何回目かの梅雨もあけ(?)毎日暑いですね。我が家ではクーラーをつけっぱなしです。電気代は気になりますが、具合悪くなってしまう方がトータルコストで高くついてしまうので目をつぶって・・・。ということで、今日はクーラーを我慢しちゃダメという話をします。
【目次】
一番発熱しやすいデリケートさんは脳
実は、体の中で最も活発に動いていて最も発熱しやすいのは「脳」なのだそうです。体全部の司令塔ですから、自分が眠っている間も無意識下でも1秒も休むことなく常に生命活動の維持のためにフルで働き続けてくれています。
ただ脳は熱に弱い。高熱が出ると朦朧とすることからもそうなんだろうなと想像できます。脳の働き過ぎでぐったりするのは、必要以上に発熱してオーバーヒートを起こしているからなのでしょう。パフォーマンスにダメージが出てしまうわけです。
脳は頭蓋骨に守られているから自らを外気で冷やせないため、血管や鼻経由で冷やさなければならないそうです。
よく「熱中症になったら腋の下や鼠蹊部などを冷やせ」といいますが、これは太い血管がある場所を冷やすことで冷たい血液を循環させて体温を下げるため。いわば水冷(水じゃないけど)。
「鼻呼吸が良い」というのも、鼻から冷気を送りこみ自律神経とそれを司る脳をクールダウンさせるから。つまり空冷。といったところでしょうね。
このように猛暑が続くと、体温や発汗、呼吸などの調整を司っている自律神経に常に負荷がかかる=脳の発熱を招いてしまう。他にも様々なストレスがあれば一層自律神経に負荷がかかります。
それに今は常時マスクで鼻と口をおおってるからなおさら熱を逃がしにくく脳の熱が上がりやすくなっています。
暑さを我慢していても、パフォーマンスや効率が落ちたり具合が悪くなったり、ひどいと熱中症になってしまったりするわけです。
脳が快適な室温は22~24度
脳の負荷にならず良い状態でいられる室内温度は22~24度なのだそうです。勉強や仕事の効率が最も上がるのもそれぐらいの温度だという実験結果を読んだことがあります。
今言われている「室温28度に」というのはちょっと暑過ぎかもしれません。オフィスで「節電だ」と言って28度設定にしていてもまだ結構暑いです。それで社員のパフォーマンスが落ちるようなら元も子もないのですが…。
エアコンは冷えるから苦手というお年寄りや女性も多いですが、お年寄りは暑さや喉の渇きを感じにくくなっているので知らないうちに熱中症になりやすいし、筋肉量が少ない女性も寒さを感じやすい。
本来は少し涼しいくらいの温度が理想的なのだそうです。
脳にとっては25度位が最も快適できちんと機能できる。これは何も勉強や仕事の高成果のためだけでなく、自律神経や体を守ることにつながることなので、熱帯夜や暑すぎる日はクーラーをうまく利用して過ごすことが大事なのだと思います。
ということで、我が家は今夜もクーラーつけて寝ましょう。でもあとで電気代の請求書を見て、ストレスで自律神経が乱れ脳に負担かけるんでしょうね泣