R55女性あるある

R55世代(50~60代)女性の、心身や環境の変化・長年の仕事での経験・主婦目線での生活など綴るブログ

夜型人間の早起きは三文の損?

『 早起きは三文の徳ということわざがあるが、これに反し、早起きが“損”につながる可能性があることが分かった。』という記事を読みました。

以前このブログで、私は夜型人間でショートスリーパー気味だということを書きましたが、この記事は「なるほど!」と感覚的に納得するものでした。

【目次】

たとえ睡眠時間は同じでも

昼夜逆転生活が可能な学生や職業なら遅寝遅起きでも問題ないのかもしれませんが、9時始まりの普通の企業で(8時半には出勤済)、通勤にも時間がかかる以上寝坊ができません。だから夜型人間である私は必然的に睡眠時間が短くなるのですが、それでもどうしても長年の習慣を変えて"早く寝る"のが難しいのです。

「早く寝て早く起きる」と「遅く寝て遅く起きる」で、睡眠時間の長さは同じでも体調が結構異なることを昔から漠然と感じていました。「遅く寝て遅く起きる」方が私にとっては割と普通に元気でいられる気がしていたのです。

そんな私にはこの記事の調査結果は「これか!」と合点のいくものでした。

    

夜型人間の早起きは生産性低下を招く

この調査では 「夜型人間」が“早起き”をした場合、"生産性の低下につながりやすい"というものです。それも、入眠時刻は生産性の低下と関連せず、起床時刻の早さのみが関連したことが分かったというのです。

夜型人間は、たとえ早く寝たとしても"朝早く起きる"と生産性が低下するわけですから、睡眠時間が主問題ではないという点が面白いのです。先ほどの"遅く寝て遅く起きる方が調子いい"という感覚が妙に納得するものでした。

「明日は重要な業務があるから今夜は早く寝よう」と、無理にいつもより早い時間に横になっても結局入眠がうまくいかず、むしろ眠れないことで「明日にひびくとまずい」と余計なストレスを抱えてしまうことがあります。

また、早く寝てたまたまよく眠れた時は、起きた後「あーよく寝た!」という充実感よりも「長く寝たのに何かイマイチな…」という方がどうも多いのです。そもそも、長い時間眠るとあちこち体が痛くなりませんか!?←老化だ

朝型・夜型は生まれつきの個性

朝型・夜型というのは、なんと元々年齢と生まれつきで大体決まってしまっているもので、夜型の人が無理に朝型の生活をすると不調を起こす可能性があるというのです。

逆に朝型人間が夜更かしをするとやはり生産性低下を招くといいます。朝型人間に、起きる時間は変えず、毎晩深夜1時に(夜型には一番乗ってくる時間)勉強や仕事を強要したらどうでしょう?生産性が落ちることは容易に想像できますね。朝が得意な人はやはり早く起きて早く寝るのが一番良いわけです。

夜型はこの逆なのです。

私は小学生の時から夜更かし朝寝坊の子供でしたからいつも親に叱られていました。世の中的にも"早く起きるのが美徳"とされ、義務教育から社会人まで"早く起きて活動する正しいスケジュール"でできていて、これは夜型人間には結構つらいものでした。

社会人になってからも、深夜残業より1時間の早出を強制される方がずっとストレスに感じるのです。

夜型は「いけないこと・悪いこと」、大人になっても「健康を害すること」のように罪悪感をもたされ続けて今に至ります。

でももしこの記事が本当で、本来個人差があるものなのだとしたら、始業時刻や活動計画をもっと個別に用意する必要があるのではないか?

自分はもう今更ですが、今それで悩んでいる夜型の子供たちにはそういう選択肢を与えてあげたいなと感じました。