鶴岡八幡宮境内の「鎌倉殿の13人 大河ドラマ館」に行ってきました
「鎌倉殿の13人」もついに実朝暗殺まで秒読みですね。
先月のとても天気の良い日、久しぶりに鎌倉に行ってきました。お目当ては鶴岡八幡宮境内で現在開館中の「鎌倉殿の13人 大河ドラマ館」です。
【目次】
鎌倉殿の13人もいよいよ大詰め
「鎌倉殿の13人」では、生田斗真演じる後鳥羽上皇の側近「源 仲章(みなもとのなかあきら)」があまりにも"嫌なヤツ"のいい味出してて、twitterで流れてきた句に大笑いしてしまいました。
「みなもとの なんか腹立つ なかあきら 顔はいいのに 顔はいいのに」
今も思い出して笑ってます。
ついに来週、この写真の場所で実朝が公暁に暗殺されてしまう、事件現場である鶴岡八幡宮の石段です。
↑この階段の左下の縄で囲われている所が、公暁が隠れていた大銀杏(イチョウ)のあった場所です。
倒れた大銀杏は今も生きている
2010年春の強風でこの銀杏の木が倒れてしまったというニュースには当時驚愕しました。樹齢千年と言いますから平安時代からずっと立っていたわけですが、平成でついに耐え切れずに倒れてしまった。
でも残った根は生きていて、今新しい若木がスクスク育ってきています。
↓この写真の手前のイチョウの葉がそれです。早く大きくなーれ!
八幡宮をお参りした後は「鎌倉殿の13人 大河ドラマ館」に向かいます。
この館は境内の源氏池に面した、眺めの良い場所にありました。(ちなみに隣接しているカフェもとてもお洒落です)
ドラマで実際に使った様々な小道具や衣装、出演者のパネルや相関図、鎌倉の歴史など展示と映像などがあって、ドラマを観ている人には「ああ、あの時でてきた××だ!」などとハマります。
↓これは見覚えありますか?実朝の衣装です。頼朝、義時、泰時などの衣装や兜なども飾ってありました。
撮影セットで頼朝・雅子と一緒に写真を撮ったり、今や懐かしくなっている義経(菅田将暉)の等身大パネルの写真を撮ったり、ミーハー全開で見て回りました。
他にも撮影・制作のウラ側などオリジナル映像も流れていて興味深かったです。
鎌倉国宝館で義時の死因を知る
この館のチケットで鎌倉国宝館と鎌倉歴史文化交流館にも無料で入れるので、やはり境内にある鎌倉国宝館も見学しました。国宝がずらっと並んでいて壮観です。
様々な資料も飾ってあり、その中に史実として北条義時は脚気と暑気あたりで亡くなったという資料がありました。熱中症でしょうか? 意外な死因でした。
↑境内を出たすぐの所に、中川大志が演じた畠山次郎重忠の邸宅があったと石碑が立っています。
このあたり一帯は頼朝の開いた幕府の中心地なのですから、鎌倉殿の側近たちも皆この周辺に住んでいたわけです。だから様々な旧跡が近辺のいたるところにあります。
源頼朝と北条義時の墓がある史跡法華堂跡も、鶴岡八幡宮から歩いて10分位の場所にあります。ここで鎌倉の地を見下ろしながら眠っているのですね。また大江広元の墓も近くにあります。
帰り道、小町通りでお茶をして、鶴岡八幡宮から鎌倉駅までまっすぐ続く若宮大路の途中にある鎌倉 豊島屋 本店で「鳩サブレー大河缶北条編」を記念に買って、小旅行は終了です。
近郊なので旅行って距離ではありませんし、八幡宮周辺だけでしたが久しぶりの鎌倉を満喫できました。
大河ドラマもあと4回
大河の残り4回で、実朝の死後のゴタゴタ、そして政子の大演説・承久の乱と、その後どんなドラマの展開になるか楽しみです。
史実として義時の後に執権になる長男 泰時が、慣習や道徳を元に御成敗式目を編纂しますが彼の真面目さが垣間見れるような気がします。
もしかしたらその一部は現代でも名残あるのかもしれない(時効取得など)と思うと興味深く、大河の最後の主役は泰時(坂口 健太郎)なのかもしれませんね。