R55女性あるある

R55世代(50~60代)女性の、心身や環境の変化・長年の仕事での経験・主婦目線での生活など綴るブログ

なぜ対面より電話が優先? 打合せ中に電話に出て話し出す上司の心理

私は対面で打合せ中の電話がキライだ。これは2人で顔を突き合わせての打合せ中、相手の携帯にかかってきた(仕事の)電話に出て本格的に話し出されてしまう、そういうシーンのこと。

真剣な話の最中でも、その電話で強制的に中断される

相手は「あー、それだけどね…」とか話しながらその場を離れてしまい、こちらは取り残される。しばらくして戻ってきて「ごめんごめん。で、何だっけ?」になる。

ひどい場合は何度もかかってくる都度応対し、さらにその電話に対処するためその場で別の人に自分から電話かけたりして、相手にとって目の前の人間はいないのと同じ状態、なんて時もある。

社内で割と日常的に見かけるシーンだ。

電話ではない場合、「ちょっとだけごめんね」と誰かが割って入ってくる時は、真横でその様子を見ている相手に"邪魔して悪い"という気持ちがわくから、要件を伝えてすぐ去るのが普通。

でも電話の場合、"対面より電話が優先"みたいな空気があるのはなぜだろう。
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相手が忙しい人だとしても、様々な事前準備をしてその打ち合せに臨んでいる側にしてみれば、電話で話の腰が折られ貴重な時間が奪われることに良い気分はしない。

しかもそういう時は、相手も1点に集中していないから記憶も曖昧なりがちだ。にもかかわらず中途半端にわかっている気になっているから、かえって始末が悪い。

勘違いや認識に齟齬が生じ、後日さらに無駄な時間を消費することにつながる。

仕事で生産性向上とか言うなら、日常のたかが電話も打合せも、もう少し意識してもいいのではないかと思う。

こういうのは概ね、位置関係で上位層の人間がやりがちだ。

もし自分との打合せ中に電話で中座ばかりしている部下がいたら気に障らない?急ぎでないならその旨相手に伝えこちらに集中するよう言うだろう。

でもこれを上位層にやられると下の者は言い出せない。もしくはせいぜい「お忙しそうなので打合せ中止しましょうか」など嫌味を言うのが精一杯。でもそういう配慮のない上司に限って「あー、いいのいいの」と全く気づきもしない。

いいのいいの、だ?つまりその程度の電話ってことじゃないか、と部下は見抜いている。

上位層は肝に銘じた方がいい

そういう行為は「あなたより電話の相手の方が大事」「本当は嫌だけど仕方なくあなたにつきあってるだけ」というメッセージを相手に伝えているに等しいことを。

そんなこと思ってもいないよ大げさだな。かかってきた電話なんだから仕方ないじゃないか。と言い張るだろうけど、つきつめればそういう心理が奥底にあるからこそなのだ。悪意はなくても、相手を軽んじている、もしくは甘えている。

そういう人はきっと、社長など上の人との打ち合せ中には、電話がかかってきても出ないか、出ても「今打合せ中で、かけ直します」と言って、延々と話し続けたりしないだろうから。

以前打合せ中、マナーモードでコール音もしなかったけど、電話が鳴っているのはわかってチラとそれに目をやるも、すぐ次の瞬間こちらの顔を見て話に戻った役員がいた。

目の前の自分を尊重し、仕事に真摯に向き合ってくれていると感じ、それだけで相手への信頼感と好感度がアップした。単純だよね。

実際はどうあれ、そんな些細なことで、人のコミュニケーションや、業務生産性が左右されるのもまた事実。