R55女性あるある

R55世代(50~60代)女性の、心身や環境の変化・長年の仕事での経験・主婦目線での生活など綴るブログ

有名なアラサー女子 清原 諾子、冬をつぶやく

これはある有名なアラサー女子の、冬についてのつぶやきです。

冬は早朝が最高。
雪が降り積もってるのは言うまでもなくステキだし、霜が降りて白くなってる感じもイイ。
雪とかなくても、超寒い早朝に急いで炭に火を起こして、それをいろんな部屋に持っていくのも、とても冬っぽい。
でも昼になって寒さも和らいで、火鉢の炭が白い灰になりっ放しになってるのは見た目が良くない!

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こう書いている彼女は、清原 諾子(ナギコ)さん (らしい)。

京都に住んでる。家は超広くて部屋数がとても多い木造。京都の冬早朝はとても寒いだろうけど、そういった風情も楽しみながら日々の生活や感じたことを綴っている。美意識が高くて結構手厳しいことも書いているけどフォロワーがとても多い人気者。

さて、誰かわかりますか?

この文章は一部で、実際は春夏秋冬の順に各々の季節の好きな時間帯やその風景を綴っている。

ちなみに、秋は夕暮れ時が、夏は夜が、そして春は夜がほのぼのと明けはじめた頃がエモくて好きだと言っている。

もうわかりますよね。この文章は、清少納言枕草子」の冒頭部の冬の部分です。(雰囲気伝えるため、異訳・誇張してます。申し訳ありません!)

ここの原文は

冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。

時の一条天皇の皇后 定子に私的な女房として仕えた清少納言、本名 清原諾子。

今で例えるなら、皇居内に住み込みで、愛子内親王殿下のお付き兼家庭教師として仕えている、30代バツイチ子持ちのバリキャリウーマン。日々書き留めていったブログ(ツイッター)を、のちに書籍化したのが大ブレイク。

とでもいったところでしょうか・・・

今年の冬は寒さが厳しく、大雪などで苦労されてる方も大勢いらっしゃると思いますが、千年前の冬に思いをはせて、じきにやってくる美しい春の曙(あけぼの)を待ちませんか。