は"特別な運"と感じるので、よくそういう都市伝説のようなことが言われるのです。
と、クールなふりをしましたが、実際に目撃するとやはりなんだかうれしくなってしまいます。
なんかいいことあるんじゃない?なんて、ちょっとだけ期待してしまっている自分がいました。それで翌日宝くじも買ってしまった。
単純だけど、それで心が少しでもアガるなら良いとしましょう笑
目撃すると幸せになれる電車
ドクターイエローもそうですね。
"新幹線のお医者さん"の異名を持つ、架線や線路等を検査しながら走る黄色い電車ですが、頻繁には走らないらしいし一切の走行スケジュールを公開していないというので出会うのがなかなか希少なのだそうです。
私も1度だけですが新大阪駅のホームで見かけた時は、ちょっとうれしかった。
目撃すると幸せになれる生き物(?)
「見ると幸せになれる」系は昔からありましたよね。
懐かしいところではケサランパサラン。
若い人は知らないかなー? あ、化粧品メーカーじゃないですよ。
空中にふわふわ浮いている綿のような謎の生物です。これを捕まえて育てると幸せになれるとかなんとか。
この言い伝えはなんと江戸時代からあるそうです!
私も子供の頃、ふわふわ飛んでいた綿毛状のものを捕まえて大事に箱の中にしまっていました。
育てなきゃいけないのですが、ケサランパサランの食料はなんとおしろいの粉(!)というのです。
それで鏡台から母のファンデーションをこっそり拝借して粉を箱に入れ、大事に机の引き出しに入れては時々出して、育っていないかそっとフタを開けて見ていたものです。
残念ながらケサパサは大きくなる気配はありませんでした。
それでもしつこくかなり長いことその観察を続けていましたが、結局いつしか捨てたんでしょうね、もうその辺の記憶はありません。
しかし謎です。なぜエサがおしろいの粉なの?
今さら不思議に思って江戸時代のおしろいを調べてみたら、でんぷんが原料とありました。あーだからかー!現代のファンデーションの粉…食べ物じゃなかった!
いやいや、あれケサパサじゃないし。ただのタンポポの綿帽子でしょ。てかケサパサって何よ?
でもこういう色々ある伝説や言い伝えによって「幸せになれると信じられる心持ち」自体が、すでにちょっと幸せなのかもしれないですね。