R55女性あるある

R55世代(50~60代)女性の、心身や環境の変化・長年の仕事での経験・主婦目線での生活など綴るブログ

Withコロナというのはつまりこういうことなのですね

マスク生活ももうすぐ3年になりますね。

コロナはここにきて過去最高の死者数を記録するなど高止まりが続いています。感染者自体は増えたり減ったり、でもいっこうに撲滅される気配はないですね。

親がまた緊急入院してここしばらく集中治療室にいます。

【目次】

入院となればいろいろバタバタ

親の入院のたび、様々な手続きやら入院グッズ用意やら実家の片付けやら諸サービスの一時停止やらあれこれややることが多くてバタバタしますが、ここ何か月か体調が安定していたため事前準備していない緊急入院だったのでより一層バタバタしました。

入院後も状態に応じて都度病院に足を運ぶ必要が生じます(時節柄面会は一切できません)。

私自身の仕事と家事に加え、病院の往復だけでも1日つぶれてしまいますから時間がなかなか厳しいですし、当然心配で気も滅入ります

でも入院中はドクターや看護師さん達の目があり、薬も適切に処方されるので家族としてはちょっと安心です。都度実家に親の面倒見にいく必要もないので、症状が悪化しない限りは私自身はほっと一息つけるのも正直なところです。

Withコロナの現実

少なくとも今のオミクロン株は、2年前のように"コロナ自体が命にかかわる"といったレベルのものではなくなっているのだと思います。(新たな変異株はわかりませんが)

ただ高齢者の多くが元々様々な基礎疾患を持っていて日常的に病院のお世話にになっていますから、コロナ感染するとそれをきっかけに病気が急激に悪化して、結果的にコロナ感染による死者数の高止まりにつながってしまうのだと思います。

医療機関ひっ迫による受け入れ拒否により(拒否という言葉はよくありませんね。病院だって受け入れたくてもどうしようもないのですから)コロナではない病気の人も入院や高度な治療を受けられず、悪化したり最悪亡くなってしまったりということがきっとあちらこちらで起こっていることでしょう。特に首都圏でその傾向は顕著です。
    
今回は私が勤務先から親のかかりつけ病院に電話したり、結果的に救急車を呼んだのですが、

病院からは「ベッドの空きがないので入院できないかもしれません」

救急隊からも「ご希望の病院に入れない可能性がありますし、どこになるかもわかりません。かなり遠くになるかもしれません。どこもだめで自宅に引き返すこともありますのでご了承ください」などといったことを繰り返し言われました。

Withコロナというのはつまりこういうことなのですね。

なぜ感染させないようにすべきなのか

若い健康な人はおそらく今のコロナでは重篤な状況になる人はほとんどいないでしょう。だから「いつまでも騒いで馬鹿げている、マスクなんて無意味だ」といった意見が広がっているのだと思います。

でもきっと、症状がごく軽いか無症状の感染者がものすごく多くいるのでしょう。多少ひどい風邪程度なら検査もせずやり過ごす人も多々いるでしょう。

だけれどこれは感染症です。知らぬうちにその家族や友達などを通じてどんどん広がります。普通に生活する以上もういくら気を付けていても完全には防ぎきれません

結果、高齢者や疾患のある人は結局病院にお世話にならざるを得なくなる。それでこういう現実が続くのでしょう。若者だって状況次第では拒否られる可能性もあります。

結局親はコロナもインフルエンザも関係なく、既存疾患の悪化とそれに伴う重い肺炎でした。血中酸素濃度95だったらすぐ救急車を呼べと言われる数値も90を切っていました。そりゃ当然熱も出ます。

でも今は熱ときけば最初にコロナを疑い様子見させる医院も多々あります。今回一晩様子見していたら手遅れでした。

結果的にかかりつけの病院になんとか入院させていただけてありがたく幸いでしたが、予断は許しません。

高齢者社会でのWithコロナというのはこういうことなのですね。