セブンでダイソーはじめました。さてその心は?
通りがかったセブン-イレブンのガラス窓に、ピンク色のダイソーのロゴが大きく貼ってあるのに気づいた。
「あれ、セブンに前からあったっけ?」と思って入ってみると、確かにダイソーの商品を並べた2段程度の棚があった。
置いてあったのは、除菌シートやポリ手袋、ゴミ袋や水切りネットなどいわゆる生活消耗品ばかり。その商品もラインナップのほんの1~2種類に限定されている。(他の地域も同じなのかは知らないけれど、私の生活圏ではそういう品揃え)
私はダイソーが生活圏内にあってよく行くので、セブンに置かれた商品は全て見知っているものだったし、日頃実際に購入しているものもあった。
この品揃えは、ダイソーに行った時の「こんなものまであるの?」という楽しさみたいな感覚は全くなく、「ダイソーもあるからセブンに行こう」という風にはならない。あくまでも生活必需品の品揃えの強化に思えた。
正直言ってコンビニの日用雑貨は安いというイメージがない。実際、日常的に行っているドラッグストアやスーパーではほぼ同じ商品をもっと安く売っている。だから私もコンビニではそのジャンルの商品は買っていない。
今回セブンがダイソーを取り入れたのは、そういったイメージを払拭したいからではないかな?「ダイソー=100円=安い」と思わせ、コンビニで日用品も買わせるため。そう思った。
"近くにあるのはコンビニ"というお宅の場合、日用品が安ければ、週末に買い出しに行かなくてもそこで買おうとなる。それに他の店が閉まった夜中や朝でも買える24時間営業の強みもある。
今はまだ厳選されたであろう少ない商品数だけど、もしうまくいったら徐々にそのダイソースペースは広がってくるかもしれない。
それにしても、ピンク色のPOPでディスプレイされた棚や、ダイソーと全く同じ商品をそのまま置いてあることは少し意外だった。
というのも、セブンは他社商品に対し「オリジナルそのままではなく必ず何らかのセブン仕様に変更しないと置かせてもらえない。そのために交渉で話がまとまらなかった」と、以前某メーカーの関係者から聞いたことがあったから。
もしそれが本当ならセブンが方針を変えたのか?それともあくまで実験なのか?
今後、ピンク色の面積がどうなっていくのか、ちょっと興味ある。