R55女性あるある

R55世代(50~60代)女性の、心身や環境の変化・長年の仕事での経験・主婦目線での生活など綴るブログ

倍速視聴は、脳を活性化するけど知識習得には不向き?

私はテレビ番組を倍速で見ることがある。1時間程度のニュース番組は録画して、実際の時間から遅れて視聴スタート。

早送りで画面を追い、
・興味を持ったニュースや特集などは早送りをやめてちゃんと観る
・一応知っておいた方が良さそうだなと思う部分は倍速で見る
・すでに知っている天気予報やスポーツの結果、途中のCMは全部飛ばす
するとリアルタイムとそう変わらない時間に見終わる。

情報や知識を得る取捨選択の手段として倍速機能を利用すると、時間の節約につながるので便利だ。

以前職場で、同じ様なことをしている先輩がいた。でもニュースだけでなくドラマも倍速で見ると言っていたのには驚いた。

私はドラマはゆっくり楽しみたいのでさすがに倍速視聴はしない。

むしろ、気になったシーンや聞きとれなかったセリフなどを少し戻して見直したりもする。途中のCMはやはり飛ばす。だから、たとえリアルタイムで見れる場合でも見ずに録画している。
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企業では昨今、集合教育や研修などの多くがWBT(Web Based Training)に置き換わってきている。これは各自パソコンでWeb上の教育メニューにアクセスして受講するシステム。

全員を同じ場所に集めて教育する場合、その間全員の本業務を同時に停めることになるし、交通費など経費がかかる場合もある。特に今は3密を避けるためにも、ほとんどWBTで行なうようになった。

WBTは期限内の各自都合が良い時間に自席で受講できる。受講後に理解度を計るテストやアンケートの回答をして終了となる。

これにより誰がいつ受講したかすぐわかり(だから受けていないと上司から催促される!)理解度やアンケート結果も自動集計されるから研修の主催者も楽だ。

形式は、図表などのスライドに説明の音声がついたものが多い。また誰かの話を録画した動画もある。

ここで、集合教育ではあり得なかったWBTならではの問題が浮上する。

それは「多くの社員がこれを倍速で聴いている」という事実。"ながら視聴"している人も大勢いる。特に時間の長いメニューはその傾向が強い。

皆さっさと終わらせて、システム上「受講済」にしたいのだ。本当にちゃんと頭に入っているかどうか、はなはだ怪しい。

今は、こういった教育ものだけでなくYouTubeなど様々な動画も倍速で見る人が増えているそうだ。

倍速視聴は脳の働きを活性化するメリットがある。その一方で、知らないことを学ぶ場合は理解が追いつかなかったり、すぐ忘れてしまいやすいというデメリットもあるという。だから、新しい知識を習得するための動画で倍速視聴するのはあまり意味がないようだ。

ということは、勉強で「新たに覚える時は普通にしっかり聴いて、ある程度覚えたら復習時に倍速で繰り返し聞く」というのが一番効率良いかもしれないですね。