10円玉はいつも持っていた方がいいですよ
先日、大量の硬貨を持ってると目減のリスクを負う時代になったという記事を書いたけれど(下記参照)、
でも10円玉は別。常に少し持って歩いていた方が良い。
それは公衆電話を使う時のため。
でも「公衆電話なんていつ使うの?」そう思うかも。
TVドラマでも公衆電話は逃亡する犯人が使うものと相場が決まってる。
R55世代は昔日常的に使っていた公衆電話だけど、平成生まれに使い方がわかるか聞いたら「まあ何とか。でも実際には使ったことない」という返事だった。
携帯電話の普及と共にNTTは公衆電話を大幅に減らしていったので、今では街のどこに電話ボックスがあったか思い出せない人も多いかもしれない。
普通は必要のない公衆電話が、突然必要不可欠なものになるのは大規模災害時。東日本大震災の際、公衆電話に並ぶ長蛇の列が今だ記憶に新しい。
大きな災害時は、家の固定電話や個人のスマホは制限がかかってつながりにくくなるけれど、公衆電話は規制対象外で通話が優先される。しかも停電でも使える優れモノ。(停電時テレカは使えないので硬貨が必要)
だから震災の時、家族の安否を確認したい大勢の人々が数少ない公衆電話に列をなしたのだ。
災害時だけではなく、スマホを持っていない・失くした・充電切れの時などにも、もちろん便利に使える。
だからいざという時のために、いつも10円玉はある程度持っておいた方が良いし、日頃から近所やよく行く場所のどこに公衆電話があるかも意識しておいた方がいい。
設置場所がどこかわかるサイト↓
公衆電話を知らない子供たちには、親御さんは一緒に場所を確認し、使い方を教えてあげてほしい。実際に一度使わせてみるのが一番。(もしお父さんお母さん自身が知らないのであればまず使ってみて!)
でも一番重要なのは電話番号! スマホが使えない状況で番号がわからなければさすがにお手上げ。
頭で覚える必要がなくなって、家族の番号もわからないという人も多い。そうでなくても緊急時には気が動転して思い出せなくなってしまうかもしれない。
結局、番号をメモした紙を10円玉と共に持ち歩くのが最も安心なのかもしれない。
あと、昔よく公衆電話を使っていた世代も注意。家の電話にかけた記憶でスマホにかけると10円ではあっという間に切れちゃいますよ。それと消費税分通話時間が少し短くなっているから、やはり何十年ぶりにかけて感覚刷新しておいた方がいいかもね?
※公衆電話は硬貨やテレカがなくても110番・119番の緊急通報はできます。