地球から飛ばした使用済みロケットが月に衝突して、恐らく直径10~20mのクレーターができたという記事を読んだ。
どの国のロケットかはわからないようだけれど、地球が出した宇宙ゴミ(スペースデブリ)には変わりない。少し考えさせられた。
月って誰のものなんだろう?
地球を周回しているから地球のもの?
1969年、すでに人類はアポロ11号で月に着陸しTV中継もされて、月の表面を直接見ている。そこは岩だけで水も何もない土地。地球に持ち帰ってきた月の石を分析しても生命の痕跡もない。
だからって、地球のロケットが月に時速9,300キロでぶつかって「クレーターがまたひとつ増えたようだ」で済ませていいのだろうか?
もし今、地球にそれだけの衝突がおこったらどれだけの影響を及ぼすおこすことになるか。
中学生の頃、こんなことを漠然と思っていた。
「月に本当に何もないの?人に見えないだけで本当は、すごく小さいとか、透明とか、地下深くにいるとか、宙に浮いてるとか、それとも形はない、とか。地球とは全く違う形の生命が一切いないとどうして言いきれるの?」
大人になると、”生命の形”とはこういうものだいう地球上の知識による固定観念にしばられて、そんな考えを微笑ましくも真面目には受け取らなくなってしまうけれど、
今この地球では肉眼では見えないウイルス(生物ではないけれど)ひとつ、わからないことだらけで制御もできずにいる現実を思うと、地球外の生命体について本当にわかった気になって、中学生のSFちっくな想像をただ笑い飛ばしていいものなのか。
今スペースデブリは10㎝以上の物体で約2万個、1mm以上なら1億個を超えるとも言われ、それだけの物体が地球軌道をとんでもない速度で回っている。だからこれらが人工衛星等にぶつかりでもしたら大変なことだと問題になっている。
宇宙開発には期待したいのだけれど、でもゴミの垂れ流しはやはりまずいよね。
月の土地って個人で買えるって知っていました?
すでに企業が売り出していて日本代理店もあり、今は第3期分譲中。ホワイトデーのプレゼントにいかが?なんてPRしている。(本当の話です)
もう、本当に月って誰のものなんだろう?