「えきねっと」を騙る詐欺メールが私にも届いた
最近話題になっている「えきねっと」を騙るメールが私にも届いた。"えきねっと"とはネットで指定券予約などができるJR東日本のサービス。
「えきねっとアカウントの自動退会処理について」という件名で、『しばらくえきねっとの利用がないからアカウント退会にするよ、でももし継続するならここからログインして手続きして』みたいな内容。
これはちょっと危なかった。
以前は出張など仕事で色々と交通系サービスを利用していたから。でももう長いこと触れていなかったので、「そういえば入っていたっけかな」程度の記憶で、軽い気持ちでURLをクリックしてしまいそうな内容。
もしクリックしたら、本物と見分けのつかないフィッシングサイトへ誘導され、入力したクレジットカード番号や個人情報をそのまま盗まれてしまう。
ただこの時は「ID&パスワードなんてもう忘れた。調べるの面倒だし…あとにしよう」とか思ってそのままスルーしていた"ものぐさ"が結果的には幸いした。
後日、この詐欺メールが出回っているので気をつけろといったニュースを読んでヒヤっとしたものだ。このパターンで様々な交通系サービス(電車・航空)のなりすましが出回っているらしい。
よく考えれば、えきねっとのWebは見ていたけれど会員登録はしていなかった。なのにうっかりクリックしそうになった。こういう人、きっと多いと思う。
ちょっと前にはAmasonやヤマト運輸など宅配を装うメールも多かった。
様々な本物のサービスから、様々な本物のメールが届くのでますます見分けがつきにくい。このえきねっと偽メールも、元々はJR東日本が送っていた本物メールの内容をそっくり利用したものだという。だから騙されやすいわけだ。
ネットひとつで済む便利さが広がるのと引き換えに、こういったリスクも同時に増えていく。
昔から詐欺メールはあったけれど、いかにも怪しさ満載、日本語が変、などですぐ見抜けたものだけれど、どんどん巧妙になっていて、今はある程度リテラシーがある人でもやられてしまう。
ごく最近では「ウクライナの件はご存知ですよね」という、何やら上から目線タイトルの送信者不明メールが複数回届いた。これはわかりやすいので即削除しているけど、多分インチキな寄附でも募っているのだろう。
こういった人道的なことを利用するのは一層許せない。大地震や大規模災害などのたびにこういった詐欺が横行する。
自分はひっかからないと思っても、それは今まで単に運がよかっただけなのかもしれないな・・・