方向音痴の日々。私に道を尋ねるなんて、あなた人選を間違っていますよ~
なぜか私はよく、知らない人に道を尋ねられます。力になりたいので、ちゃんと教えて差し上げたいのです。しかし・・・なぜ、よりによってこの私に聞く!?というのも、何を隠そう私は正真正銘の由緒正しき方向音痴!
【目次】
お願い、私に聞かないで
地元や職場の近くを歩いている時によく知っている場所を聞かれた時は、その場所を思い浮かべながらある程度は教えられるものの、実はそれですら心の中は不安でいっぱいなんです。
「本当にそれで合ってた?もしかしたら違っているのでは…」見える範囲の場所でなければ、道1本、曲がる場所、目印になるもの、そういったものが本当に教えた通りで良かったのか、かすかな不安を覚えてしまうのです。
そんな私に道を尋ねるなんてあなた人選を間違っていますよ~!と叫びたい。でも「知りません」って突き放せないし。いや、間違えて教えるぐらいならわからないと言ってあげた方が親切だし・・とか頭の中でぐるぐる考えながら「もぉー、できれば一緒について行ってあげたい!」
で、実際に何度か見える場所まで連れて行ったこともあります。
地元ですら不安なのに、私も初めて行った場所ですらよく道を聞かれるのは一体何なんでしょうか。もうお手上げです 。
空間認識力が低すぎる
私自身は道を歩く時、主に視覚に頼っているのでしょう。実際に見ないと曲がる場所などを事前に頭の中で思い描くことが難しいのです。要するに空間認識力が相当低いわけです。
同じ道を往復するという単純なことも、視覚的に行きと帰りでは景色が違うから迷ってしまう。方向感覚が普通の人には「なぜ戻るだけなのに間違える?」と不思議がられます。(こっちにしてみれば「なぜ間違わない?」なのですが…)
だから、割と大きな飲食店で洗面所に行ったりすると、自分のいた席に戻るのに苦労する。居酒屋などで他のグループの個室の戸を開けてしまったことも何度かあります。
セミナーなど大会場にずらっと並べられた席でトイレ休憩後に戻る時なんて恐怖でしかありません。
わりとよく乗る電車なのに、何駅か先で聞きなれない「次はー××駅」という車内放送に「えっ!」と、逆方向の車両に乗っていることに初めて気づく。
地下鉄を降りて駅の壁に貼ってある地図を見てわかった気になっても、実際に地上に出た瞬間、最初の一歩をどの方向に踏み出せばいいのかが分からない。
そんなエピソードには枚挙にいとまがありません。
実はスーパー方向感覚の持ち主?
毎度毎度左右を間違えて行こうとする私に「逆にすごい方向感覚だよ!それとは反対に行けばほぼ100%正解!」と、私をよく知る人には逆神と崇められ、もとい、呆れられている次第です。
実際私の体の中の磁石はN極とS極が逆についてるのではないかと真剣に疑っているほどです。
仕事で初めての場所に行く時は遅れるのが怖いので、最初から”迷うこと前提”で相当時間に余裕を持って出かけます。それで助かったことが何度もあります。スマホの小さい画面の地図では心もとないので紙に出力した地図も手に握りしめて。
第三者が見ていたら、「あの人、一体何したいの?どこに行きたいの?」と思うような理解不能なウロウロさ加減で歩いていることでしょう。
方向音痴の日々はそれが普通です。それでも、とりあえず毎日自宅に帰ってこれているので、まあよしとしましょう。