待ち時間の長さで逆に病気になりそう。病院のIT化をお願いしたく。
ここのところ、親の付き添いや、度重なる入退院の手続きや荷物の受け渡しなど様々なことで複数の病院に行くことが多くあり、この週末など朝早くから夜まで1日に複数の病院をかけもちで動き回わる必要があって、まるで付き添いの私の方が病人みたいにぐったりしていました。しかし病院のIT化に関していつも思うことがあります。もう少し何とかならないかな・・・
【目次】
長時間待たされるのが当たり前の現実
病院によってはIT化が進んでいる所もあると思いますが、今親がかかっている中規模程度の病院(複数)はいずれも、受付・支払いシステムは自動化されたものの、"待ち"に関しては特に先進的なシステム導入がされていないのでひたすら待ち続けなければなりません。予約時間内に呼ばれたことも過去一度としてありません。
患者は大変多く、待合の長椅子は全てぎっしり埋まっています。病気だったり調子が悪いから来ているわけですが、受付から診療室に入るまで、そしてその後も様々な検査などのため都度"長時間待ち"が発生します。
診察を待っている大勢の患者の多くは高齢者です。高齢者は何をするのにも時間がかかります。呼ばれてから診察室に入るまでの移動時間、先生の話がよく聞き取れなかったり理解を得るのが困難なので診察にも説明にも時間を要します。不要な話を延々と続けてしまうお年寄りもいます。
そんな高齢者が多いと、若い人だけの場合と比べて多分倍かそれ以上余計に時間がかかるのではないでしょうか?
「待ち時間が長い!」と憤慨したところで、そもそも患者数が多い上、その要因の多くが患者側にもあると思われるので、むしろそれに辛抱強く向き合ってくれる医師や看護師に敬意を払いたいものです。
とはいえ、やはり実際のところ待つのはしんどい。
私の隣で親がどんどん前傾に傾いていくのを見ながら「大丈夫か?」とハラハラ。かといって、立ち上がったり杖で歩いての移動も一苦労、他に座るところもないのでそこにじっとしているほかありません。
こんなところに1時間以上座っていると付き添いの私まで具合悪くなりそうです。
全員マスクはしているものの、もしこの中にコロナ感染者がいたら、この密集加減では感染してしまうんではないか?など不安な思いもあります。
様々なシステムでニーズに対応してほしい
e-Parkのようにネット予約でき、あと何人待ちで何分ぐらいかかりそうかスマホで確認でき、時間が近づいてきたらアラートがくるシステムを「全ての医療系でも導入すればいいのに」といつも思ってしまいます。実際導入している医院もありますがまだまだごく少数。
でも、そんな便利なシステムがあったところで、(私にとっては超便利でも)スマホを持たない高齢者、持っていても電話機能以外使いこなせない高齢者には絶対無理ゲーですよね・・。
過去私が行った病院で、呼び出しベル(よくフードコートなどで使うやつ)を渡されたことがあり便利でしたが、あれなら高齢者でも使えるのではないでしょうか。3人位前になったらベルを鳴らしてもらえたら、それまでどこか他の場所で待っていることができます。
ただこれも、あとどれ位かの目安がわからないのであまり長いこと鳴らないと故障か?気づかなかったか?とか不安になりますし、また、使うことができるのは移動に支障のない元気のある人に限られそうですが。
それでも様々な選択肢があることで、その場で待ちたい人、どこか別場所にいたい人、様々な個々のニーズに応えていってほしいのです。
医療自体(診療や機器、薬など)はどんどん先進的になっていってうれしいのですが、一方、病院をサービス業的な視点で見た際に、患者にとって少しでも楽になれるシステム化の導入も、もっと前向きに進めていってほしいものです。