会社の女子トイレあるある
よく雑居ビルなどの共有のトイレに入った時、それがたまたま昼時などだと、おそらくそのビルの会社に勤務しているのであろう女性陣が陣取って歯を磨いていることがあります。そういう時、私は少しだけストレスを感じてしまう。なぜでしょう。
【目次】
そう感じるのは昭和の人間?
少ない洗面台を歯磨きにより長時間占拠されることも困るのですが、
多分私は、本来自分の家など人目のない場所でやる身づくろいを、皆のいる公の場で行われることに少し抵抗を感じるようなのです。
口内の汚れを吐き出す歯磨きや、会社の男性トイレからたまに聞こえてくるジョリジョリという電動髭剃りの音や爪を切る音はさらに気になってしまいます。
家で家族がやっていても何も感じませんが公の場で他人がやっていると"ザワッ"とするのは、電車の中で堂々とフルメイクしている女子を観ているときの気持ちと近いかもしれません。
恐らく"内と外"の概念を強く持ってしまっている昭和の人間には、より感じられてしまうことなのかもしれません。
ランチタイムの女子トイレ洗面台
私の会社でも昼休みが終わる頃、女子トイレ数台の洗面台全てが歯磨きで一斉にふさがります。確かに歯のためには磨くべきなのだけれども、でもこの時間帯はやはり大勢がトイレを使うので、正直ちょっと困惑するのです。
磨いている間は暇だからか、後から入ってきた他の人を歯ブラシを動かしつつ無意識に何となく見ている(実際には見ていなくてもそう感じてしまう)。これもちょっと嫌。
この感じ、何か昔もあったな・・・と思い返すと「そうだ喫煙者だ」。
昔は所かまわずどこでもタバコを吸っていたし携帯電話もなかったから、喫煙者はタバコを吸いながら他にやることもなく、よくぼーっと周りの人を見ていました。
たまたま近くにいて見られる側の自分の方がなぜか引け目に感じてしまうような、そう、あの感じ。
当時そういう人は中高年男性が多くて、ぼーっというよりむしろ”人を観察する”喫煙者も多くいたから一層それが嫌でした。
何も持っていない人がその場にとどまって他人を見ていたら怪しいけれど、その手に「たばこ」や「歯ブラシ」を持っていた場合、それらが免罪符になるとでもいうように。
不良なら「てめー何ガン飛ばしてやがる!」、はるな愛なら「ちょっと何見てるのよー」(両方古っ!)なーんて反撃すれば良いのでしょうが、それはできない私はただの"自意識過剰さん"なのでしょうか。
夕方の女子トイレ洗面台
メイクもそう。トイレの洗面台でちょっとメイク直し程度なら何の問題もないけれど、鏡に思い切り近づいてかなり時間をかけて真剣にアイメイクなどしているところに出くわすと困ります。こちらは夕方に多いです。
本来は誰か来たら気を遣って一歩下がるべきでしょう。実際そうする人の方が多いですが、中には全く意に介さない女性もいます。
「ちょっとすみません」と言ってその人を下がらせて手を洗うのは少し抵抗がありますが、こちらは個室から出てきて手を洗うしか他に何もできませんから割り込ませてもらうのですが、 その瞬間は自分の方が何となく悪いことをしているような気持ちになってしまう、
この性格は自分でもちょっとどうなんだろうなーと思うのです。